



部屋で過ごすシンガーの日常を想像させるCDジャケットデザインです。
コンクリートの壁にもたれかかる男性シンガー。その傍らには自動車のミニチュアが置かれています。壁にはアーティストのロゴマークとアルバムタイトルがペイントされたように記されています。
ファンにとってアーティストのオフショットは貴重なもの。このアルバムジャケットはそんなオフショットを意識し、普段のアーティストの姿とは異なるリラックスした空気感を狙って撮影されているように感じられました。
ジャケットの裏面は自動車のミニチュアにフォーカスし、バックの壁面に収録タイトルを記載。グレーの壁に白の文字でさりげなくお洒落にデザインしています。

「床に座るアーティスト」の写真選択が「等身大の人柄」を伝える
CDジャケットのアーティスト写真は通常、ステージ上やスタジオでのかっこよく決めたショットが選ばれます。しかしこのジャケットでは、アーティストが床に座る自然体のポーズが採用されています。この「飾らない」写真選択が「この人の音楽は親しみやすいだろう」という先入観を形成します。
写真のポーズ一つで音楽のジャンル感が変わることを理解した上で、あえて「肩の力が抜けた姿」を選んだ判断は、アーティストの音楽性を正確に反映しています。
ミニチュア自動車×木目床×コンクリート壁 — 小道具と背景で「世界観」を構築する
ミニチュアの自動車、木目の床、打ちっぱなしのコンクリート壁 — これらのアイテムと背景の組み合わせが「おしゃれなカフェの片隅」のような空間を作り上げています。音楽スタジオやステージではなく日常空間を舞台に選んだことで、「生活の中から生まれる音楽」というシンガーの制作スタイルが視覚的に語られています。
QRコードで紙のCDからデジタルの世界へつなぐ — CDの「入口」としての再定義
リーフレットにQRコードを配置することで、CDという物理メディアからアーティストのデジタル情報(SNS・YouTube・ストリーミング)へのシームレスな接続が実現します。ストリーミング全盛の時代にCDを購入する意味を「物理的な美しいパッケージ+デジタルへの入口」として再定義するアプローチです。
表1だけで完結させない——盤面・歌詞カードまで含めた「リレー設計」
CDジャケットの仕事は、実は表1(おもて面)のデザインだけでは終わりません。この作例のように、表1では人物を主役に、裏面ではミニチュアの自動車へフォーカスを移し、盤面はブルーの単色でシンプルに引く。各パーツで主役を切り替えながら、同じ世界観の中でリレーしていく構成が、パッケージを開く体験そのものを豊かにします。全パーツに同じビジュアルを流用すると手堅くまとまる反面、開封時の発見がなくなってしまうもの。
「どこで見せ場を作り、どこで引くか」の緩急がアートワーク設計の勘所です。もうひとつ意識したいのが、CDジャケットが約12cm四方という小さな正方形メディアであること。店頭で手に取られるときも、配信サービスでサムネイル表示されるときも、想像以上に小さく見られます。壁にペイントされたようなロゴやタイトルの処理は、縮小されても輪郭が残る大らかな描き文字だからこそ効いている。細かい要素を詰め込むより、小さくなっても崩れない骨太な構成を優先すると良いでしょう。
制作CDジャケットデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
ナチュラルな雰囲気が可愛いCDジャケットデザイン
ミニチュア自動車とレトロ感のあるロゴがキュート
使い込まれた汚し加工の施されたミニチュアの自動車と、70〜80年代をイメージさせるレトロな風合いのロゴが全体の雰囲気をふわっとナチュラルに仕上げています。自動車のペールブルー、ロゴの水色とオレンジ色という組み合わせもおしゃれっぽい雰囲気の演出ポイントに。木目を活かした床材と、打ちっぱなしのコンクリート壁も、背景として良い味を出しています。アーティストが床に座っている、立った半身のみが写っている、という写真セレクトも飾らない人柄を表しているようで好感が持てますね。自動車と戯れているようなショットもファンにとっては親しみやすい構図では?シンプルなCDのデザインも、ブルーという色そのものが個性になっています。
QRコードでファンを増やす仕掛けもバッチリ
ナチュラルで控えめな佇まいですが、リーフレットにはQRコードが記載されていて、アーティストの情報を取得しやすいシステムが構築されています。今の時代、アーティストの情報はデジタルがもっとも早いことがほとんどなはずなので、紙やCDでもデジタルにつなげていくのは重要ですね。ロゴやQRコード、テキストが壁に直接描かれているようなレイアウトがおしゃれです。
■QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
※掲載のDVD・CDジャケット・アートワーク等のデザインは実際の内容や最新情報と異なる場合がございます。※掲載しているDVD・CDジャケット・アートワーク等のデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際のサイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。
↓↓↓ デザイン制作をご検討の方へ ↓↓↓
デザイン作成事例を見てから検討したい
これまでのDVD・CDジャケット・アートワーク制作事例やサンプルについては【アートワーク作成事例】ページ からご覧いただけます。まずは無料お見積もりから
お見積もりは無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。ジャケ買いを誘うデザインの考え方や、フィジカルとデジタルをつなぐアートワーク戦略は、【CD・DVDジャケットデザイン制作術】でくわしく解説しています。