DOU-GABIBI(ドウガビビ)とは
DOU-GABIBIは、画像劣化ツール「GABIBI」の姉妹サービスとして生まれた動画専用の劣化ツールです。
高精細な動画をあえて「情報の欠損」や「ノイズ」を伴う質感へ変換し、00年代初期のインターネット動画や旧世代の携帯電話で撮影したような、懐かしくも新しい映像体験を提供します。
動作の仕組み
本ツールは、動画の各フレームに対してGABIBIと同じ劣化アルゴリズムを適用し、それを再合成することで動画全体を劣化させます。
- ステップ1:フレーム分解
動画を1フレームずつ静止画として取り出します。
- ステップ2:フレーム単位の劣化処理
各フレームに対して、ダウンサンプリング(解像度の縮小)とJPEG再帰圧縮を適用します。これにより、ブロックノイズや色のにじみといったデジタル特有のアーティファクトが各コマに刻まれます。
- ステップ3:アップスケール&再合成
劣化した各フレームを元のサイズに引き伸ばし、指定したフレームレートで再び動画として結合します。カクカクとしたコマ送り感と、ガビガビの画質が融合した独特の映像が完成します。
活用シーン
DOU-GABIBIは以下のようなクリエイティブな用途に最適です。
- SNS向けのショート動画: TikTokやInstagram Reelsで、あえて「壊れた映像」を作り、高画質コンテンツの中で異彩を放つ投稿に。
- MV・映像作品の素材: ミュージックビデオやアート映像で、ノスタルジックな低画質エフェクトや回想シーンの演出として。
- VJやライブ映像: リアルタイム映像と組み合わせて、グリッチ感のあるビジュアルパフォーマンスの素材に。
- レトロゲーム風演出: ゲーム実況やプレゼン動画で、あえてローファイな雰囲気を演出したい時に。
プライバシーへの配慮
DOU-GABIBIは全ての動画処理をお使いのブラウザ上(ローカル環境)で実行します。アップロードした動画データが外部のサーバーに送信・保存されることは一切ありませんので、プライバシーに配慮した設計です。
⚠ 処理負荷について
DOU-GABIBIはブラウザ上で動画の全フレームを1枚ずつ画像処理するため、設定やデータによっては処理に時間がかかります。快適にご利用いただくために、以下のガイドラインを参考にしてください。
- 動画の長さ:10秒以内を推奨
処理時間は動画の長さにほぼ比例します。30秒を超える動画は数分〜十数分かかる場合があります。まずは短いクリップで仕上がりを確認し、満足のいく設定が決まってから本番の動画を処理するのがおすすめです。
- フレームレート(FPS)は低めが高速
FPSを下げると処理するフレーム数が減り、大幅に高速化されます。例えばFPS 5なら10秒の動画で50フレーム、FPS
30なら300フレームと6倍の差が出ます。レトロ感を出すなら5〜10FPSでも十分な効果が得られます。
- 再帰実行回数(Loops)は控えめに
ループ回数はフレームごとに乗算で効きます。10フレーム × 30ループ = 300回のJPEG圧縮処理が走ります。まずは3〜5回で試し、必要に応じて増やすのが効率的です。
- 動画の解像度が高いほど重い
4K動画はフルHDの4倍のピクセル数があるため、処理もそれだけ重くなります。あらかじめ動画編集ソフトで720p程度にリサイズしておくと、処理速度が劇的に改善します。
目安として、10秒・720p・FPS 10・Loops 5 の設定で、一般的なPCブラウザでは約30秒〜1分程度で処理が完了します。