
商品の質感をリアルに感じられるウィッグブランドのパッケージデザインです。
売り場でも目を引くビビッドなピンクをベースに外箱をデザインし、商品着用時のイメージがしやすいように、フロントには着用モデルの写真を掲載しました。そして何より、商品の品質を実感してもらうために、ウィッグの質感がわかるよう箱正面に大きな窓が開いています。
窓付きパッケージによる直感的な品質確認
装着した時には自分の一部になるウィッグ。自分の顔にマッチするか、不自然な毛質ではないか直接確かめられるよう最大限の工夫をパッケージに施しました。
ユーザー目線の情報提供
パッケージデザインの裏面には、どのようなシーンで活用できるかをイラストで図解し、「変わる」ことで得られる喜びやメリットをユーザー目線で紹介しています。また、一人で装着できる手軽さを実際の写真で順を追って解説し、商品に対する不安感を払しょくし期待を持てる内容で編集しています。

「窓」がある箱のデザイン制約と判断
パッケージの正面に開口部(窓)を設けるのは、内容物の質感を直接確認できるという大きなメリットがある一方で、デザイン上の制約も生まれます。窓の位置とサイズを先に決めてから、残りの面にテキストやビジュアルを配置する必要があるため、自由にレイアウトできる面積が減ります。
ウィッグの場合、この制約を受け入れてでも窓を設ける理由は明確です。ウィッグは「触ってみないと分からない」商品の代表格です。ツヤ感、毛束の太さ、カールの自然さ──これらは写真では伝えきれない情報であり、購入をためらう最大の要因でもあります。窓を通じて毛束を実際に目で見て、場合によっては指で触れて確認できることが、購買行動の最後の背中を押します。
デザイン面積が限られるからこそ、残されたスペースにはビビッドなピンクという強い色を一色で敷き、遠くからでも売場で視認できるようにしています。窓がある分、情報量を減らさざるを得ないので、色のインパクトで補うという判断です。
ウィッグパッケージに求められる「着用イメージの提供」
ウィッグは衣服と同じく「装着してみないと似合うか分からない」商品です。しかし衣服と違い、店頭で気軽に試着するのは心理的なハードルが高い商品でもあります。そのため、パッケージ上のモデル写真が「装着後の自分」をシミュレーションさせる唯一の手掛かりになります。
この作例でフロントに着用モデルの写真を大きく配置しているのは、窓から見える毛束の「質感」と、モデル写真から見える「装着後のシルエット」を同じ面の中で結びつけるためです。窓の中の毛束を見て「良い質感だ」と感じた人がそのまま視線を上に動かすとモデルの全体像が見える──この視線の流れが「この毛束がこのヘアスタイルになるのか」という具体的なイメージにつながります。
EC展開を見据えた正面デザインの重要性
ウィッグは実店舗だけでなくECサイトでも販売される商品です。EC上では商品画像の1枚目にパッケージの正面写真が使われることが多く、その一枚で「クリックするかどうか」が決まります。
検索結果に並ぶサムネイルは小さいため、ピンクという高彩度の色面が占めるパッケージはスクロール中の目に留まりやすくなります。窓から覗くウィッグの毛束もサムネイルの中で独特のテクスチャとして認識されるため、「他の商品とは何かが違う」という引っ掛かりを生みます。店頭で棚を眺める行為とEC上でスクロールする行為は似ており、どちらも「一瞬で選ばれるかどうか」の勝負です。パッケージの正面デザインは、販売チャネルを問わず商品の「顔」として機能しています。
制作パッケージデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
ウイッグの安全とリアルさが確かめられるパッケージデザイン
目で確かめるリアルな質感
ウイッグは体の一部として使用するため、実際に目で見た時の色合いや質感にこだわる方も多いでしょう。写真ではどうしても信用できない人にとっては、髪質が確かめられるパッケージだと購入しやすいポイントになると思います。
清潔感と商品保護〜パッケージの重要性
リーズナブルな雑貨店ではウイッグがむき出しのまま売られていることもありますが、やはりパッケージに入っていた方が清潔に感じられますし、商品の痛みも気にならないもの。ウイッグの安全とリアルさが確認できるという、2つのメリットを叶えてくれるパッケージデザインだと思いました。
商品の魅力と利便性を伝える情報提供
さらに装着後の写真も掲載されているため、長さやボリュームが想像しやすいように。側面には横向きや後ろ向きの写真も掲載されているため、ウイッグを使用したときのシーンが分かりやすくなっています。裏面はさらにこまかく、ウイッグのメリットは装着の仕方が分かるように。パッケージを見ながら装着できるため、ウイッグの保管箱としても使えそうです。
スピーディな選択をサポートするデザイン
全体的に濃いピンク色で統一しているため、黄色の枠にてデザインと長さ、色がパッと確認できるのは嬉しいポイントだと思いました。複数の商品とすばやく比較しやすいため、希望通りの商品がすぐに見つけられそうです。
※掲載デザインサンプルのモックアップはイメージです。実際の製品・パッケージと仕上がりが異なる場合がございます。
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