
赤、青、白のトリコロールを使って爽やかな垂れ幕デザインに。
黒色の背景に、赤、青、白のトリコロールを意識した色使いで爽やかに仕上げました。モーターサイクルのカラーリングでよく見かける原色の鮮やかなレッドとブルー、そこに白抜きでライダーが駆ける姿をあしらっています。写真のように精密なイラスト素材で、躍動感を表現しました。
ライダーの向きと色彩 – 未来への進行と上昇イメージ
デザインの世界では、左を向くと「過去を振り返る描写」、右を向くと「未来を見る描写」とされることが多いため、ライダーは未来の方向、つまり右向きにレイアウトしています。また、レッドとブルーのラインは、「上り調子」をイメージしやすい右上がりになるようにデザインしました。
目立つ情報表示と熾烈なレースの表現
黒色の背景には、タイヤ痕を縦横無尽にレイアウトして、熾烈なレースの様子を彷彿とさせるデザインにまとめました。垂れ幕という性質上、パッと目に飛び込んできた一瞬で情報が読み取れるように、「入場無料」を丸い図形で目立たせ、大会名は大きく白い文字で表しています。


道路に掲示する視認性の高い垂れ幕デザインのポイント
垂れ幕は建物の上部など、高い位置に掲示される広告物です。大きさの規定は地域や場所によって異なりますが、高所に掲示されるために『存在感』が重要視されます。また、一瞬で伝えたいことがわかるようなデザインであることも大切です。
シンプルかつ明瞭なデザインの重要性
垂れ幕はデパートなどの催事のお知らせでよく使用されるため、建物に掲示することが多いですが、イベント内容によっては道路沿いに掲示されることもあります。
視線を奪いすぎない情報の整理
道路を使用する駅伝のお知らせなどは、ドライバーに知っておいてほしい情報のため、道路に掲示されることが多いのです。道路に掲示する場合は、いかに一瞬で情報が読み取れるかが重要になります。
情報を詰め込みすぎると、垂れ幕に気を取られて事故につながることも考えられます。道路に掲示する場合は、あえて背景を黒にするのも有効でしょう。
直感的な要素の取り入れ
視認性の高い垂れ幕にするためには、直感的な要素を入れることもあります。イラストや写真といった直感的要素を入れる場合は、背景が白や黒の方が目立ちやすいというメリットもあるのです。
テキスト情報の最適化とデザインの工夫
背景を黒にして文字を白にすれば、テキストの視認性が高いため道路上でもしっかりと情報を読み取ることができます。テキスト情報は厳選して、イベントに興味を持った人が知りたい内容だけを載せることが大切です。
- イベント名
- 開催日時
- 開催場所
- 入場料の有無
作例ではレーサーのイラストを白抜きにし、テキストもそれに合わせて同じように白抜きにしています。赤と青の帯がスピードをイメージさせるため、どんな内容のイベントなのかがイメージしやすいように工夫しました。垂れ幕という限られた範囲で、いかに瞬時に情報を伝えられるかを考えながらデザインすることが、視認性の高い仕上がりを叶えます。
縦長メディアは「上から下へ落ちる視線」に情報を載せる
垂れ幕・懸垂幕は、ポスターやチラシとは視線の流れがまったく異なる縦長メディアです。高所に掲示されるため、見る人の視線はまず幕の上部に入り、重力に従うように下へと降りていきます。この一方通行の流れを前提にすると、情報の積み方は自然と決まってきます。最上部にイベント名やキービジュアルなどの「気づかせる情報」、中段に日時・会場といった「検討させる情報」、最下部に主催者名や問い合わせ先などの「補足情報」——という三層構造です。
この作例でも、疾走するライダーのビジュアルと大会名で視線を掴み、丸囲みの「入場無料」で足を止めさせる順序が機能しています。また、縦長比率では横書きテキストの1行に入る文字数が限られるため、長いイベント名は改行位置の設計が印象を左右します。意味の切れ目で行を割り、行ごとの文字サイズに強弱をつける——縦のリズムを作る意識が、縦長メディアを攻略する鍵になります。
制作垂れ幕デザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
スピード感のあるアクティブで爽やかな垂れ幕デザインですね。
トリコロールの爽やかさと躍動感の表現が魅力的なデザイン
トリコロールの爽やかなカラーリングと躍動感の表現が魅力的です。色使いとオブジェクトの相互的な効果により、視覚的な迫力と興奮が伝わってきます。実際のレースに参戦していそうなリアルなライダーの姿と、バイクのカラーリングにありそうな色の組みあわせが、会場の熱気や盛り上がりを想像させてくれるようです。よく見ると、黒色の背景にはタイヤ痕が縦横無尽に配置されていますが、これも平面のデザインに奥行きを与える効果がありそうです。右上がりに置かれた二色のラインも、アクティブな印象です。
情報の認識しやすさと目立ちやすさが◎
垂れ幕はその性質上、一瞬で情報が読み取れるようなデザインが重要です。こちらのデザインも、「入場無料」は丸い図形で目立つように強調されて、大会名も大きく白い文字で表現されています。これらは見る人の記憶に一瞬で記憶されやすく、視覚的なインパクトを与えるでしょう。黒色の背景に鮮やかな色使いが映えて、垂れ幕全体の目立ちやすさが高まっています。
「何メートル先から読ませるか」を先に決めると文字サイズが決まる?
屋外の大型幕をデザインする際、最初に確認しておきたいのが想定視認距離です。目安として、文字の高さ1cmにつき約4〜5m先から判読できるとされており、たとえば30m先の歩行者や車から読ませたいなら、文字高はおよそ7〜10cm以上必要という計算になります。パソコンの画面上では十分大きく見えても、実寸に引き伸ばすと想像以上に「読めない」ことがあるため、原寸の一部をプリントアウトして距離を取って確認するひと手間が有効です。
もうひとつ、データ制作時に見落としやすいのが仕立ての影響です。垂れ幕は四辺を折り返して縫製したり、ハトメ(金属の穴)を打ったりして設置されるため、端から10cm程度は文字や重要な要素を置かない安全マージンを取っておくのが無難です。風でたわむ素材特性も考えると、緻密なディテールよりも、この作例のような太い帯とシルエットによる大胆な構成こそが、屋外メディアでは最も「強い」デザインだと言えるでしょう。
疾走感溢れるバイクショーのビジョンが想像できるデザイン
・爽快感と興奮が交差する配色
赤、青、白のトリコロールは、まさに爽やかさと興奮の交差点に立つ色彩選択です。この鮮やかな色合いは、人々の心を揺さぶるエネルギーに満ち溢れていますね。特にレッドとブルーは、バイクのカラーリングに頻繁に用いられる色彩であり、視覚的な連携を強化します。ライダーのイラストは未来を指向する右向きに配置され、未来への前進とモーターサイクルのスピード感を一体化させています。
・生き生きとした色彩を生かす黒
背景の黒色は、赤、青、白のトリコロールを際立たせるだけでなく、力強さを付加します。タイヤ痕が無秩序に配置されていることで、実際のレースの混沌としたエネルギーを躍動的に描写しています。また、レッドとブルーのラインが右上がりに描かれていることで、「上り調子」を象徴。これから訪れるショーの期待感を高めます。
・情報とデザイン性のバランス
“入場無料” の情報は、強調された丸い図形で強調され、大会名も大きく白い文字で表現されていることで、一瞬で情報が読み取れるように工夫されています。この情報提示の明確さは、長時間閲覧できない場合もある垂れ幕の特性を考慮し、人々の記憶に強く残ります。背景の黒色が鮮やかな色使いを引き立てることで、全体の視覚的なインパクトも大きくなります。この垂れ幕デザインは、視覚的な魅力と情報の分かりやすさをバランスさせていると言えそうです。

※掲載している横断幕デザインのモックアップはイメージです。実際のサイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。
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