
Webサイトを作るにはコストも手間もかかります。コストと時間をかけて制作したのに、制作前と何も変わらないのでは非常に勿体無いです。Webサイトで費用対効果を高めるにはどうしたら良いのか、Webサイトを作る前に知っておくべきことをご紹介します。
コーポレートサイトや店舗のホームページを新規に立ち上げたり、数年ぶりにリニューアルする際、「どんなデザインにするか」「どんなツール(システム)を使うか」といった手段の話から入ってしまう企業は非常に多いです。しかし、企業のデジタル戦略の拠点となるWebサイト制作において、いきなり見た目の議論からスタートすることは、設計図なしに家を建て始めるようなものであり、失敗の典型的なパターンと言えます。
有意義な予算投資を行い、長期的にビジネスの利益に貢献し続けるWebサイトを完成させるためには、事前の「要件定義(自社は何を達成したいのか)」という準備工程が成否の8割を握っています。本記事では、制作会社へ問い合わせる前に社内で深掘りしておくべき「プロジェクトの骨組み」の作り方と、プロに依頼する価値について解説します。
Webサイト制作の目的を明確に

Webサイトを作る理由や目的は決まっていますか?今の時代はどの企業でもWebサイトがあるのが普通だから、とりあえず存在していれば採用や取引につながるかもしれないからなど、明確な目的や理由なく作ろうとしていませんか。
大手企業のようなおしゃれなデザインにしたい、とにかく安く作りたいなど、見た目や費用のことばかりが先行して、何のために作るのかが明確になっていないと、費用対効果も生み出すことができません。
制作の目的は一つに絞る必要はありません。
企業の信頼アップ、知名度アップ、採用を増やす、集客アップにつなげる、Webサイトで商品やサービスを販売する、オンライン商談を行う….など複数の目的を達成することも可能です。複数の目的がある場合には優先順位をつけましょう。同時進行するほうが相乗効果が上がりやすい目的を明確にし、どのようなWebサイトを作れば良いか検討しましょう。
実績豊富なWeb制作業者に相談する

ある程度それらしく、特にこだわりもないデザインで良い(とりあえずホームページがあればいい)なら、どの制作会社に頼んでも大きな差は生まれないかもしれません。一方、コストを可能な限り抑えたいなら、無料のホームページ制作ツールなどを使って、自社で制作することも可能です。
ですが、費用対効果を高めたいなら、実績豊富な制作業者に相談することは検討に値するでしょう。
どのような目的で作りたいのか?そのためにはどのようなWebサイトにすれば良いのか?
デザイン面だけでなく、内容はどうすれば良いのか?サイト内の動線はどうするか?など、目的が達成できるよう提案してくれるWeb制作業者が安心できます。
一般的な企業やその担当者は、Web制作の世界のプロではないので、どうすれば目的が達成できるのか詳しく理解していない可能性もあります。多くの企業から依頼を受け、その目的達成に導いてきたWebサイトの制作実績がある業者に相談することで、蓄積されたノウハウを駆使して、効果が出せるWebサイトを作成・運用していくことが期待できます。
検索エンジンで上位に表示されるために

Webサイトを費用をかけて作成し、運用コストもかけているのに、アクセスしてもらえなくては意味がありません。インターネットユーザーは情報を得たい時、お店や商品・サービスを探す際は、検索エンジン(GoogleやYahoo)でキーワード検索を行います。
Webサイトが提供するキーワードと、ユーザーが検索しているキーワードが一致すれば、検索結果の画面に表示されるのです。もっとも、同じような商品やサービスを扱うお店や企業も数えきれないほどあります。
自社のWebサイトやオンラインショップを見つけてもらうには、検索された時に画面の1ページ目、かつなるべく上位に表示されないといけません。ユーザーは最初に出てきたサイトにアクセスする傾向にあり、下の方に表示されることや2ページ目以降を閲覧するような可能性は少ないからです。
かつては、ユーザーが検索しそうなキーワードをWebサイト内に大量に埋め込んでおけば、ランキング上位に並ぶとされていました。ですが、今は形式的な面ではなく、中身が重要です。

ユーザーが探している情報に近く、最新で有用な情報をいかに多く、正しく提供しているかがランキング上位に並ぶ指標の一つになります。そのため、SEO対策として、コンテンツを充実させ、ユーザーが知りたい情報を正しく伝えること、最新の適切な情報を提供し続けられるよう、Webサイト制作後も適切なタイミングで更新をし続けることが大切です。
Webサイトを作れば、後は何もしなくてもWebサイトを通じて問い合わせや依頼が入ったり、オンラインショップで商品がどんどん売れるということはほぼあり得ません。世界に無数にあるWebサイトの中から、自社のターゲット層となるユーザーに発見・アクセスしてもらい、選ばれることが必要です。そのためには、上位にランキングされるようSEO対策を行うことが必要になります。
ユーザーが求めている情報や商品などをしっかりと備え、フレッシュで正しい内容だと信頼してもらえるよう、更新をし続けることが欠かせません。
Webサイトのコンテンツの充実と運用

企業のWebサイトであれば目的に合わせて、経営理念や代表者メッセージ、事業内容や商品内容、技術や品質、こだわりや職場環境などをわかりやすく載せることがポイントです。
近年ではテキストメッセージだけでなく、動画を作成して商品やサービスのイメージを高めたり、人材採用などに結びつけることも行われています。
Webサイトと連携させて、SNSの公式アカウントで日々の情報発信を行うなど、作成してリリースした後の運用も考えていかなくてはなりません。Webサイトがうまく機能することで、店舗や営業所の出店が削減できたり、営業や販売員を減らすことができるなど、コストをカットして効率的な事業運営が可能となります。
一方で、Webサイトの効果を出すためのコンテンツ作成や更新作業の担い手が必要になります。
専属のスタッフに対応させる、チャットボットの導入を検討する、代行サービスを利用する…など、リリース後の運用法を検討しておくことも大切です。
作成すれば、勝手に集客や売上アップにつながると思わず、リリース後も手間をかけるほどに効果が出せる点は知っておきましょう。
「公開後」の運用リソースと保守予算の確保
Webサイト制作において多くの担当者が陥りがちなのが、「サイトが完成して公開した瞬間にプロジェクトが終了した」と錯覚してしまうことです。
Webサイトは、公開されたその日が「スタートライン」です。検索エンジンからの評価を上げ、顧客の反響を生み出すためには、社内のニュース更新、ブログ記事(コラム)の執筆、導入事例の追加といった「継続的なコンテンツ運用」が命綱となります。
また、WordPressなどのCMSを利用している場合は、システムのバージョンアップやセキュリティ対策といった「保守・メンテナンス」が必須となります。Webサイトを作る前には、制作費(初期費用)の確保だけでなく、「公開後に社内の誰が記事を更新するのか(人的リソース)」「サーバー代や保守管理にかかる月々の予算はどうするのか(ランニングコスト)」という運用体制までを含めて計画を立てておくことが、サイトを廃れさせないための最大の秘訣です。
まとめ
Webサイトを作る前に知っておくべきこととして、ただ作れば良いのではなく、Webサイトの目的を明確にし、優先順位をつけることが大切です。目的を達成し、費用対効果を高めるために、実績豊富な制作業者に相談することも欠かせません。
検索エンジンで上位に表示されるためには、適切なSEO対策を行うことも大切です。キーワードを大量に埋め込めば良いのではなく、コンテンツを充実させ、最新の情報に更新し、ユーザーに有用な情報を発信し続けることが必要になります。
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