

タイトル通り、脳内のイメージが具現化しているようなポスターデザインです。
ダンスイベントのポスターとしては異色の斬新なデザインであると言えます。ダンサーより大きく、PCを触る人の姿が見えており一見ダンスイベントに見えないデザインとも言えます。その意外性が今回のダンスショーのコンセプトを強く訴えるきっかけになっています。
青春の活力を捉えた色彩と形のシナジー
このポスターは、鮮やかな色彩とダイナミックなデザインで、若さとエネルギーを象徴しています。テーマ性を感じさせるデザインは、創造性と活動的なムードを醸し出しており、観客にダンスショーの若々しい精神を伝えています。舞台上での動きを連想させる、飛び散る色と光のエフェクトが、ダンスの動きとリズムを可視化しています。
視覚的なコミュニケーションを強化するデザイン要素
タイトルのフォント選びや装飾は、ターゲットである若者に向けたメッセージを強調しており、自分たちの世界を観客に知ってもらいたいという熱い願いが感じられます。シルエットの使用は、個々のダンサーが持つ内面的な世界とダンスを通じての表現を連想させ、見る者の想像力を刺激します。
デザイナーの振り返り
■ ダンスイベントのポスターとしては独特なデザインだと思います。コンセプトを際立たせながらも、何のイベントであるかは認識できるように心がけて制作しました。
■ 開催情報はバラけて掲載すると、紙面が見づらくなってしまいますので、ノートPCのモニター内にまとめて記載しています。
■ 脳内世界を描くというコンセプトを、コレオグラファー(振り付け師)がいかに再現するのか。ワクワクするようなポスターにしています。
制作ポスターデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
大胆な黄色のシルエットが見る者の目を惹き、大きなインパクトを残すポスターデザインです。
パソコンに向かって何やら調べ物をしているかのような雰囲気も面白いです。もちろんパソコン画面にはイベントの詳細が表示されており、見ている側はこのシルエットに自分を重ね合わせることもできそうですね。例えばポスターを見て興味を持ち、独自で調べようとする後の自分の様子が、予知のように示されている、そんな捉え方もできそうなポスターデザインです。
頭、すなわち脳が位置する場所に大きく表記されたknow(脳) my worldもやはりインパクト大。それに加えて「world」の文字の向こう側には地球の柄が見えていますね。まさにworldという文字にピッタリです。そこから広がるworldがどんなものかといえば、そう、背景に広がるパワフルなダンサー達の躍動感溢れるステージ風景でしょう。エネルギッシュで開放的なデザインになっているため、もはや地球も真っ青な迫力のある世界がこのステージ上で開けていくように思えます。
VOICE ※第三者による感想です
断片的情報に、こちらの想像力が働くポスターですね。
パソコンで何やら調べ物をしている様子の人を描いた黄色いシルエット、頭の中に広がる「脳 my world」の文字、その頭から放射上に広がっていく半透明の線……実に象徴的で芸術味に溢れたデザインです。一見するとシュールに見えるそれらは、ダンスショーの告知という目的に合わせていくと、個々のデザインが持つ意味が見えて来る仕掛けが施されています。パソコンに映し出されたイベント情報、そして頭の中に広がる世界、放射状に広がっていく線の中で踊る人々の写真。これらは全て、イベント情報を調べた人全てが脳内の世界に思い描く「ダンス」のイメージを膨らませていく様子なのではないでしょうか。
そんなことを考えながらポスター全体を見直してみると、面白そうな想像がどんどん膨らんでいきますね。貴方の思い描くイメージに決して負けない、素晴らしいダンスショーを披露しますというような、ダンスショーに賭ける人々の熱意が伝わって来るとても面白いポスターデザインですね。
VOICE ※第三者による感想です
意外性を巧みに利用したイベントのポスター制作例だと思います。
ダンスショーのポスターデザインなのですが、見た目はダンスショーというよりも、脳トレやパソコン教室のような感じになっています。なぜなら座ってパソコンを行っている黄色のシルエットは、頭に脳という文字が大きく記載されているからです。座ってパソコンを行っているというところに注目すれば、パソコン教室のような感じに見えますし、頭の部分の脳という文字に注目すれば、脳トレのような感じに見えてしまいます。
しかし、黄色い座っている人のシルエットの奥を見ると、いくつか写真が掲載されているのがわかるでしょう。この写真には、ダンスを踊っている人が映っているので、この写真に注目することでダンスショーだということがわかります。人によってはアーティストによる音楽のイベントだと感じる人もいるでしょうが、このようにダンスショーだということを全面的に出さない作成方法もあるのです。この意外性が、逆に多くの人の目に留まる可能性があると言えるでしょう。
「脳内世界を描く」というコンセプトをポスターそのもので体験させる
デザイナーが「脳内世界を描くというコンセプトをコレオグラファーがいかに再現するかワクワクするポスターに」と述べたように、このポスターはダンスショーの内容を説明するのではなく「体験の予告」として機能しています。黄色のシルエットや飛び散る色のエフェクトは「頭の中にあるイメージが飛び出してくる」という抽象的なコンセプトをビジュアルで表現しており、見た人は「これはどんなショーなんだろう?」という好奇心が掻き立てられます。
開催情報をノートPCのモニター内にまとめる — デザインの中に情報を「格納」する
デザイナーが「開催情報はバラけると紙面が見づらくなるのでノートPCのモニター内にまとめて記載」と述べた処理は、「コンセプトデザインの中に情報を自然に組み込む」という高度なテクニックです。通常のチラシでは情報ブロックが装飾と別に存在しますが、このポスターでは情報そのものがデザインの一部になっています。ノートPCのモニターという「枠」を使うことで、抽象的な紙面の中に具体的な情報の居場所が生まれ、読みやすさとデザイン性を両立しています。
「断片的情報がかえって気になる」— 意図的な情報の不足が想像力を刺激
第三者感想で「断片的情報にこちらの想像力が働く」と評されているように、このポスターはすべてを説明していません。コンセプトの詳細や具体的なダンスのスタイルを明かさないことで、「自分の目で確かめたい」という好奇心を掻き立てます。ダンスショーの魅力は「見てみないとわからない」ところにあるため、ポスターの段階でネタバレしないことが逆に集客力を高めているのです。
※掲載のポスター・パネルは実際の内容や最新情報と異なる場合がございます。
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