GABIBI MAX(ガビビマックス)|劣化の工程を自分で組み立てる画像劣化ツール
通常版のGABIBIは「縮小 → 再帰JPEG圧縮 → 拡大」という決まった一本道で画像を劣化させます。GABIBI MAXはその一本道を分解し、劣化の工程を部品として自由に並べ替えられるようにしたものです。JPEGのブロックノイズ、GIFの減色ディザ、クロマサブサンプリングによる赤のにじみ、彩度ブーストによる焦げつき。由来の異なるこれらの崩れ方を、好きな順番で好きな回数だけ重ねられます。
順番が結果を決める
「減色してからJPEG」と「JPEGしてから減色」はまったく別の画になります。前者はディザの粒がJPEGでにじんで独特のざらつきになり、後者はJPEGのブロックノイズが色の階段に量子化されて硬い模様になります。詳細タブでパイプラインをドラッグして並べ替え、その差を確かめてみてください。
まずは「かんたん」から
読み込んだ画像そのもので全スタイルのプレビューが並ぶので、名前ではなく結果を見て選べます。あとは「破壊度」スライダー1本で強弱を決めるだけ。迷ったら「ガチャ」を押すと工程がランダムに組まれ、「少し変える」で気に入った方向へ寄せていけます。
用意されている劣化工程
- 縮小 / 拡大:解像度を落として引き伸ばす、ガビガビの土台。拡大時の補間を切ればドット絵状になります。
- 再帰JPEG:JPEG圧縮を繰り返します。同じ位置で圧縮し続けると数世代で変化が止まるため、パスごとに画像をずらして世代劣化が積み上がるようにしています。
- WebP圧縮:JPEGとは異なり、輪郭が水彩画のようにのっぺり溶けます。
- 減色(ディザ):メディアンカット法で色数を絞り、Floyd-Steinbergディザを掛けます。2000年代のウェブGIFの質感。
- ビット深度:RGBを各数ビットに削り、バンディング(縞)を発生させます。5/6/5はガラケー液晶(RGB565)の色。
- クロマにじみ:色差成分だけを間引きます。赤や青の輪郭が本体からずれる、あの現象。
- 彩度ブースト:彩度とコントラストを持ち上げ、いわゆる「ディープフライ」な焦げた色に。
- シャープ / ぼかし / ノイズ:輪郭のハロ、にじみ、ざらつきを足します。
- 再スクショ:微小な回転と拡縮を挟みながら圧縮を繰り返し、転載を重ねた画像の質感を再現します。
崩れていく過程を書き出せます
「崩壊の経過」スライダーを動かすと、工程が進むごとに画像が壊れていく様子をたどれます。再生ボタンでアニメーションとして眺めることもでき、その動きはGIFやWebMとして書き出せます。
プライバシーへの配慮
GABIBI MAXは全ての画像処理をお使いのブラウザ上(ローカル環境)で実行します。アップロードした画像データが外部のサーバーに送信・保存されることは一切ありませんので、プライバシーに配慮した設計です。