


国内のホテルをマネージメントする企業の施設紹介パネルデザインです。
国内13か所のホテルと提携を結ぶ、宿泊施設のマネージメント企業のパネル2種です。一枚目は、真っ白なパネルに写真とロゴ、英字で表記した正式名称をセットにしたフォーマットを作り、13マスを等間隔に並べてホテルを紹介するカタログ的なパネルです。
位置情報を効果的に伝えるデザイン
ホテル名はすべて同じ書体・色で統一し、テキストでの説明は一切掲載せず、ホテルの外観写真とロゴマークだけで各ホテルの個性や特色を主張しています。パネルの右角に会社のロゴマークのみを配置し、他には余計なデザイン装飾を施さないことで、それぞれのロケーションや個性的な外観、アイデンティティの象徴となるロゴマークが際立つようになっています。
エレガントな日本地図パネル
二枚目のパネルは、ドットで描いたシンプルモダンな日本地図をベースにして、それぞれのホテルがどの地域にあるかを示すマップです。地図とホテル名はモノクロでデザインし、マップ上の位置を示すマークだけを黄色でデザインすることで、ハイコントラストでお洒落なマップに仕上がっています。


ホテル運営会社のパネルデザインを作る時に考えたいこと
ホテルの運営会社のパネルは、企業内等に掲載されるため、こだわりのインテリアやホテルの雰囲気を崩さないデザインでなくてはいけません。特に格調の高いホテルほど、シンプルかつスタイリッシュなイメージが求められるでしょう。
情報は最小限にホテルのイメージを優先させる
盛り込みたいと考える情報が多すぎると、ごちゃごちゃとした印象になり、パネルだけでなくパネルを掲示する空間の雰囲気も崩れてしまいます。
— シンプルさの中に込められた情報
作例では多くの余白を残し、系列のホテルをロゴ・写真・名称のみで表現しました。それ以外のテキストを一切使用しないという最小限のデザインで、それぞれのホテルの特徴が伝わりやすくなっています。まるでおしゃれなアルバムのような感覚で、パネルを見る相手に系列ホテルの種類を伝えられるでしょう。
— 立地情報のシンプルな表現
また、2枚目のパネルは1枚目のパネルとは逆に、画像を使用せずにテキスによるホテル名とシンプルな日本地図のみでホテルの立地を表現しました。どちらも落ち着いた無駄のないデザインであり、掲示する場所を選びません。
制作パネルデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
ホテルというサービスにマッチした、安心感が得られるパネルデザインです
シンプルなデザインの強み
余計な情報は何一つなく、あるのは宿泊施設をマネージメントする企業のロゴマークのみ。空白はあえて空白のまま残し、余分な装飾や文字を入れない贅沢な配置は、黄金のロゴマークをより際立たせてくれるでしょう。
書体の選び方
ホテルの各ロゴマークはそれぞれデザインが異なるものの、並べてもごちゃごちゃとした印象はありません。唯一、各ホテル名の書体だけをそろえることで、バラバラなホテルにも統一感が出るように。白い空間を活かすことで、色や形に統一性のないロゴを複数並べても平穏な様子に見えます。
情報伝達とデザイン性のバランス
二枚目のパネルは黒を際立たせるデザインに。各ホテル名は小さなアルファベットのみを使用し、日本地図も塗りつぶさずにドットで描いています。ホテルの位置情報が瞬時に分かりやすくしつつも、全体の印象は情報を伝えるよりもデザイン性を重視しているように感じました。強く分かりやすいアクセントを目立たせないことで、どこにパネルを飾ってもその場を邪魔しないでしょう。自然に存在しながらも、知りたい人にはそっと情報を伝える役目を持っているようです。
ホテルサービスのエッセンスを表現
どちらのパネルデザインも、どこに飾っても強く主張しない、ホテルサービスの気遣いのような安心感が得られます。
「余白を贅沢に使う」ホテルブランドのパネルデザイン
余白がもたらす「格」の表現
デザインにおいて余白(ホワイトスペース)は「何もない空間」ではなく、「意図を持って残された空間」です。作例のホテル運営会社のパネルでは、この余白の使い方がデザインの核になっています。
13か所のホテルを紹介するパネルには、各ホテルの外観写真・ロゴマーク・英字表記の名称だけが等間隔で並び、テキストによる説明は一切ありません。その結果、パネル全体に豊富な余白が生まれていますが、これは「説明不要なほど確立されたブランド力」を暗に示す効果があります。
高級ブランドの広告に文字情報が極端に少ないのと同じ理屈で、余白は「自信」や「品格」を表現する有効な手段です。ホテルのように空間そのものが商品であるビジネスでは、パネルの余白がそのまま「ゆとりある空間」の象徴として機能します。
フォーマット統一がもたらす安心感
13のホテルはそれぞれロゴマークのデザインが異なり、立地も外観もバラバラです。それにもかかわらず、パネル全体に統一感があるのは、ホテル名の書体と配置フォーマットが完全に揃っているからです。
このフォーマット統一は、運営会社の「管理能力」や「品質基準」を視覚的に伝える効果も持っています。個性の異なる施設を一つのフレームワークの中に収めるということは、多様なホテルを一貫した基準でマネージメントしているというメッセージにもなるのです。
ドットマップという表現の選択
2枚目のパネルに採用されたドットで描かれた日本地図は、写実的な地図に比べてグラフィカルで軽やかな印象を与えます。地図の目的は「どの地域にホテルがあるか」を伝えることであり、地形の正確さや道路情報は不要です。ドットという抽象的な表現を選ぶことで、必要な情報だけを残し、デザインとしての美しさを両立させています。
位置を示すマークだけを黄色にしたカラーリングも、モノクロの中でアクセントとして効果的です。多くの色を使わずに1色だけを差し色として加えるこの手法は、パネルが掲示される環境(ホテルのロビーや会議室など)のインテリアを邪魔しにくいという実用面でのメリットもあります。
設置環境を想定したデザインの重要性
ホテル向けのパネルデザインでは、「パネル単体の見栄え」だけでなく「設置される空間との調和」を考える必要があります。作例のようなシンプルでモノトーンに近い配色であれば、クラシカルなインテリアにもモダンな空間にも馴染みやすくなります。
逆に、原色を多用した派手なデザインは、展示会場では目立つかもしれませんが、ホテルのロビーに掲示したときに空間全体の雰囲気を損ねてしまうリスクがあります。掲示場所まで見据えたデザイン判断が、この種のパネル制作では欠かせません。
エレガントなホテル紹介の輝き
シンプルで洗練されたデザインが魅力的なホテル運営会社のパネルデザイン。2種類のパネルがそれぞれ独自のスタイルでホテルの情報を伝えています。
・美しい均一性
最初のパネルは、一目で各ホテルの外観とロゴを把握できるカタログ風デザインです。書体・色の統一感があり、各ホテルの個性を引き立てる効果的な配置が施されています。シンプルながらも、情報が的確に伝わるデザインが魅力です。
・デザイン化された地図
地図をベースにした第二のパネルでは、モノクロのデザインと黄色のアクセントが効果的に使われています。日本地図のドットデザインがシンプルでモダンな印象を与え、黄色のマーカーがホテルの位置情報を視覚的に伝えています。ハイコントラストなデザインがお洒落で印象的です。
これらのパネルデザインは、洗練されたエレガンスと情報伝達のバランスがとれており、ホテルサービスの品質を感じさせる安心感があります。デザインの美しさと機能性が両立した作例ではないでしょうか。

※掲載しているパネル / ポスターデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。
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