PRINT DESIGN — FLYER
チラシ制作事例 – 外国人採用マッチング支援の案内チラシデザイン






明るい雰囲気で外国人向け人材マッチングサービスを紹介するチラシデザインです。
緑の丘に伸びる1本の道 ─── 道の先に見えるのは都会のビル群。仕事を探しの道のりをイメージした風景イラストの中に宮城県のゆるキャラや外国人のイラストなどをふんだんに配置し、目で見て楽しめる一枚の絵のようなデザインで人材マッチング支援事業を紹介しています。
公共性と地域性の強調
ゆるキャラと県のロゴマークを使い公共性のある事業であることをタイトル回りで表し、県内の留学生と人材を求める企業が抱える仕事に関する問題点を「声」として冒頭にまとめました。それらの解決策として事業を紹介する流れで、道に立つ道標のように説明会などのイベント日程をデザインし、背景のイラストを違和感なく馴染ませています。
豊富なサービスの分かりやすい視覚化
交流サロンの開設やオンライン登録、イベントなどの多岐に渡る情報をそれぞれ見やすく理解しやすいようにレイアウトし、全体的に賑やかで充実した事業であることを印象付けました。



外国人向け人材マッチングサービスのチラシを作る時に考えたいこと
外国人向け人材マッチングサービスは日本企業で働きたい留学生と、留学生を採用したい企業をマッチングさせるためにあります。チラシで留学生側と企業側の両方にマッチングの重要性を理解してもらえれば、サービスの利用・導入につなげられるでしょう。
企業や留学生が抱えがちな悩みを提示して共感を得る
仕事先を探している留学生は「外国人採用をしている企業があるか分からない」「外国人採用をしている企業と出会えない」、留学生を探している企業は「どうやって留学生に出会えば良いのか分からない」「会社の良さの伝え方が分からない」などの悩みを抱えています。それぞれの悩みをチラシに提示することで共感が得やすくなり、自分の悩みも解決できるのではと考えてもらえる可能性が高められます。
用意されているイベントの日程や種類をアピールする
外国人向け人材マッチングサービスでは、さまざまな種類のイベントが開催されます。具体的には、各種セミナーや合同企業説明会・交流会・企業訪問ツアーなどのイベントが開かれるでしょう。チラシに直近のイベントを一覧にすることで、参加可能なイベントがあるかどうかがすぐに確認できるのです。
イベントへのエントリー方法を明らかにする
サービスに興味を示してくれた方が、すぐにイベントへエントリーできるようにチラシ上でエントリー方法を明らかにします。電話番号やURLの表示だけでなくQR コードも表示すると、気軽にエントリーしてもらいやすくなるでしょう。
制作フライヤー・チラシデザイン
に対する感想
VOICE ※第三者による感想ですカラフルな色使いでプロジェクト展開をPRしているチラシデザイン
イラストで自然に示される多様性
イラストで描かれているのは、肌の色や目の色、髪の色がさまざまな人物。さまざまな国の人が日本で働くことをシンプルに表現した、さりげなくも分かりやすいイラストです。写真もいくつか掲載されていて、実際に海外の人材が現場で働いている様子がイメージしやすくなっています。ゆるキャラは大きく2ヶ所にあしらわれていて、宮城県の取り組みであることが一目瞭然です。
立て札や色使いで多くの情報をすっきり整理
留学生の声や県内企業の声、相談サロンや説明、エントリー方法の案内など、多くの情報が掲載されていますが、イラストや色を効果的に使うことでそれぞれの情報をカテゴライズしてアピールしています。正しく伝わってほしい説明会や企業訪問ツアー、交流会の日程は、看板のイラストを用いることでやや立体的に表記し、チラシデザインの中でも目立つように工夫されています。文字色にも多くのカラーが使われていて、白い縁取り文字、白抜き文字など読みやすく、それぞれが目立てる工夫が随所にみられます。背景に描かれた、緑と都市部も、自然とビジネスが共存する宮城県という土地柄を的確にとらえているといえるのではないでしょうか。
留学生と企業、双方の「困りごと」を一枚に集約する。外国人採用マッチングチラシの共感設計
2つのターゲットに同時に語りかけるチラシ
外国人採用マッチング支援のチラシには、通常のチラシにはない構造的な課題があります。それは、ターゲットが2つあるということです。一方は「外国人を採用したい企業」、もう一方は「日本で就職したい留学生」。この2者はまったく異なる立場にあり、抱えている悩みも異なります。
企業側は「どうやって留学生と出会えばいいのか」「自社の魅力をどう伝えればいいのか」。留学生側は「外国人採用をしている企業が分からない」「日本の就職活動の仕組みが分からない」。
このチラシは、両者の「声」を冒頭にまとめることで、どちらのターゲットが手に取っても「自分に関係のあるチラシだ」と認識できる構成を取っています。
ゆるキャラとロゴマークが果たす「公的信頼性」の担保
チラシのタイトル周りに配置されたゆるキャラと県のロゴマークは、デザイン上の装飾ではなく、「これは公的な事業である」という信頼性のシグナルです。
外国人採用マッチングは、民間のサービスも多く存在する分野です。留学生にとっては、日本語の情報を正確に読み取ること自体が難しい場合もあり、サービスの信頼性を判断する手がかりが限られています。県のマークやキャラクターは、「行政が関与している安心できるサービスである」ことを視覚的に伝える、最もシンプルで強力な手段です。企業側にとっても、行政主導の事業であるという情報は、社内での提案や稟議を通す際の後押しになります。
「道標」のデザインで可視化するイベントスケジュール
チラシの中でイベント日程を「道標(みちしるべ)」のように配置しているデザインは、背景のイラスト(緑の丘に伸びる一本の道)と連動した構成です。
このデザインが比喩しているのは、「このサービスを利用する=道を歩み始める」というメッセージです。就職活動や採用活動は、ゴールまでに複数のステップを踏むプロセスです。道標のデザインは、そのプロセスを一覧できる形で可視化し、「どこから始めればいいか」が一目で分かる構造を作っています。
カラフルな色使いが伝える「充実」と「多様性」
チラシ全体にカラフルな配色が使われていることには、複数の意図が読み取れます。
第一に、提供されるサービスの「充実度」の表現です。交流サロン、オンライン登録、セミナー、企業説明会、ツアーなど多岐にわたるサービスを、それぞれ異なる色で区分けすることで、「これだけたくさんのことができる」という印象を視覚的に作り出しています。
第二に、「多様性」の象徴です。国籍も文化も異なる留学生と、業種も規模も異なる企業が集まるマッチングサービスにおいて、単色のデザインでは多様性の表現が不足します。多くの色が一つのチラシの中で共存している状態そのものが、このサービスの本質を映し出しています。
エントリー導線の明快さが生む「次の一歩」
チラシにQRコードやエントリー方法が明記されていることは、デザイン論としては地味ですが、チラシの「最終目的」を考えると最も重要な要素です。
チラシが生み出す効果は「興味を持ってもらう」ことまでです。その先の「実際にエントリーする」というアクションに進んでもらえるかどうかは、導線の明快さにかかっています。QRコードを読み取るだけでエントリーページにアクセスできる設計は、スマートフォンが主な情報端末である留学生にとって、最も自然な導線です。
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