
SNSや動画プラットフォームが普及した現代において、「無料のSNS用アカウントさえあれば、コストをかけて自社独自のホームページ(Webサイト)を作る必要はもう無いのではないか」と考える経営者の方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ビジネスにおいてステークホルダーと本格的な信頼関係を築き、中長期的に安定した集客や売上の基盤を作る上で、ホームページが担う役割はかつてないほど重要視されています。
本記事では、なぜ今の時代の事業展開において自社ドメインのホームページが不可欠なのか、そしてそれがどのように「有能な営業・広報のアセット」として機能するのか、その本質的な役割とメリットについて詳しく解説します。
ホームページを通じて事業の信頼性を高める

事業を知ってもらい、集客を図り、契約や購入、サービス利用につなげるための手段は多数あります。飛び込み営業やさまざまな機会での名刺交換、ポスティングチラシの配布やDM、テレビCMやラジオCM、雑誌広告や新聞広告、新聞折り込みチラシなどです。
インターネットが普及していなかった時代には、営業担当者による営業活動やチラシやパンフレットの内容、CMや広告を見て興味を抱いて、商品購入やサービス利用、契約などにつながっていました。ですが、今の時代はそれが全てではありません。
さまざまな媒体に接した後、ワンクッション入ります。それは、インターネット検索で企業情報などを検索するというものです。
企業のホームページがあるか?事業内容がわかりやすく説明されているか?事業の実績があるか?等を確認するためにインターネット検索が行われます。ホームページがないと、小さな会社ではないか?実は事業を行っていない架空の会社ではないか?創業間もなく実績がない会社ではないか?と思われかねません。
事業の信頼度を高めるにはホームページの存在が重要性を帯びています。
ただし、ホームページが存在しても、どのような事業をどう行っているのか、こだわりは何か、どのような技術や設備を有しているのか、商品の強みは何か…など相手が知りたい内容が書かれていないと、やはり信頼度は高まりません。
また、情報が古く、長く更新されていないとわかると、信頼度が薄れるので注意が必要です。事業の信頼を高めるには、ホームページが存在すること、内容が充実していること、更新を行い、最新の情報を提供することが大切です。
事業の知名度を高める

ホームページのコンテンツが充実し、頻繁に更新をしていけば、SEO対策にもつながります。SEO対策は類似の事業を営む数多くの企業の中から見つけてもらい、選んでもらうことや知名度を上げていくうえでも欠かせません。
事業のジャンルやサービス名、商品名などで検索した際や解決したい問題や悩み、地域における事業者探しなどをした際に上位にランキングされれば、ホームページへのアクセス数も高まります。
今の時代は企業のセキュリティが厳しくなり、家庭も日中は留守が多く、飛び込み営業の効率は極めて悪いです。テレビやラジオの視聴率は低下し、新聞や雑誌の購読者も減少し、チラシやDMは見られることなく捨てられることも少なくないでしょう。
必要な商品やサービスを探したい時や利用したい事業を見つけたい時は、法人客・個人客を問わず、インターネット検索を行います。知られていない企業や事業であっても、ホームページを制作してSEO対策を施しておくことで知名度が高まり、集客や依頼につながります。
「指名検索(ブランド検索)」を取りこぼさない
消費者は、SNSであなたの魅力的な商品やサービスを偶然知った後、必ずと言っていいほどGoogleやYahoo!の検索窓に「企業名」や「ブランド名」を打ち込みます(指名検索)。
この時、もしきちんとした公式ホームページが存在しなければ、ユーザーは「この会社、本当に実在するのだろうか?」「詐欺サイトではないか?」と一瞬で不安になり、購入や問い合わせ(コンバージョン)の手を完全に止めてしまいます。ホームページは、SNSで集めた熱量を『最後の一押し(安心感の担保)』の力で確実な売上に変えるための、強固な受け皿(ランディングポイント)なのです。
24時間365日の営業窓口となる

日本は少子高齢化に伴い人手不足が深刻化し、営業や販売、広報など売上につながる人材を増やしたくても、思うように採用ができません。
採用コストや教育・育成コストをかけても、業績に思うように貢献できない人もいれば、すぐに辞めてしまう方も少なくありません。ホームページはしっかりと作り込みを行い、定期的に更新をしていけば、有能な営業担当者や販売員、広報官として機能してくれます。
しかも、24時間365日休まず働いてくれ、給料が安い・疲れる等の不平不満も言わず、無断欠勤や急に離職することもありません。事業が行われていない土日や夜中でも、24時間365日、ホームページを通じて取引の相談や依頼が入ったり、併設したオンラインショップで商品が売れたりするのです。
全国・全世界の取引機会につながる

ホームページはインターネットを通じて日本全国、世界へとつながることができます。どんなに山奥の田舎にある企業でも、無数にある企業の中の一つとして、小さなマンションの1室で数名で事業を行っていたとしても、全国の個人や法人が取引相手になり得ます。
事業内容によっては世界からオファーが入る可能性もあるのです。大手企業や老舗企業でなくても、事業で成功を収めていなくても、こだわりの商品や独自の技術などを有していることやほかとは異なる強みをホームページでアピールすることで、全国や世界から問い合わせや依頼が入る可能性があります。
「オウンドメディア(情報発信基地)」としての優位性
文字数や画像サイズに厳しい制限(フォーマットの限界)があるSNSやポータルサイトと異なり、自社ホームページは表現のアプローチが100%『自由』です。
創業者の熱い想い(長文のストーリー)、製品の細かなスペックと開発秘話、顧客の生の声をまとめた詳細なインタビュー記事。こうした深い熱量のあるコンテンツを制限なく配置し、それを何年にもわたって資産としてストックし続けることができるのは、自社が完全にコントロール権を握る(オウンドメディアとしての)ホームページ特有の最大の強みであり、他社との差別化の源泉となります。
コストを抑えて集客や売上アップが図れる

ホームページは24時間365日、休むことなく、文句も言わずに全国、全世界の取引相手から依頼を受けることや商品の販売を行ってくれます。ホームページの制作や運用、保守にはイニシャルコストとランニングコストがかかりますが、営業担当者を増やしたり、全国に支店や営業所を設けたり、海外進出を図るより、ずっと低コストで集客や売上アップが図れるのがメリットです。
店舗や営業所を持つとなれば、テナントの賃料や光熱費、人件費など維持費用が莫大にかかります。海外進出となれば、さらに大きな投資額を求められることになります。新たに出店しても成功するとは限りません。
ホームページを制作して、正しく運用していくことで、リスクを抑えて集客アップや売上アップにつなげられます。事業拡大して成功できずに撤退をするリスクを負うことなく、賃料の安い不便場所にある小さな事務所でも、ほんの数人の社員しかいなくても、事業の規模を伸ばしていくことが可能です。
情報の「ストック(資産)」としての価値
SNSがタイムライン上で情報が次々と流れて消費されていく「フロー(流動型)」のメディアであるのに対し、ホームページは企業情報が確実に蓄積され、検索エンジンを通じて長期的に価値を生み出し続ける「ストック(蓄積型)」のメディアです。
企業理念、過去の豊富な制作実績や事例、詳細な製品カタログなど、ユーザーが「本気で検討・比較したい」タイミングで求める体系化された情報は、ホームページでしか正確に提供できません。SNSで関心を引きつけ、最終的な信頼の獲得とクロージング(成約・お問い合わせ)はホームページで行う。この両輪のメディア戦略こそが、現代の安定した事業成長には不可欠なのです。
まとめ
事業におけるホームページの大切な役割として、事業の信頼性を高めること、事業の知名度を高めること、24時間365日の営業窓口となること、全国・全世界の取引機会につながること、コストを抑えて集客や売上アップが図れることが挙げられます。
つまり、ホームページがあれば、小さな企業や地方の企業、創業間もなく実績のない企業であっても、信頼を得て、知名度を上げて、全国や全世界に商圏を広げることが可能です。
人件費や運営費を抑えて集客や売上アップを図ることができます。そのためには、ホームページを制作するだけでなく、コンテンツの充実と最新情報への更新を行っていくことも大切です。
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