夜景の輝きが印象的なムード歌謡歌手の新曲PRチラシデザインを作成しました。

VOICE ※第三者による感想です

存在感があり、思わず目が合ってしまうチラシですね。

記憶に残すビジュアルでターゲット層へのアプローチ

中心に位置する歌手の画像が存在感を放っており、こちらに目を向けた人の大半が画像へと視線を向けることでしょう。歌手といえば歌や楽曲はもちろんですが、ビジュアルを浸透させていくことがとても大切です。特に、ムード歌謡というジャンルを愉しむ層は中高齢者が中心であり、テレビもよく見る人々といえます。

このようなターゲット層には歌手名としての文字列を記憶させるよりも、ビジュアルとして人物そのものを刷り込んでおくほうが効果的なのかもしれません。ある日、テレビを見ていたところ、「あ！この人、見たことある」と思い起こすことができれば、ムード歌謡歌手としての宣伝広告が成功したといえるでしょう。

京都の街並み〜情緒あふれる背景

上記を念頭に置いてチラシデザインを見直してみると、工夫が凝らされていることに気づかされます。背景には京都の街並みが採用されているそうですが、明るさを失わない程度にぼやかされており、大人ならではの情緒があふれてくるようなイメージとなっています。

チラシの焦点を明確に

チラシ全体として、中央の人物にピントを合わせた構成となっているため、背景での雰囲気作りと人物のアピールの双方が叶えられており、ＣＤは人物と同じくクリアにしておくことで、歌手のチラシデザインであることが一目瞭然となっています。

VOICE ※第三者による感想です

ダンディーな大人の色気を表現した魅力的なチラシデザインです。

祇園の灯りが演出するムード

祇園の夜景が、あえてぼかされていることで、むしろ奥行きを感じ興味をそそられました。同時に、中央の歌手の方が自然と目立っています。この方を知らなかった人にも、宣伝効果が高いだろうと思います。夜景は、自然と黒い色が多くなりますが、光の煌めきがあることで適度な抜け感が加わりオシャレです。

視認性を高めるデザインテクニック

よく見ると「祇園の灯り」というタイトル部分が、灯火に照らされているかのようにかすかに光っています。このチラシが持つムーディーな雰囲気を増す効果が加わっており、素敵です。アルバムの曲名などは、白文字を黒い枠線が囲っていることで、読みやすいと言えます。チラシ背景の夜景の部分に意外とくっきりとした白い色がないことも、視認性の向上に一役買っているのではないかと考えました。夜景が背景である場合でも、黒枠をつけることで目立ちやすくなるのですね。

CDジャケットとの連携〜興味を深める工夫

また、CDジャケット写真も加えてあることで、興味を持った人がCDを探しやすいに配慮されていることも有り難いです。歌手の方の違った表情も知ることができ、関心が高まります。新しいアルバムのタイトルとチラシ全体の雰囲気がマッチングして、余韻を感じさせてくれる仕上がりになっていると言えるでしょう。