
メニューが順番に映し出されるサイネージ動画です。
スープ炒飯の各メニューが、一種類ずつ順番に表示されることでワクワク感を演出します。無意識に「次はどんな種類かな」、「どれを注文しようか」と考えさせる構成にしました。一度すべてのメニューが出揃ったところから、改めて全メニューをまとめて掲載し、見比べられるようにしています。
色の違いが伝わる見せ方
スープやパスタは見た目の色が大きく異なるメニュー以外、すべて同じように見えてしまうことがあるので、この動画ではあえて一種類ずつ写真を出す時間を設けることでそのメニューを集中的に見てもらえる瞬間を作っています。写真では熱々のスープを感じてもらいにくいので、「グツグツ」という文字を動かして想像してもらえるようにしました。
熱々感を活かすデザイン演出
また「熱々」という文字のみを動かすという工夫も施しています。背景の色は明るいクリーム色にして、赤色を差し色として使うことですべての種類の炒飯が美味しそうに見えるように工夫しています。


▶︎デジタルサイネージ動画デザイン例
お店の“熱々”を写し出す、スープ炒飯のビジュアル
鮮やかな色合いが印象的なスープ炒飯を、それぞれ個性豊かな角度で捉えたデザインが並びます。添付の画像では、トマトチリや鶏塩、豆乳クリームなど多彩なメニューが見やすく配置され、見るだけで味の違いを想像できる構成になっています。飾りすぎずに料理そのものを引き立てるビジュアルが、食欲をそそる仕上がりです。
彩り豊かなメニュー構成
画像には、様々なコンセプトの炒飯が次々に登場しています。それぞれ異なる具材が映えるため、似通った印象になりやすいものでもメニューごとの違いを自然に感じ取ることができます。トッピングや盛り付けの差がはっきりしているので、どれも選びたくなるほどバリエーションが豊富です。
魅力を引き出す写真の見せ方
全体的に白やクリーム色を基調としながら、赤や緑などのアクセントが効果的に使われています。背景とのコントラストをつけることで、器や食材のカラーが映え、温かみのある雰囲気が伝わりやすくなっています。大きめに掲載されている価格や商品名も、分かりやすさにひと役買っています。
“熱々”を際立たせる小技
湯気が立ち上るようなイメージなど、食欲を誘うポイントが各画像にしっかり含まれています。特に文字を挿入して煮立っている様子をイメージさせる手法は、視覚的に料理の温度や香りを想像させ、まさに熱々ならではのおいしさが伝わりやすくなる工夫といえるでしょう。
それぞれの写真からは、湯気の勢いや彩りを通じてアツアツな食べごたえが感じられます。程よいボリューム感が伝わり、“次は何を注文しようか”と興味をそそられるデザインとなっています。スープ炒飯の多彩な表情とお店らしさが、目で見て楽しめるサイネージです。
制作動画・映像編集に対する感想
VOICE ※第三者による感想です
単品とセットメニューのすべてを確認できるサイネージ動画ですね。
クリーム色の背景においしそうなメニューがずらり
明るい色の背景は、黒い皿と料理がよく映えます。湯気のエフェクトもわざとらしくなく、自然な風合いに感じられます。ゴールドと赤色が文字色として使われていますが、シンプルなクリーム色の背景によってその豪華さが強調されているように感じられます。スープ炒飯のメニューにはトマトや豆乳、ゆずと色とりどりの食材が使われていますが、どれも食欲をそそる見た目になっているのは、シンプルな背景色のおかげもあるのではないでしょうか。餃子と飲み物がセットになったメニューが下部に一覧表示されているのも、見やすい親切設計です。
メニュー写真が何度も出てきて検討できるのが便利
それぞれのメニューは、一覧で出てきたり一枚ずつ並べて順番に表示されたり、何度も登場します。何度も目にしたものを人は買いたくなるという心理効果は、ザイオンス効果という心理的傾向として発表されているそうですが、まさにこの写真はザイオンス効果のお手本と呼べるのではないでしょうか。同じ写真が何度か出てくることで、「トマトも良いけれどきのこも良いな」、「ゆずと豆乳はどっちがあっさり系かな?」など迷う楽しみも演出できそうです。
「熱々」を伝える「グツグツ」という擬音の力

※画像はイメージです
このデザイン事例で注目したい点の一つが、「グツグツ」というオノマトペ(擬音語)をあえて文字として挿入している部分です。
飲食店、特に「熱さ」をウリにするメニューにおいて、「シズル感」の演出は欠かせません。シズル感とは、ステーキが焼ける「ジュージュー」という音や、揚げたての衣が「サクサク」する食感など、五感を刺激しておいしさを伝える表現手法を指します。
今回のスープ炒飯の場合、その魅力の核は「熱々のスープ」です。しかし、デジタルサイネージは(多くの場合)無音のメディアです。また、静止画の写真だけでは、湯気を写すことはできても、それがどれほどの熱量を持っているのか、沸き立っているのかを伝えるには限界があります。
そこで「グツグツ」という文字が登場します。これは単なる装飾ではありません。人間は「グツグツ」という文字を見ると、頭の中で自動的にその「音」と「状態」を想像します。視覚情報でありながら、聴覚や触覚(熱さ)に訴えかけるのです。「熱々」という形容詞が「状態」を説明する言葉であるのに対し、「グツグツ」は「今まさに起きている現象」を描写する言葉です。これにより、消費者は目の前のメニューが「冷めたものではなく、今まさに調理されて一番おいしい瞬間である」と直感的に認識します。
静止画(ポスター)と動画(サイネージ)の情報設計の違い
提供された画像は、ポスターやメニュー表としても機能するデザインアセットです。しかし、これがデジタルサイネージの「動画」として展開されるとき、その意味合いは大きく変わります。
- 静止画ポスターの場合: ポスターは、すべての情報(全メニュー、価格、セット内容、限定情報)が一覧できる必要があります。消費者は自分のペースで、興味のある部分をじっくりと見比べることができます。
- デジタルサイネージ(動画)の場合: サイネージが設置される場所は、多くの場合、店舗の入口や商業施設の通路など、人々が「移動している」空間です。ここで静止画と同じように全情報を一度に表示しても、一瞬で通り過ぎてしまい、詳細が伝わらない可能性があります。
この制作事例の「メニューが順番に映し出される」という構成は、サイネージの特性を活かしたものです。動きがあることで、まず通行人の視線を引きつけ、足を止めさせます。「次はどんなメニューだろう?」という小さな期待感が、数秒間の滞在時間を生み出します。
これは、情報を「一覧させる」ことから、「体験させる」ことへの転換です。一つひとつのメニューを順番に、集中して見せることで、「〇〇もいいな」「あ、××もあるんだ」と、消費者の頭の中で「選ぶ楽しさ」が生まれます。
店舗限定メニューとセット訴求の役割
このデザインが担うもう一つの重要な役割は、単なるメニュー紹介ではなく、「この店舗で、今、注文してもらう」ための強力な販売促進(POP)ツールであるという点です。
ナショナルチェーンでありながら、「ここでしか食べられない」という特別感、限定性をアピールするローカルマーケティングの手法が用いられています。デジタルサイネージでこの限定メニューを大々的にアピールすることは、「わざわざこの店を選ぶ理由」を消費者に提供することに繋がります。
さらに、デザインの下部には「各種セットメニュー」が配置されています。サイネージ動画の中で、メインのメニューを見せた後に、これらのセットメニューを効果的なタイミングで表示することで、顧客単価の向上に直接貢献できます。
このように、単に「美味しそう」なビジュアルを作るだけでなく、
- 「グツグツ」 という擬音で五感に訴え、
- 「順番に見せる」 という動画特有の構成で足を止めさせ、
- 「店舗限定」「セットメニュー」 という情報で具体的な購買行動(今、ここで、セットで買う)を後押しする。
これら複数の要素が組み合わさることで、デジタルサイネージは強力な販売促進ツールとして機能するのです。
※掲載のサイネージ・動画は実際の内容や最新情報と異なる場合がございます。
※掲載している動画編集サンプル・モックアップはイメージです。実際のサイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。
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