正方形・平行移動
正方形の上辺と左辺を自由に変形すると、向かい側の辺が平行移動でコピーされます。最も素直で、エッシャーの動物タイルにもよく使われる基本のモードです。
M.C.エッシャーの敷き詰め(テセレーション)にインスパイアされた、ブラウザだけで動くタイリング作成ツール。辺をドラッグするだけで、対称性のルールに従って隙間なく噛み合う複雑なパターンが生まれます。
テセレーション(tessellation)とは、すき間も重なりもなく平面を埋め尽くす図形の並べ方のことです。日本語では「敷き詰め」「平面充填」とも呼ばれます。お風呂の床のタイルや蜂の巣の六角形も、身近なテセレーションの例です。
オランダの版画家 M.C.エッシャー(1898–1972)は、ただの幾何学図形ではなく、鳥・魚・トカゲ・天使と悪魔といった具象的なモチーフで平面を完全に埋め尽くす作品を数多く残しました。一見複雑に見えるその図形も、実は「ある辺をへこませたら、対応する辺を同じだけ出っ張らせる」という単純な対称性のルールから生まれています。
Tessellation Studio は、この対称性のルールをブラウザ上で扱えるようにしたツールです。タイルの辺をドラッグするだけで、ツールが自動的に対応する辺を計算し、常に隙間なく敷き詰まる形だけを作れるようになっています。インストール不要・アカウント登録不要・サーバーへの送信なし。すべてあなたのブラウザの中だけで処理されます。
Tessellation Studio には4つの作図モードがあります。それぞれが異なる対称性(数学的には「壁紙群」と呼ばれます)に対応しており、生まれるパターンの雰囲気が大きく変わります。
正方形の上辺と左辺を自由に変形すると、向かい側の辺が平行移動でコピーされます。最も素直で、エッシャーの動物タイルにもよく使われる基本のモードです。
六角形の3組の辺をそれぞれ変形。蜂の巣状の充填をベースにした、より有機的で密なパターンが得られます。亀の甲羅や葉のような印象に。
1本の基準辺が、四隅を中心に90°ずつ回転してタイル全体を構成します。風車(ピンウィール)のように渦を巻く、回転対称の華やかなパターンになります。
左の形(A)から右の形(B)へ、列ごとに少しずつ変化していくモード。エッシャー『メタモルフォーゼ』のように、ある形が別の形へ連続的に移り変わる帯を作れます。
エッシャーがテセレーションに夢中になるきっかけとなったのは、1922年と1936年に訪れたスペイン・グラナダの宮殿 アルハンブラ でした。イスラム美術の職人たちが幾何学的なタイルで壁面を埋め尽くした装飾に深く感銘を受け、彼はそのスケッチを大量に持ち帰ります。
イスラム美術では宗教上の理由から具象的なモチーフが避けられていましたが、エッシャーは逆に生き物の形で平面を埋めることに挑みました。彼はこれを「規則正しい平面分割(regular division of the plane)」と呼び、生涯の主要なテーマのひとつとしました。
平面を周期的に埋め尽くす対称性のパターンは、数学的にちょうど 17種類の「壁紙群(wallpaper group)」 に分類できることが知られています(19世紀末に結晶学・群論の中で確立された分類です)。エッシャーは数学の専門教育を受けていませんでしたが、結晶学を専門とする兄の知見にも刺激を受けながら、平面分割を整理する独自のシステムを編み出し、多くの対称性を作品に取り入れていきました。
The regular division of the plane is the richest source of inspiration I have ever struck. 平面の規則正しい分割は、私が掘り当てた中で最も豊かな着想の源泉だ。 — M.C. エッシャー(主旨)
Tessellation Studio の4つのモードは、この壁紙群のうち代表的な対称性(平行移動の p1、回転の p4 など)に対応しています。「辺を変形しても必ず敷き詰まる」という制約は、エッシャーが直感的に守っていたルールを、ツールが自動で保証してくれるものだと考えてください。
難しい数学の知識は不要です。形を選び、辺をいじり、書き出す。これだけでエッシャー風のテセレーションが完成します。
上部から対称性モード(正方形・六角形・4回回転・メタモルフォーゼ)を選択。まずは「ランダム」ボタンで形の当たりをつけるのもおすすめです。
左の編集エリアで点をドラッグして形を変えます。辺をダブルクリックで点を追加、点をダブルクリックで削除。対応する辺は自動で同期し、隙間なく敷き詰まります。
配色を調整し、パターン全体を回転。仕上がったら PNG または SVG で書き出します。SVG は拡大しても劣化しません。
編集した点をスプライン曲線でつなぎます。スライダーが 0 ならカクカクした直線的な多角形タイル、右いっぱいで最もなめらかな曲線に。0〜1 で曲線の強さを無段階に調整できます。
0 で輪郭線なし、右にずらすほど黒い縁取りが太くなります。タイルの境界をくっきり見せたいときに。PNG・SVG の書き出しにもそのまま反映されます。
「ランダム」ボタンでタイルの形を自動生成。形はパッと切り替わるのではなく、現在の形からなめらかに変形していきます。当たりを付けたいときの起点に。
色を何色でも追加でき、対称性に応じて自動で塗り分けられます。「配色をランダム」でイメージ違いを一瞬で試せます。
敷き詰めたパターン全体を好きな角度に回転。構図を変えたり、斜めのリズムを生み出したりできます。回転角は書き出しにも反映されます。
高解像度の PNG と、印刷・再編集に強いベクター SVG の両方に対応。SVG はどれだけ拡大しても輪郭が劣化しません。スマートフォンでは画像を長押しして保存できます。
すき間も重なりもなく平面を埋め尽くす図形の並べ方のことです。日本語では「敷き詰め」「平面充填」とも呼ばれます。M.C.エッシャーは、鳥・魚・トカゲなどの具象的なモチーフで平面を埋め尽くす作品を数多く残しました。
はい、完全無料です。アカウント登録もインストールも不要で、ブラウザでアクセスするだけで使えます。生成したパターンにウォーターマークが入ることもありません。
各モードは対称性のルール(平行移動・回転)に従って、向かい合う辺や隣り合う辺を必ず同じ形で結びます。ある辺をへこませると、対応する辺が同じ分だけ出っ張るため、隣のタイルとぴったり噛み合い、平面に隙間なく敷き詰まります。これがエッシャーの敷き詰め作品の基本原理でもあります。
左から右へタイルの形が少しずつ変化していくモードです。エッシャーの『メタモルフォーゼ』のように、ある形が別の形へと連続的に移り変わる帯状のパターンを作れます。「左の形(A)」と「右の形(B)」をそれぞれ編集し、「変化の幅」スライダーで変化の急さを調整できます。
PNG(ラスター画像)と SVG(ベクター画像)の2形式で書き出せます。SVG は拡大しても劣化せず、印刷や Illustrator などでの再編集に向いています。書き出しには現在の回転角度・配色がそのまま反映されます。
平面を周期的に埋め尽くす対称性のパターンは、数学的にちょうど17種類に分類できることが知られています。これを「壁紙群(wallpaper group)」と呼びます。本ツールの各モードは、そのうち代表的なもの(平行移動の p1、4回回転の p4 など)に対応しています。
はい、スマートフォンのブラウザに対応するよう設計されています。点のドラッグ、ピンチ/ホイールでの拡大縮小、ドラッグでのパターン移動に対応しています。
本ツールで生成したパターンは、商用・非商用問わず利用可能です。ただし、生成物を「M.C.エッシャー作品」として表記して販売することはできません。詳しくは下記の免責事項をご確認ください。
本ツールをご利用いただく前に、以下の事項についてご確認ください。
本ツールの利用を開始した時点で、上記事項にご同意いただいたものとみなします。ご同意いただけない場合は、本ツールのご利用をお控えください。