VOCOE VX-24

声をロボットに変換。

ブラウザで動く無料のボコーダー。録音も、手持ちの音源も、歌うロボットボイスに。
和音や鍵盤で音程を付けたり、声の高さに自動で追従させたりして、そのままWAV保存できます。

インストール・会員登録不要。
音声データは端末内(ブラウザ)でのみ処理されます。

INPUTPTTでマイク録音
音声・動画対応
PROGRAM9種類の
ロボットボイス
PITCH和音・鍵盤
声への自動追従
EXPORT16bit ステレオWAV
複数はZIPで一括

HOW TO USE

ボコーダーの基本の使い方・操作フロー

STEP 1 INPUT

声を入れる

オレンジの PTT を押している間マイク録音します。長い話を録るときは短くタップすると固定モードになり、もう一度押すまで録音が続きます。

手持ちのファイルを使う場合は「音声を読み込む」から選択。MP4やMOVなどの動画ファイルも、音声トラックだけを自動で取り込みます。PCならファイルを直接ドラッグ&ドロップしてもOKです。

STEP 2 PROGRAM

プログラムを選ぶ

▶ PLAY でロボットボイスをすぐ確認できます。PG 1〜9 のボタンで音の種類を切り替えると、キャリア(元になるシンセ音)・和音・帯域数・応答などの設定がまとめて変わります。

LCDには選択中のプログラム、いま鳴っている音程と和音、出力のスペクトルが表示されます。LCDをタップすると頭出しできます。

STEP 3 PITCH

音程を付ける

本体下の鍵盤を停止中に押すと根音(基準の音の高さ)が決まり、CHORD で単音・5度・メジャー・マイナー7などの和音を重ねられます。

再生中に鍵盤を弾くと演奏として記録され、鍵を離した区間は休符(無音)になります。歌わせたいメロディをその場で弾き込んでください。声に追従 をONにすると、鍵盤の代わりに声の高さを解析して音程を自動で付けます。

STEP 4 EXPORT

WAVファイルで書き出す

「WAVで保存」を押すと、いま鳴っている音をそのまま16bit・ステレオのWAVとして保存します。ファイル名には vocoe-pg2-disco-…wav のようにプログラム名が自動で付きます。

複数のファイルを読み込む(または録音を重ねる)と一覧が現れます。「まとめてZIPで保存」を押すと、いまの設定を全ファイルに適用したWAVを1つのZIPで保存できます。

PROGRAMS

9つのボコーダープログラム

1 ROBOT
ロボット 鋸歯状波の単音。もっとも標準的なロボットボイスで、子音がはっきり通ります。
2 DISCO
ディスコ マイナー7の和音と広めのデチューン。エレクトロやディスコでおなじみの、歌うロボットの声。
3 CHOIR
コーラス ストリングス系のキャリアにメジャーの和音とビブラート。合唱のように広がります。
4 ANDROID
アンドロイド 矩形波を低めに。帯域数を絞ったこもり気味の声で、機械的な冷たさが出ます。
5 BASS
低音ロボット 1オクターブ下+オクターブの和音。地鳴りのように太い声。
6 WHISPER
ささやき ノイズをキャリアにした音程のない声。幽霊やささやき、風の声に。
7 SPACE
宇宙 5度の和音にゆっくりした応答とグライド。宇宙船のアナウンスのような浮遊感。
8 RETRO
古いロボット 帯域数8の粗い分解能。1970年代のボコーダーのようなざらついた声。
9 SINGER
声に追従 声の高さを解析してキャリアが追いかけます。歌うと歌い、話すと話す音程で鳴ります。

CONTROLS

ノブと切り替えボタン

BANDS
帯域数(8 / 12 / 16 / 24 / 32)。多いほど滑らかで聞き取りやすく、少ないほど粗く機械的になります。
FORMANT
キャリア側の帯域のずらし(±12半音)。上げると細く若い声、下げると太く低い声の質感になります。音程は変わりません。
RESPONSE
声の抑揚への追いつき方。速いほど子音がはっきりし、遅いほど滑らかに繋がります。
DETUNE
ユニゾンのずれ幅。上げるほど左右に広がり、分厚くなります。
HISS
サ行・タ行などの子音(高域)をそのまま通す量。聞き取りやすさに直結します。
GLIDE
音程が変わるときの滑らかさ。OFFで瞬時に切り替わり、上げるとポルタメントになります。
TRANSPOSE
全体の移調(±12半音)。声に追従するときも有効です。
MIX
原音との混ぜ具合。100%でロボットのみ、下げると元の声が重なります。
CARRIER
元になる音。SAW(鋸歯状波)/ PULSE(矩形波)/ STRINGS(重ねた鋸歯状波)/ NOISE(ノイズ)を順に切り替えます。
CHORD
根音に重ねる和音。単音/オクターブ/5度/メジャー/マイナー/sus4/メジャー7/マイナー7/セブンス。
SCALE
声に追従するとき、検出した音程を丸めるスケール。半音/長調/短調/ペンタ。キーは鍵盤で指定します。
声に追従
鍵盤の代わりに声の高さを解析して音程を付けます。初回は解析に少し時間がかかります。
ビブラート
キャリアにゆるやかな揺れを加えます。
サブ低音
根音の1オクターブ下に、声の強弱に合わせた低音を足します。
Space / A〜;
キーボード操作(Space: 再生/一時停止、Esc: 停止、1〜9: プログラム、B: 原音と比較、R: 押している間PTT、Z / X: オクターブ、A W S E D F T G Y H U J K O L P ;: 鍵盤)

IDEAS

ボコーダーの活用アイデア

01曲のワンフレーズをロボットに歌わせる

メロディを鼻歌でも録って、DISCOやCHOIRを選び、再生しながら鍵盤でコードを弾き込みます。鍵を離した区間は無音になるので、リズムを刻むように弾くと「あの感じ」になります。

02動画・ゲームのキャラクターボイスに

案内ロボット、宇宙船のコンピューター、敵のアンドロイド。ANDROIDやSPACEでセリフを変換するだけで、映像作品や自作ゲームのボイス素材になります。同じセリフでもプログラムを変えれば別のキャラクターに。

03歌声に和音を重ねてハーモニーを作る

「声に追従」をONにして、CHORDをメジャーやマイナーにすると、歌った音程に対して自動で和音が付きます。SCALEを長調・短調にすると、音程のゆれが整います。

04ささやきや幽霊の声で雰囲気を作る

WHISPERは音程を持たないノイズの声です。ホラーの演出、風のささやき、通信のノイズ越しの声などに。HISSを上げると言葉がより聞き取れます。

REQUIREMENTS

動作環境・プライバシー保護

PC・スマートフォンのモダンブラウザ(iOS Safari / Android Chrome / macOS & Windows Chrome, Safari, Edge など)に対応しています。専用アプリのインストールは不要です。

マイク録音を行う際は、初回にブラウザから表示されるマイクアクセスの許可ダイアログで「許可」を選択してください。

音声データは外部へ送信されません。録音、変換、試聴、WAV書き出しに至るすべての処理は、お使いのブラウザ・端末ローカル上でのみ完結します。サーバー等へ音声データがアップロードされることは一切ありません。

FAQ

よくある質問

ボコーダーとは何ですか?

声(モジュレーター)を多数の周波数帯域に分けて、各帯域の音量の動きを取り出し、それでシンセ音(キャリア)の同じ帯域の音量を動かす方式です。シンセ音が声の口の形をなぞるため、音程のある機械的な声になります。1970年代からシンセサイザーの周辺機器として使われ、エレクトロやディスコの「歌うロボット」の声はこの仕組みです。VOCOEはこの処理をブラウザ内のWeb Audio APIだけで行い、BANDSで帯域の数、CARRIERでシンセ音の種類を選べます。

トークボックスやオートチューンとは違いますか?

違います。トークボックスは楽器の音を口の中で響かせてマイクで拾う機材で、オートチューンは声そのものの音程を補正する処理です。ボコーダーは声とシンセ音の2つを掛け合わせるため、和音を鳴らしたり、鍵盤で好きな音程を付けたりできます。VOCOEの「声に追従」は、声の高さを解析してキャリアの音程に使う機能で、オートチューン風の使い方に近づきます。

声が聞き取りにくいときは?

HISS(子音)を上げ、BANDS(帯域数)を16以上にし、RESPONSEを速めにすると聞き取りやすくなります。FORMANTは0付近が最も自然です。元の音声は、なるべくノイズの少ないはっきりした声を使ってください。ボコーダーの性質上、母音を長めに、子音をはっきり発音した声ほどよく通ります。

鍵盤を押しても音が出ません

ボコーダーは声(入力)があるときだけ音が出る仕組みです。停止中に鍵盤を押すと根音の設定と短い試聴だけを行い、再生中に押すと演奏として記録されます。先に録音または音声の読み込みを行い、再生しながら鍵盤を弾いてください。

演奏をやり直したいです

再生中に弾き直すと、弾いた区間だけが上書きされます。全部消すときは鍵盤の右上に現れる「演奏を消去」を押してください。根音の和音(HOLD)に戻ります。

「声に追従」で音程が合いません

声の高さの検出は、はっきり発声した母音ほど安定します。SCALEを長調・短調・ペンタにして鍵盤でキーを指定すると、検出のゆれがスケール上の音に丸められます。GLIDEを少し上げると音程の切り替わりが滑らかになります。ささやき声や息の多い声は音程を持たないため、追従できません。

PTTを押しても録音が始まりません

ブラウザ側のマイク使用権限がブロックされている可能性があります。アドレスバー横の鍵アイコンやサイト設定(iPhone Safariの場合はURL欄の「ぁあ」メニュー)からマイク権限を「許可」に切り替え、ページを再読み込みしてお試しください。

どのようなファイル形式に対応していますか?

MP3・WAV・M4A・AAC・OGGなど、主要な音声フォーマットに対応しています。MP4やMOVなどの動画ファイルを読み込むと、音声トラックだけを自動で取り込みます。特殊なコーデックで読み込めない場合は、標準的なWAVまたはMP3に変換してからお試しください。

複数のファイルをまとめて変換できますか?

できます。「音声を読み込む」で複数ファイルを選ぶか、まとめてドラッグ&ドロップすると一覧が現れます。一覧の行をタップすると切り替えて試聴でき、「まとめてZIPで保存」で全ファイルに同じ設定を適用したWAVをZIPで保存します。鍵盤の演奏はファイルごとに記録されます。

書き出したWAVはステレオですか?

16bitのステレオWAVで書き出します。DETUNEで広がるユニゾンの左右差がそのまま入ります。元の音声がステレオの場合は左右を合成してから変換します。サンプルレートは元の音声に従います。

書き出したWAVファイルはどこに保存されますか?

PCの場合はブラウザ既定の「ダウンロード」フォルダ、iPhone/iPadの場合は「ファイル」アプリ内のダウンロード項目に保存されます。非圧縮WAVのため、各種DAWソフトや動画編集アプリにそのまま読み込めます。

長時間の音声ファイルを読み込んでも問題ありませんか?

すべての音声処理をブラウザのメモリ上で行うため、30分を超えるような長尺音源では動作が重くなる場合があります。数秒〜数分程度のフレーズやセリフの作成用途でのご利用をおすすめします。

イヤホンなしで録音するとハウリングしませんか?

録音中は入力音をスピーカーから出力しない設計になっているため、イヤホンを装着していなくてもハウリングが起きる心配はありません。

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