


ナチュラルなトーンでデザインしたオーガニックな雰囲気満点のコスメの二つ折りパンフレットです。
ウッディなテーブルに置かれた可愛らしい小瓶のコスメ。周りには素朴なグリーンや花を散りばめ、ナチュラルで可憐な雰囲気の写真を表紙のメインビジュアルとしました。
波型トリミングと明朝体 – キャッチコピーの繊細な配置
写真の下側を波型にトリミングし、スペースを十分に取りながらぬくもりが感じられる明朝体でキャッチコピーを配置しています。コピーの背景にはくるんとカーブを描く柔らかな曲線を差し入れ、自然の優しさが伝わるデザインで表紙を仕上げました。
デザインの一貫性 – 有機的フォルムとサボテンの調和
パンフレット裏表紙も、表紙のデザインテイストを受け継いで柔らかな曲線で上下を挟み、有機的なフォルムのオブジェクトを背景にしてサボテンのイラストと共に商品の紹介とコンセプトを配置しています。
プロダクトの魅力を際立たせる構成とコントラスト
中面は、グリーンが敷き詰められたバスケットの中に商品を置いた2枚の写真でそれぞれのイメージを作り、商品の魅力や特性を存分に解説しています。右ページはモノクロにしてコントラストを下げた別カットの商品イメージ写真を背景にして、左ページと一続きになるように統一感のあるデザインでまとめました。


商品画像とキャッチコピーが引き立つ、雰囲気のおしゃれなデザイン
コスメのパッケージには、その商品のコンセプトが表現されていることが多く、パンフレットにもパッケージを大きく掲載する場合が多いです。商品コンセプト・パッケージ・パンフレットが統一されれば、見る相手により商品の魅力が伝わりやすくなるでしょう。
さらに商品パッケージが記憶に残れば、パンフレットを見た人が店頭やインターネットで商品を見つけやすいという効果も期待できます。
ナチュラルテイストなトーンでパンフレット全体の印象を決める
作例ではナチュラルかつオーガニックな雰囲気を伝えるために、主役とも言える画像以外の部分は白や淡いカラーをメインに置き、テキストも緑・グレーなどの主張が強すぎない色を用いて、写真を主体とした仕上がりになっています。
効果的にテキストサイズを変えてメリハリをつける
作例では、テキストの内容ごとに部分的に文字サイズを変更しています。そうすることで、カラフルな色を使わなくても主張するべきポイントが明確になり、文章にメリハリを出すことができます。読みやすくパンフレット全体の印象を損なわない構成を心がけました。
ナチュラルテイストのイラストがよりパンフレットの印象を美しく
使用方法や原材料の説明には、あえてカラーのないイラストを使用し、イラストによってパンフレット全体の印象がポップなものに変わらないように配慮しています。細い線で描かれたイラストは繊細で、パンフレット全体の印象を高めてくれています。
制作パンフレットデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
ナチュラルな息吹が伝わるパンフレットデザイン作例
緑と花に馴染む優しいパッケージが印象的
ナチュラルな風合いの植物と並べられた商品は、白をベースに淡く描かれたサボテンが清潔感たっぷり。背景がダークなウッド調なので白いパッケージがよく映えます。淡い色の花も、白さを引き立てていますね。パンフレットの中面では、植物がしきつめられた籠に商品がレイアウトされていて、よりナチュラルな雰囲気を高めています。ここでも、深いグリーンのカラーが白ベースの商品パッケージを美しく見せているようです。パッケージに用いられている色は儚さを感じる組み合わせですが、植物のツタのような個性的なフォントが「華」となっています。
ゆらぎを感じる模様と優しいフォントが魅力的
使われているフォントは、透明感のあるシンプルな佇まいで、はんなりとしたフォルムが美しいですね。サボテンというとトゲのイメージが先行しますが、描かれているウチワサボテンのイラストは丸みを帯びたユニークな形状が可愛い印象。ゆらぎや流体のしなやかさを感じさせる図形パターンと飾りのラインも、コスメらしさを感じるポイントといえそうです。淡いグリーンとグレーも大人っぽい雰囲気です。
VOICE ※第三者による感想です
製品の魅力を優しいトーンで伝えています。
自然の美しさを活かす商品レイアウト
ちょっとめずらしい成分を使用したコスメですが、美しい花とグリーンを添えた写真が、美容コスメらしさをイメージさせます。あえて商品とパッケージをランダムに置き、下部を波線にカットしたことで、動きのある写真に見せているのでしょう。ナチュラルさがありながらも、どこか生き生きとした雰囲気にも感じさせます。視界に入った際に目に留まる効果があるだけでなく、フレッシュなオイルを想像させてくれるでしょう。
大きな写真と細字による印象的なデザイン
製品のコンセプトを優しく伝えている表紙を開くと、大きな写真がパッと目を惹くように。写真を邪魔しないよう配置された白く細い文字に、右面には製品の説明をたっぷりと記載されています。
ユーザー目線での情報の整理と提示
文字情報が多いはずなのに、配置や文字の大きさなどによって読みやすく整えられていると思いました。特に強く伝えたい点は真ん中に白い円をとり、中心揃えにして目立たせている点がおもしろいです。全体の優しい雰囲気を壊さずに、他コスメとの違い、オリジナルの要素が明確に分かるようになっています。
トーンとメッセージの一体感を生むテクニック
背面にはパッケージと同じカラーを淡く重ね、さらにメッセージを伝えるように。製品の詳細や想いが確かに伝わるのに、トーンの優しさにホッとしてしまいます。
サボテン由来コスメの「質感」とストーリーを紙面で伝える二つ折りパンフレット
この二つ折りパンフレットは、サボテン由来という少しユニークなコスメの特徴を、「成分説明」ではなく「質感」と「世界観」で伝えることに重きを置いたつくりになっています。写真・イラスト・文字組みのそれぞれが、ささやかなトーンでそろえられていて、手に取ったときに“ひとつのブランドの空気”を感じやすい構成です。
ウッディな背景×白いボトルがつくる「清潔感と植物らしさ」のバランス
表紙のメインビジュアルは、木目のテーブルに小瓶のコスメと花・グリーンをレイアウトした写真です。背景にあえて暗めのウッド調を選ぶことで、白いパッケージと淡い花の色が立ち上がり、清潔感と自然素材らしさを同時に感じさせています。
ナチュラル系コスメの写真は、真っ白な背景で撮ると「クリーン」には見えても、どこか無機質になりがちです。この事例では、木目の質感や少し陰影のあるライティングを取り入れることで、「植物オイルがガラス瓶に入っている感じ」まで想像できるような温度感になっています。
写真下端を波型にトリミングしているのもポイントです。直線で切らずに、緩やかなカーブで紙面に溶け込ませることで、サボテンの有機的なフォルムや、オイルの“とろみ”を連想させる視覚的な手触りが生まれています。
波型トリミング+曲線モチーフが担う「ブランドの声色」
既存本文にもある通り、キャッチコピー周りにはくるんとカーブした線や有機的な図形が添えられていますが、これらは単なる装飾ではなく、「このブランドのしゃべり方」を決める役割を担っています。
- 直線的なライン:合理的・シャープ・スピード感
- ゆらぎのある曲線:やわらかさ・余裕・自然体
という違いで見ると、このパンフレットが選んでいるのは明らかに後者です。波型トリミングと細い曲線のモチーフが繰り返し登場することで、「ナチュラルで、少しフェミニンで、押しつけがましくない」ブランド像がにじみ出ています。
この「声色」が裏表紙にもきちんと引き継がれていて、上下を挟む曲線やサボテンのイラストが、情報量の多い紹介文をやわらかく支えています。ロゴや商品名だけに頼らず、ラインの形状そのものが「このブランドらしさ」を語っている構成です。
中面写真:色の“濃淡”で素材感と上質さを両立させる
中面では、バスケットに敷き詰められたグリーンの上にボトルとパッケージを置いた写真が左右に配置されています。左ページは、葉の深いグリーンと白いパッケージのコントラストがはっきりしており、「植物の生命力」や「フレッシュなオイル感」がストレートに伝わる構図です。一方、右ページはモノクロをベースにした別カットを背景に敷き、コントラストを少し抑えています。同じ商品でも、
- 左:素材感・ナチュラルさ(色で訴える)
- 右:上質さ・静けさ(トーンを落として訴える)
という役割分担がされているイメージです。カラーとモノクロの“濃淡”を紙面の中に共存させることで、「自然派なのにラフすぎない」「きちんとしたコスメ」としての顔も補強しています。
テキストカラーとフォント設計が支える「読みやすい余白」
本文でも触れられているように、このパンフレットではテキストの色を黒ではなく、グリーンやグレーなどやわらかいトーンに寄せています。
- 濃いめのグリーン:見出しやキーワード
- グレー:説明文の本文
- 白地:写真の余白とつながるベース
といった役割があり、強すぎるコントラストを避けることで、「じっくり読んでも目が疲れにくい」状態をつくっています。
フォントの選び方も、パーツごとに機能が分かれています。
- キャッチコピー:ニュアンスのある明朝体で“ささやくようなトーン”
- 説明文:素直なゴシック系で情報をまっすぐ伝える
- パッケージロゴ:ツタのような書体で「珍しい成分・物語性」を匂わせる(パッケージ側の要素)
この三者がぶつからずに並んでいることで、「世界観」と「情報」と「商品名」がそれぞれの声量で共存しているのが分かります。
線画イラストは「引き算の役割」を持つビジュアル
使用方法や原材料を説明するパートでは、あえてカラーを使わない線画イラストが選ばれています。ここをカラフルなイラストにしてしまうと、表紙や中面の写真と主張がぶつかり、「どこを見てほしいパンフレットなのか」がぼやけてしまいます。
- 写真:香りや質感、ライフスタイルのイメージを伝える主役
- 線画イラスト:情報理解を助けるための、静かなサポート役
という関係がはっきりしているからこそ、全体として「写真が主役のパンフレット」という印象が保たれていると言えます。また、線が細く、ディテールも繊細に描かれているため、「原材料にきちんと目を向けているブランド」という印象にもつながっています。やさしいトーンの中に、さりげなく“真面目さ”がにじむポイントです。
少しめずらしいコスメでも、このパンフレットのように「写真の質感」「曲線の使い方」「フォントの声色」をそろえていくことで、成分説明以上に“世界観の説得力”を持たせられることが分かる事例ではないでしょうか。
※掲載のパンフレット・冊子は実際の内容や最新情報と異なる場合がございます。
※掲載しているパンフレットのデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際のサイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。
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