


クリスマスをテーマに描いたステージのプログラムを案内する三つ折りパンフレットです。
星が降るような夜にキラキラと輝きを放つクリスマスツリー。傍らには両手を挙げて喜ぶ女の子の姿。イラストと写真、シルエットを融合させたクリスマス感溢れるビジュアルに、輝く金色の文字で書かれたステージのタイトル。日程や場所、スタッフの名前が雪のような白で書かれ、違和感なく物語の世界に融合しています。
心温まるメッセージとインストラクター紹介
パンフレットの中面トビラは、代表者からのあいさつ文とインストラクターの紹介になっています。白銀の世界に雪の結晶が舞い散る演出でステージのイメージを引き継ぎプログラムの導入部分を飾っています。
ステージのあらすじとビジュアル
中面は、左端のページにステージのあらすじを掲載しています。表紙のビジュアルをぼかして背景にし、ステージの上で繰り広げられる物語を美しく表現しています。
ダンスの世界を詳細に
右側2ページは見開きでダンスパフォーマンスの詳細なプログラムを紹介しています。クリスマスの静かでメルヘンチックな夜の風景をバックに、シーンタイトルやダンサーの名が降りしきる雪のように真っ白な字で連なっています。





イベントのプログラムデザインで重要なポイント
プログラムを制作する際に「イベントがより楽しみになる」デザインを考えることが重要です。とくに季節のイベントは「四季を楽しみたい」という日本人特有の感覚がイベントへの参加を後押ししてくれます。
作例のプログラムデザインは、情緒溢れるクリスマスイベントをテーマにデザインしました。このプログラムの制作において当サービスが意識したことは次の2点です。
- コンセプトと季節感が馴染むデザイン
- 「誰」が「何をする」のかを分かりやすくレイアウトする
イベントのプログラムをデザインする際の重要なポイントについてお話ししていきたいと思います。
コンセプトと季節感が馴染むデザイン
季節イベントのプログラムをデザインする際、季節感の演出はとても重要なポイントになります。季節感を演出するためにはイベントコンセプトとなじむような写真やフォントデザインの配置が重要です。
イベントの目的やビジョンといった打ち出したいイメージを想像して、フォントやイラスト、画像の配置を考えていきます。楽しさや面白さを重視するときは、ポップな書体や明るいカラーリングを使用します。落ち着いた雰囲気を出したい時には、カラーの明度を低くしたり、書体に明朝体を使用したりすると季節感と馴染みやすくなるでしょう。
作例の三つ折りプログラムは、一目でクリスマスとわかるように制作しました。表紙には霧に包まれているような幻想的なクリスマスツリーを配置して、ムーディーな夜を演出しました。中面もブルーではなく、より明るいターコイズブルーを使用しています。ターコイズブルーにすることで「神秘的な夜空」のイメージに仕上げました。
「誰」が「何をする」のかを分かりやすくレイアウトする
プログラムのデザインは「誰」が「何をするか」を分かりやすくレイアウトすることが重要です。来場者は「何をするイベントなのか」で「どんな人がくるイベントなのか」を確認して「行きたいな」という行動欲求が生まれます。だからこそ「行動欲求を喚起させるためのレイアウト」が重要になるのです。
三つ折りパンフレットは多くの情報を掲載できる制作物です。パンフレットの配置としては、中面にはプログラムを掲載し、残りの面にキャストやコンセプトの説明といった情報を掲載するのがセオリーになります。
パンフレットでセオリー以外の奇抜なレイアウトにしてしまうと、パンフレットを手に取った人が情報を見逃してしまうリスクがあるからです。だからこそ、セオリーを守ったデザインにすることが行動喚起のパンフレットでは重要になります。
作例も中面をプログラムに使用し、表紙以外の残りの面を代表者のあいさつ文とインストラクターの写真をレイアウトしました。中面は開いた時にダンスパフォーマンスの雰囲気を感じてもらえるように、ストーリーも盛り込んでいます。
プログラム部分はターコイズカラーに設定しているのに対し、代表者やインストラクターの紹介部分は白をメインカラーにしています。白いベースの背景にゴールドの雪の結晶が舞うデザインはエレガンスさを演出しました。イベントが特別なひとときであることを感じさせるためにラグジュアリーなデザインを心がけました。
制作パンフレットデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
聖夜をイメージしたメルヘンでスペシャルなプログラムのデザイン
豪華なツリーは見る人がファンタジーの世界に誘って
豆ライトとモールでデコレーションされたクリスマスツリーは、周囲を暗く描いていることで「光」や「あたたかさ」が感じられます。クリスマスといえば冬ですが、寒さではなくぬくもりや優しさを感じられるのは素敵ですね。協賛ページは白色でシンプルに、主催者紹介は雪の結晶をレイアウトしてほかのページとトーンを揃えているのもポイント。ツリーに誘われて三つ折りのパンフレットを開くと、メルヘンな世界が広がります。
パンフレットの内側はターコイズカラーの夜空に映える雪のまち
ターコイズブルーとネイビーのグラデーションで描かれた冬の空の下、雪に覆われたまち並みがシルエットで描かれています。背景にレイアウトされた雪の結晶と針葉樹、トナカイがクリスマスムードを演出。小さなフォントで構成されたプログラムは、まちに降り積もる雪のようにも見えます。定番色である緑×赤の組み合わせではないので、ファンシーになりすぎず大人っぽい落ち着いたクリスマスにまとまっています。
クリスマスイベントの三つ折プログラムに見る「物語」としてのデザイン
季節感をデザインに落とし込むための色彩選択
クリスマスイベントのプログラムでは、赤と緑のクリスマスカラーが定番ですが、この作例ではターコイズブルーを中心にした、やや意外な配色を採用しています。ターコイズブルーは、一般的な「青」とは異なり、夜空の神秘性や冬の透明感を連想させる色です。
赤と緑で構成されたクリスマスデザインは、確かにわかりやすさでは優れていますが、どこかで見たような印象になりがちです。ターコイズブルーを選ぶことで、聖夜の静けさやメルヘンチックな世界観を表現しつつ、他のクリスマスイベントとの差別化も図れています。
イラスト・写真・シルエットの三層構成
表紙では、クリスマスツリーのイラスト、女の子の写真、ダンサーのシルエットという三つの異なる表現手法が一枚の絵として融合しています。通常、一つの紙面に複数の表現技法を混在させると散漫な印象になりますが、夜のトーンと金色の文字で全体を包むことで、「一つの物語の場面」として統一されています。
この三層構成には実用的な意味もあります。イラストでクリスマスムードを演出し、写真で観客の存在を暗示し、シルエットでダンスパフォーマンスを予告する。それぞれの要素が異なる情報を担い、一目見ただけでイベントの全体像が伝わる仕組みです。
プログラム面とインストラクター紹介面のトーン使い分け
三つ折りの内側は、プログラム掲載のページとインストラクター紹介のページとでベースカラーが異なります。プログラム面はターコイズカラーで夜空のイメージを継続し、インストラクター紹介面は白を基調にゴールドの雪の結晶をあしらったエレガントなデザインです。
この使い分けは、情報の性質に応じたトーンの調整です。プログラムはイベントの「本番」に関わる情報であり、物語の世界観の中で見せる方が期待感が高まります。一方、インストラクターの紹介は「誰が教えてくれるのか」という実務的な関心に応えるセクションであり、落ち着いた白背景の方が情報が読みやすくなります。
あらすじを掲載する意味と演出効果
中面の左端にステージのあらすじを掲載している点は、単なるプログラム情報以上の価値を生み出しています。あらすじを読むことで、観客は「次にどんな場面が展開されるのか」を予想しながらステージを楽しめるようになります。
ダンスイベントのプログラムにあらすじを加えることで、出演順の羅列では伝えきれない「ストーリーとしての流れ」が読み手に共有されます。パンフレットが単なる情報媒体ではなく、イベント体験を豊かにする「演出ツール」として機能している好例です。
※掲載のパンフレット・冊子は実際の内容や最新情報と異なる場合がございます。
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