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無料CRT風エフェクト加工ツール

どんな画像も、ブラウン管の中へ。無料CRT風エフェクト加工ツール「CRT STUDIO」を公開しました。


無料CRT風エフェクト加工ツール

写真やイラストに「あの懐かしいブラウン管の質感」を足したい——そう思っても、専用ソフトのフィルタを探したり、難しい合成を組んだりするのは骨が折れます。レトロな走査線やノイズを手作業で再現するのは、デザインに慣れた人でも手間のかかる作業です。

ASOBOADは、アップロードした画像をブラウザ上でブラウン管(CRT)モニター風に加工できる無料ツール「CRT STUDIO」を公開しました。走査線・色収差・ノイズ・画面の湾曲などをリアルタイムに調整でき、登録もインストールも不要で、すぐに使えます。

「CRT STUDIO」を使ってみる

 

どんなツールか

CRT STUDIOは、お手持ちの画像や写真を、かつてのブラウン管ディスプレイで映したようなレトロな質感に変換するツールです。CRT(Cathode Ray Tube = 陰極線管)特有の走査線(スキャンライン)、RGBの画素構造を再現するシャドウマスク/アパーチャグリル、画面の湾曲、にじみや色収差、ノイズやちらつきといった要素を、ブラウザ上でリアルタイムに合成します。

最大の特徴は、静止画にとどまらないことです。ノイズやローリングバーなどの「動くエフェクト」を、最初と最後がぴたりと繋がるシームレスループのMP4動画として書き出せます。PNG画像はもちろん、SNS素材や配信の背景ループにもそのまま使える仕上がりです。縦長・正方形・横長のいずれの画像でもアスペクト比を保ったまま加工できるため、用途を選びません。

 

30以上のパラメーターと12種のプリセット

CRT STUDIOは、走査線・マスク・湾曲・色収差・にじみ・ブルーム・ノイズなど、30以上のパラメーターを個別に調整できます。「走査線の本数」「マスクの種類(アパーチャグリル/シャドウマスク/スロットマスク)」「画面の湾曲」「色収差のズレ幅」といった細かな項目をスライダーで動かしながら、狙った質感をピンポイントで作り込めます。

細かい調整に入る前の出発点として、12種類のプリセットも用意されています。クセのない「デフォルト」、高精細な「トリニトロン風」、ゲームセンターの筐体らしい「アーケード モニター」、お茶の間テレビの甘い画の「家庭用 ブラウン管TV」、業務用の「PVM/業務用モニター」、緑やアンバーの単色端末、「VHS風」「防犯カメラ」「デスゲーム」「サイバーパンク」「レトロゲーム機」など、世界観をワンクリックで再現できます。プリセットを当ててから微調整する流れなら、CRTに詳しくなくても迷いません。

 

装飾トッピングと共有機能

作例

画面に映る装飾も加えられます。点滅する「REC表示」、防犯カメラ風の日時タイムスタンプ、白い枠線などを、画像と同じCRTエフェクト越しに焼き込めます。日時は点滅時にコロンが約1秒周期で点滅し、秒は表示しないためループ動画でも自然に繋がります。さらに、好きな文字を任意の位置・サイズ・色で入れられる自由テキストにも対応し、書体はドット(DotGothic16)/ゴシック/明朝から選べます。

作り込んだ設定は、URLリンク・JSON・コードとして保存・共有できます。同じ質感をいつでも再現でき、チームでの共有にも便利です。

 

4ステップで完成

1. 画像を開く — 「画像を開く」ボタンやドラッグ&ドロップ、貼り付け(Ctrl/⌘+V)で読み込みます。縦長・正方形もそのままでOKです。

2. プリセットを選ぶ — 12種から世界観をワンクリックで適用します。まずはここから始めるのがおすすめです。

3. パラメーターを調整 — 走査線・湾曲・色収差・ノイズなどをスライダーで微調整し、REC・日時・枠などの装飾も追加します。

4. 書き出す — PNG画像、またはループMP4動画として保存します。設定はリンクで共有もできます。

 

ループ動画とブラウザ完結の仕組み

動画の書き出しには、ブラウザ内でエンコードを行うWebCodecsを利用しています。形式はMP4(H.264)で、長さは1〜8秒、FPSは24/30/60、解像度は原寸からと、用途に合わせて指定できます。サーバーへ送信せずに端末内でエンコードが完結する仕組みです。なお、走査線やノイズは細かい成分が多く動画圧縮が苦手とするため、最高画質が必要な場合はPNG書き出しをご利用ください。動画の書き出しには、端末・ブラウザがWebCodecsに対応している必要があります。

画像の加工処理は、すべてお使いのブラウザ内で行われます。アップロードした画像が当方のサーバーに送信・保存されることはありません。手元の写真や検討中の素材を扱う場面でも、データが端末内にとどまる仕組みです。

レトロ加工は、”足し算”より”狙いを決めてから”?

CRTエフェクトは要素が多いぶん、ついノイズも走査線も色収差も全部強めにしたくなります。でも、私が加工するときにまず決めるのは「何風にしたいか」という一点です。クリアな”いいテレビ”を狙うのか、録画したVHSの甘い質感を狙うのか、監視カメラの無機質さを狙うのか。狙いが決まれば、強調すべき要素は自然と絞れます。VHS風なら色にじみと横ゆれを効かせ、走査線はむしろ控えめに。トリニトロン風ならマスクを立てつつにじみは抑える、という具合です。

CRT STUDIOに12種のプリセットが用意されているので、この「狙い」をいったん形にしてくれます。そこを起点に一つか二つの要素だけ自分の好みに寄せると、ぐっと締まります。全部を盛ると、結局どの時代のどの画面なのか分からない”なんとなくレトロ”になりがちです。元画像の良さを消さない範囲で、狙いに必要な要素だけを足す。この引き算の意識が、説得力のあるレトロ加工につながります。

 

活用シーン

  • 写真やイラストに、ブラウン管らしいレトロ・ノスタルジックな質感を加えたいとき
  • SNS投稿や配信の背景に、シームレスにループするMP4素材を用意したいとき
  • 防犯カメラ風・VHS風など、特定の世界観の演出画像を手早く作りたいとき
  • ゲームやレトロをテーマにしたバナー・サムネイルの素材を作りたいとき
  • 同じ質感を何枚も揃えたい、チームで設定を共有したいとき

 

よくある質問

Q. 利用は無料ですか?インストールは必要ですか?

A. 完全に無料で、インストールは不要です。Webブラウザだけで動作します。会員登録もいりません。

Q. アップロードした画像は外部に送信されますか?

A. 画像の加工処理はあなたの端末内(ブラウザ)だけで行われ、サーバーへ送信されることはありません。

Q. 静止画だけでなく動画も書き出せますか?

A. はい。ノイズやローリングバーなどの動くエフェクトを、継ぎ目なく繰り返すシームレスループのMP4動画として書き出せます(WebCodecs対応ブラウザ)。長さ・FPS・解像度も指定でき、PNG画像の書き出しにも対応しています。

Q. 縦長や正方形の画像でも使えますか?

A. はい。アップロードした画像のアスペクト比をそのまま維持して加工します。REC表示や日時などの装飾も自動調整されるため、横長・縦長・正方形のいずれでも崩れません。

 

ご利用にあたって

作成した画像・動画は、あなたが権利を持つ画像を入力した場合、生成物を自由にご利用いただけます。ただし、入力画像の著作権・肖像権等は利用者ご自身で確認・確保してください。「トリニトロン」「VHS」「PVM」「ファミコン」等の名称は各社(ソニー、JVC、任天堂 ほか)の商標または登録商標であり、本ツールでは各機器の雰囲気を示す記述的な呼称(〜風)として用いているのみで、各社・各製品との提携・許諾・関連は一切ありません。生成物の公開・配布・販売等に生じる結果は、すべて利用者の責任となります。本ツールの仕様・機能は予告なく変更または終了する場合があります。

懐かしいブラウン管の質感を、いまの一枚に。CRT STUDIOをぜひお試しください。

 

「CRT STUDIO」を使ってみる

 

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この記事について

執筆: ASOBOAD編集部

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