PRINT DESIGN — TICKET
チケット制作事例 – クリスマスコンサートのチケットデザイン





雪の夜に輝くクリスマスツリーが幻想的なコンサートのチケットデザインです。
雪が降り積もる暗い夜の森で、やさしく光を放つクリスマスツリー。天からも光が降り注ぎ、神々しいほどに輝いています。クリスマスの特別な雰囲気を演出するため、コンサートタイトルは金色のグラデーションで彩り、映画のタイトルのように立体的な効果をつけました。
幻想的な背景と情報のバランス
暗い森の中に浮かぶように、日時や会場、料金などのインフォメーションは白文字でツリーの横に入れ、文字の下にはツリーを見て喜ぶ女の子の姿がシルエットで入っています。半券部分は、全体の雰囲気に合わせて夜のような黒ベタを敷き、公演日程をわかりやすく表記しています。




手のひらサイズで「大きなツリー」を感じさせる遠近表現
チケットは手のひらに収まるサイズですから、大きなクリスマスツリーの迫力をそのまま再現することはできません。このデザインでは、ツリーの全体像をフレーム内に収めるのではなく、右側をあえて画面の外にはみ出させています。画面に収まりきらないほどの大きさだと認識させることで、実際のチケットサイズ以上の壮大さを感じさせます。
もうひとつの仕掛けは、ツリーの根元近くに配置された女の子のシルエットです。小さな子供がツリーを見上げている構図は、自然な対比によってツリーの高さを強調します。人物のスケール感を基準にすることで、読み手の脳は無意識にツリーの実寸を推定し、「見上げるほど大きい」という感覚が生まれます。
ゴールドのタイトルが「特別な夜」の入場券であることを伝える
タイトルに金色のグラデーションを使い、立体的な加工を施しているのは、このチケットが「特別な夜への入場券」であることを瞬時に伝えるためです。映画のポスターに使われるようなゴールドの立体文字は、見た人に「これは日常とは違う特別な体験が待っている」と感じさせる視覚的な合図です。
ダークな背景の中でゴールドの文字は際立ちやすく、チケットを財布から取り出したとき、カバンの中で一瞬目に入ったときにも、タイトルが真っ先に認識されます。チケットは何度も触れる媒体ですから、そのたびにタイトルが目に入りイベントへの期待感が積み重なる効果があります。
半券のモノクロ処理が「場面転換」を作る
半券部分を夜の黒ベタでまとめ、公演日程だけをシンプルに表記しているのは、チケット本体の幻想的な世界観と実務情報を明確に分離するためです。ツリーの光や雪の幻想的な情景がそのまま半券まで続いてしまうと、日時や座席などの実務情報が装飾に埋もれてしまいます。
半券をモノクロにすることで「ここから先は実務的な情報です」という場面転換が紙面上に生まれます。会場スタッフがチケットを確認するとき、半券側は文字情報だけが並んでいるため確認がしやすく、運営面の実用性も確保されています。美しさと実用性は対立するものではなく、紙面のゾーニングで両立させることができるという好例です。
作成チケットデザイン に対する感想
VOICE ※第三者による感想ですツリーを大きく見せてテーマとのつながりを持たせています。
ツリーのサイズ感の演出
大きくライトアップされたクリスマスツリーが印象的な、季節感のあるチケットデザインです。実際に手のひらサイズのチケットに、ツリーの大きさを表現するのは難しいもの。ツリー全体を配置せず、右側一部分をカットすること。夜空に手を伸ばしている小さな子供を近くに配置することで、自然とツリーが大きく感じられるように見せていると思いました。さらにライトアップさせることで、ツリーがゴージャスな印象に。
夜空の演出とツリーの関係性
コンサートの広大なテーマが、ツリーの装飾と大きさによってあらわされています。夜空にはキラキラと降り注ぐような星々を配置して、スペシャルな夜らしい演出に。暗闇を照らす優しい光はコンサートで奏でる心地よい音楽を想像させ、期待感を高めています。両手を上げて喜ぶ女の子の姿から、誰もが楽しめる平和で楽しい夜を思い浮かべる人も多いでしょう。
情報部分のデザイン配慮
ゴールドのタイトルや白の文字は星の光やライトのように見えることで、全体のイメージを崩さないように。下部の半券部分はモノクロのみでまとめ、分かりやすくも上部の景色を壊さないようデザインされています。大切な人をコンサートへ誘うのにも、ふさわしいチケットだと感じました。
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