
音楽や美術などの芸術表現において、実験的・試験的といった意味を持つエクスペリメンタルというジャンルが存在します。それらは時として「無意味」や「不快」などという論評を起こすジャンルであると同時に、実はまだ誰も確立したことのない全く新しいジャンルであるとも言えます。視覚表現の世界でも様々な表現を用いることで果敢にエクスペリメンタルなジャンルに挑戦する表現者が多くいます。今回はそんな実験的かつ斬新なジャンルの中でも私たちの未来を感じさせる作品をピックアップしてみました。(※紹介する動画は当サイトの制作事例ではありません)
観ているだけで吸い込まれてしまいそうな映像美
Linger
有名なアーティストのプロモーションビデオや映画などを製作し数々の賞を獲っているカナダ出身のディレクターの作品です。セリフや説明などは一切なく、淡々とした短いシーンの連続ですが、全く飽きることがありません。それどころか一つ一つが素晴らしく美しく、何度も見直してからやっと「これ一体どうやって撮ってるの?」と気がつくのです。素晴らしい映像は過剰な音楽や説明がなくても十分観る人を惹きつけられる典型例かもしれません。答えを出さず、その先を想像させる終わり方も秀逸ですね。
現代の最先端、驚愕のタイムラプス映像デザイン
Astronomers Paradise | 2019 Remastered Edition
タイムラプスという映像手法をご存知でしょうか?「時間の経過」という意味で、定点で人の流れを撮影したりする手法で最近注目されている表現の一つです。これはタイムラプスに力を入れているドイツの映像会社の映像作品。タイムラプスで空の時間経過を記録する映像はたまにありますが、これは圧倒的です。CGなんじゃないの?と疑ってしまうほどの何億という数の星をこれほど綺麗に撮影出来るのかと驚きます。天体に気を取られていると、地面に設置された膨大なレーダーが左右に首を振ってるのがとっても可愛い。地球上にこんな場所があるなんて、と誰もが再認識することでしょう。
VFXをふんだんに使ったゲームのような世界観の映像制作例
AMARA
リアルの境界線を簡単に飛び越えられるのが映像表現の面白いところだと思いますが、今や何が現実で何か虚構なのかわからなくなってきます。これもそんな映像作品の一つ。まるで完全CGのゲームの中のキャラクターのようでもありますが、VFX効果でこんな世界観も作れてしまうんです。実験的作品ではありますが、映画界で活躍するVFXアーティストの作品だけあって、多少ストーリー性があるので観やすいのではないでしょうか?
惑星の誕生を予感させるような不思議なエクスペリメンタル映像制作例
SH: MELT
火山なのかマグマなのか、星が誕生する前触れなのか…正直なんだかわかりません。これぞエクスペリメンタル。しかしめちゃくちゃ綺麗で、不思議。まるで生き物のように徘徊する物体から目が離せません。当然ストーリー性も薄いのですが、その分商品やサービスのイメージ映像としての可能性も感じます。人間って基本的に気持ち悪いものから目が離せなくなっちゃう生き物なのかもしれないですね。
▶︎ 動画編集・映像制作事例を見る / ▶︎ 動画制作・映像編集のブログ記事一覧 / ▶︎ 特集:動画広告・Web動画編集〜SNSからサイネージまで一貫制作