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無料ドリップアートツール

絵の具を、投げろ。無料ドリップアートツール「DRIP DRIP」を公開しました。


無料ドリップアートツール

考えるより先に手を動かして、何かを描いてみたい——そんな衝動はあっても、画材をそろえたり、汚れる準備をしたり、ソフトの操作を覚えたりと、いざ始めるまでのハードルは意外と高いものです。

ASOBOADは、絵の具を垂らし、飛ばし、ぶちまけて遊べる無料ドリップアートツール「DRIP DRIP」を公開しました。20世紀半ばにニューヨークのアトリエで生まれた「ドリップペインティング」を、ブラウザでそのまま体験できます。登録もインストールも不要で、開いた瞬間から絵の具を投げ始められます。

「DRIP DRIP」を使ってみる

 

どんなツールか

DRIP DRIPは、キャンバスに絵の具を「垂らす・飛ばす・ぶちまける・拭き取る」操作で、抽象的なアクションペインティングを描けるツールです。下絵を引いたり、構図を計算したりする必要はありません。手の速度や振った方向が、そのまま絵の具の表情になります。速く振れば細い線と飛沫が走り、ゆっくり溜めれば太いプールと垂れが生まれる偶然性こそが、このスタイルの魅力です。

完成した作品は高解像度のPNG画像として書き出せるため、SNSのヘッダーや、デザインの背景素材としてもそのまま使えます。スマートフォンからもアクセスでき、指先でキャンバスを操る感覚で楽しめます。

 

4つの道具と、おまかせ8スタイル

DRIP DRIPには、性格の異なる4つの道具が用意されています。

  • たらし込み:手の速度がそのまま線になる、基本の道具。
  • ハケ飛ばし:筆はキャンバスに触れず、振った先へ飛沫だけが飛びます。
  • バケツ:ドラッグで狙いを定め、離した瞬間にぶちまける。画面の主役を一撃で。
  • 拭き取り:溶剤を含ませた布。こするほど絵の具が剥がれ、下地が顔を出します。引き算で構図を整える道具です。

さらに、自分で描かなくても自動で絵が生まれる「おまかせ」を8スタイル搭載しています。「きまぐれ」「一筆の鞭」「嵐」「雨だれ」「飛沫の雨」「点描」「渦」「織り」と、それぞれ癖が異なり、何が出るかわからない楽しさがあります。気まぐれに任せる「きまぐれ」から、何千粒もの点が集まって像を結ぶ「点描」まで幅があり、まずは順番に試して好みの癖を見つけるのがおすすめです。

画像をアップロードする「ガイド画像」機能を使えば、その暗部に絵の具が集まる密度マップが生成され、シルエットやロゴ、ポートレートを抽象画のように起こすこともできます。たとえば「点描」で形のあたりを起こし、その上に「嵐」を薄く重ねると、抽象と具象のあいだを行き来するような一枚になります。白背景のポートレートやロゴと特に相性のよい使い方です。

 

使い方は3ステップ

1. パレットを選ぶ — 「秋のリズム」「ブルー・ポールズ」など、抽象表現主義の名作を思わせる9パレットから選びます。下地の色も連動します。

2. 投げる — 道具を選んで、考えるより先に手を動かします。失敗しても「元に戻す」と「拭き取り」があるので大丈夫。それがアクションペインティングです。

3. 保存する — 書き出し解像度を選んでPNG保存。スマホなら長押しで写真に直行します。

絵の具の量は「Load」のスライダーで調整でき、垂らした線の太さや飛沫の散り方が変わります。

 

キャンバスは回り、重力で垂れる

DRIP DRIPの特徴のひとつが、キャンバスを任意の角度へ回転できることです。かつての画家たちが床に広げたキャンバスの四方を歩いたように、描画の途中で回せば、軌跡はスピログラフのように歪み、垂れる方向も変わります。重力はつねに画面の下に働くため、回すと乾きかけの絵の具が再び流れ出す。この物理的な振る舞いが、偶然の表情を生み出します。

書き出しは最大4000×3000の高解像度PNGに対応し、背景は生キャンバス・ホワイト・チャコール・透過の4種類から選べます。透過PNGを選べば、そのままデザインの素材として使えます。

抽象画は”狙わない”ほどうまくいく?

ロゴやレイアウトを整える仕事をしていると、つい「きれいに、意図どおりに」と力が入ります。でもアクションペインティングは、その逆の発想がいちばん効きます。DRIP DRIPで遊んでいて気持ちいいのは、手の振りと重力にいったん主導権を渡してしまう瞬間です。狙って配置した飛沫より、勢いで飛んだ一滴のほうが画面を生き生きさせることが本当に多い。

コツがあるとすれば、足し算より引き算を意識することでしょうか。投げて、投げて、画面が賑やかになりすぎたら「拭き取り」で下地を覗かせる。その抜けがあるだけで、ごちゃつきが一気に”間”に変わります。キャンバスを回す機能も、わざと自分の予測を裏切るために使うと面白い。垂れの向きが変わって「そう来たか」となる偶然を、構図の起点にしてしまう。完成を狙いにいくのではなく、手と重力が出してくれた答えを後から拾う。その姿勢でいると、思いがけず素材として使える一枚に出会えます。

 

活用シーン

  • SNSのヘッダーやアイコンに、人と被らないオリジナルの抽象画像がほしいとき
  • デザインの背景や装飾に使える、透過PNG素材を手早く作りたいとき
  • ロゴやシルエット画像を、ガイド画像機能でアート風に展開したいとき
  • 何も考えず、絵の具を投げる感覚でリフレッシュしたいとき
  • 子どもと一緒に、汚れる心配なくお絵描きを楽しみたいとき

 

よくある質問

Q. 利用は無料ですか?

A. はい。すべての機能を無料でご利用いただけます。登録もインストールも不要です。

Q. 絵心がなくても使えますか?

A. はい。下絵は必要ありません。「おまかせ」の8スタイルを使えば自動で描画が進みますし、手で投げる場合も「元に戻す」と「拭き取り」でやり直せます。

Q. 作った画像は外部に送信されますか?

A. 描画処理はお使いのブラウザ内でおこなわれ、作成した画像が当方のサーバーに送信・保存されることはありません。ガイド画像として読み込んだ画像も、ブラウザ内で処理されます。

Q. アップした画像(ガイド画像)はどう使われますか?

A. 読み込んだ画像の暗い部分に絵の具が集まる「密度マップ」が作られ、その形に沿って描画が進みます。シルエットやロゴ、白背景のポートレートを抽象画のように起こせます。読み込んだ画像はブラウザ内で処理され、サーバーに送信・保存されることはありません。

Q. スマホで画像を保存する方法は?

A. PNG保存をするとプレビューが開きます。表示された画像を長押しすると「写真に保存」などのメニューが表示されます。書き出しは最大4000×3000の高解像度に対応しています。

 

ご利用にあたって

作成した画像は、SNSや資料、デザイン素材など、用途を問わずご利用いただけます。描画処理はお使いのブラウザ内で完結し、作成した画像やガイドに使った画像が外部サーバーへ送信されることはありません。サイト内で示すパレット名や作例は、抽象表現主義の表現を参考にした説明用のものであり、特定の作品そのものを複製・提供するものではありません。なお、サイト改善のためアクセス情報の解析ツールを利用しており、利用情報が外部事業者へ送信される場合があります。

考えるより先に、まず一滴。DRIP DRIPで、絵の具を投げる気持ちよさをぜひ味わってみてください。

 

「DRIP DRIP」を使ってみる

 

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この記事について

執筆: ASOBOAD編集部

デザインの潮流や作例調査をもとに記事制作・編集を行っています。

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