PRINT DESIGN — TICKET
チケット制作事例 – ストリートダンスのイベントチケットデザイン





迸る躍動感を表現したダンスイベントのチケットのデザインです。
絵具をまき散らしたように色付けられたダンサーのイラスト。リズムが伝わってきそうなほど、躍動溢れる描画です。
カラフルな躍動感とシンプルなタイトルデザイン
何色もの色を使いカラフルに仕上げたイラストに対し、イベントタイトルはブラック一色でシンプルにデザインし、イラストとの対比を強く出してデザイン全体を引き締めています。
半券のアクセント – 存在感の表現
半券部分は目が覚めるようなピンクで塗り、本体部分とは反対に白抜き文字で情報を記載することで、存在感を強く主張しています。




写真ではなく「イラスト」を選ぶ判断がストリートダンスの本質を伝える
ダンサーの姿を伝える手段として写真は最もリアルですが、このチケットではあえてイラストを選んでいます。絵具をまき散らしたような塗りで描かれたダンサーのイラストは、写真では表現できない「動きの軌跡」や「身体から発散されるエネルギー」を一枚の絵に凝縮しています。
ストリートダンスは型にはまらない自由な表現が根幹にあるジャンルです。整った写真よりも、絵具がはじけるような荒々しいタッチのイラストのほうが、そのジャンルが持つ自由さ、勢い、即興性を視覚的に伝えることができます。表現手段そのものがジャンルのメッセージになっているデザインです。
カラフルなイラストと黒一色のタイトルが互いを引き立てる
何色もの色で描かれた躍動的なイラストに対し、イベントタイトルは黒一色のシンプルな書体で配置されています。この対比は、イラストの多色がタイトルの黒を「落ち着き」として引き立て、逆にタイトルの黒がイラストの多色を「華やかさ」として際立たせるという相互作用を生んでいます。
白い背景の上にこの2要素が乗ることで、紙面全体はカラフルでありながらも清潔感を失っていません。多色使いのデザインは一歩間違えると雑然とした印象になりますが、背景を白に保つことで色の洪水にならず、ストリートダンスの持つ「フレッシュさ」「若さ」が損なわれない構成です。
半券のピンク一色が「本体の対極」を作り記憶に残る
半券部分を鮮烈なピンク一色で塗り切るデザインは、イラストのカラフルさと正反対のアプローチです。本体が多色で複雑であるほど、単色の半券が持つシンプルさが際立ちます。チケットを切り離した後、手元に残るのはこのピンクの半券です。ライブの記憶がこの鮮やかなピンクと結びつき、次のイベントのチケットを目にしたときに「あのときの楽しさ」が色をきっかけに蘇ります。
白抜きの文字で日時や座席情報を記載しているのは、ピンクの面積を最大限に保つためです。文字が黒だとピンクの面に黒い要素が加わり、本体との境界が曖昧になります。白抜きにすることで半券はピンクの印象だけが残り、本体との役割の違いが一目で明確になります。
作成チケットデザイン に対する感想
VOICE ※第三者による感想ですカラーとタッチからダンスへの情熱があらわれています。
水滴の飛散とスピード感
弾けるような強い躍動感と、激しいダンスのワンシーンを想像させるチケットデザインです。服や体の一部から水滴が飛び散るかのような表現は、まさにイラストならではといえるでしょう。静止画の写真では難しい汗やスピード感など、リアルに見なければ感じ取れない部分をイラストの独特なタッチで見せています。
ダンスの熱量を感じる配色
カラーを一色でまとめず、カラフルな色に濃淡を出しつつ混ぜ合わせたダンサーの姿。大胆なカラーリングから、ダンスにかける想いや情熱を想像してしまいます。公演にかけた強い意気込みを感じ、ダンサーの熱量を間近に感じてみたくなりました。
落ち着きとさわやかさ〜デザインの統一感
背景はイラストの動きに合わせるかのように、同じ色のラインを効果的な表現に。ラインの動きが引き立つようベースは白一色のみにしているため、カラフルな配色でもしつこくは感じません。半券部分とタイトルもそれぞれ一色のみ使用しているため、全体的に落ち着いたまとまりを感じさせてくれます。多色を使用しながらもフレッシュなさわやかを感じさせ、ストリートダンスらしさがあるチケットデザインだと思いました。スペースの小さなチケットの中にダンスへかけるエネルギーが存分に込めることで、観客の興奮度も高めてしまいそうです。
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