BRAND DESIGN — LOGO
ロゴ制作事例 – 水道設備工事会社のロゴデザイン




シンボルマークにイニシャルを潜ませた水道設備会社のロゴデザインです。
水面から上がる湯気や蒸気のように、やわらかく揺れる二つの図形。濃淡を表すグラデーションにより、二つの図形から「温度」や「動き」を感じることができます。水道設備工事の企業であることから、シンボルマークのモチーフは「水」や「温水」をイメージできるデザインです。
「A」の隠されたデザイン
そのシンボルマークの後ろには、水色の図形と連結する形で企業名の頭文字である「A」をひそかに形成。アルファベットの要素をプラスすることで、マークの意味合いをより深く、また、デザイン面でもシンボルマークに奥行きを出しています。


水道設備工事のロゴに描かれた揺らぎ
水道設備工事の会社と聞くと、蛇口や配管をモチーフにしたロゴを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、蛇口や配管のイラストをそのまま描くと、どうしても「修理屋さん」のような限定的なイメージになりがちです。実際には給湯設備の設計施工や空調配管まで手がける企業であっても、蛇口のアイコン一つでは事業の幅を伝えきれません。
このロゴでは蒸気や湯気のような揺らぎをモチーフに選ぶことで、「水」と「熱」の両方を一つのシンボルに集約しています。水道の冷水だけでなく給湯や暖房まで含めた設備全般を視覚的にカバーできるのが、抽象的なモチーフを選んだ実務上のメリットです。
加えて、蒸気は「上に昇っていく」動きを持っています。静止した蛇口のアイコンが「今ある設備」を示すのに対し、立ち上る蒸気は「動いている状態」「稼働している状態」を暗示します。水道設備工事の企業にとって大切なのは設備そのものではなく、設備が正常に動き続けることです。揺らぎのあるフォルムにはそうした「稼働」のニュアンスが含まれています。
青と赤のグラデーションが担う役割
水色と赤色という対照的な二色を使っている点は、単なる配色上のアクセントではなく、水道設備工事における「冷水と温水」を直感的に伝える仕掛けです。水道の蛇口に付いている青と赤のマークと同じ原理で、見た人が無意識のうちに「水まわりの仕事をしている会社だ」と理解できます。
ただし、そのまま原色を使うとロゴとしてはまとまりに欠けるため、どちらもグラデーションで淡くぼかしています。淡い色調にすることで、対比の強さを残しつつ、企業ロゴとしての落ち着きや清潔感を保っています。工事会社のロゴは作業車や作業着にプリントされることも多く、どんな背景色にもなじむ穏やかなトーンは、実際の使用場面でも扱いやすい設計です。
制作ロゴデザイン に対する感想
VOICE ※第三者による感想です色とフォルムに水の特性を落とし込んだロゴデザイン
ゆらめきと温度を意匠化
入れ物やふれたものによってかたちを変えていく水のしなやかさを、ゆらぎを感じるフォルムで。そして、水とお湯という温度の差を色の違いで。水の要素をデザインに落とし込んだそのフォルムが、まず目に飛び込んできます。その間に社名のイニシャルである「A」が隠されているのを見つけると、ロゴがより立体的に感じられますね。立体的な表現をすることによって、ゆらぎのデザインにより自由度が加わっているような気がします。水のしずくのようにも見えてきますね。
水色と赤色の強い対比がシンプルなフォントと好対照
青と赤は互いに主張が強い色同士ですが、淡くグラデーションをかけることで全体がまとめられているようです。また、すっきりした形状のフォントで社名が表記されているので、対比的な関係の色を使っても派手な印象にならず、しっくりと落ち着いていますね。しなやかな印象でどことない清潔感さえ漂う、企業らしいロゴデザインではないでしょうか。
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