A geometric step sequencer
ジオメトンかたちを描くと、リズムになる。
円が1小節を表し、その上に置いた多角形の頂点を針が通るたびに音が鳴ります。三角形なら3分割、四角形なら四つ打ち。音符や鍵盤を使わず、図形を配置して変形させていくだけで直感的に曲が作れるステップシーケンサーです。
01 / One bar, one circle
円が1周して、
ちょうど1小節。
円の外周は16等分されており、これが16分音符の刻み(グリッド)になります。4本ある長い目盛は、それぞれ1〜4拍目のアタマ(拍の開始位置)です。時計回りに回転する針が1周すると、ちょうど1小節が進みます。
音が鳴るのは、針が図形の「頂点」を通過した瞬間だけです。どこに頂点を置くかで発音タイミングが決まるため、五線譜が読めなくても、円の上の位置関係を見るだけでリズムを直感的に把握できます。
02 / Shape is rhythm
正多角形を置くだけで、
等分割のリズムになる。
図形の頂点数を増減させるだけで、リズムの細かさを自在に切り替えられます。四角形なら四つ打ち、八角形なら8分刻み、十六角形なら16分の連打。複雑な楽譜を見なくても、図形の形そのものがリズムパターンを表しています。
16分割の円周に対して、3・5・6・7角形などは均等に割り切れません。そのため各頂点は最も近い目盛(三角形なら0・5・11番目)に自動で吸着します。この規則的なズレによって、四角形などの均等なビートと重ねたときに、心地よいポリリズム(拍のズレ)が生まれます。
03 / Rotate & expand
回せば裏拍になり、
広げれば音が上がる。
盤面をドラッグすると、選択中の図形全体を回転できます。頂点の位置関係を保ったままタイミングを一括でずらせるため、例えば四角形を2目盛回すだけで、四つ打ちから8分裏打ちのリズムへと手軽に変化します。
円の中心から外側へ向かって、8本のリングが並んでいます。図形を広げて外側のリングに置くと、ドラムパートは打音が強くなり(ハットは外側2本でオープンハット化)、音階パートは音が高くなります。リングは音階の段に対応しており、5段上がると1オクターブ高くなります。
頂点を直接ドラッグすれば、特定の1音だけを個別に動かすことも可能です。1音だけタイミングを早めてシンコペーション(食わせ)にしたり、高さを変えてアクセントをつける調整が簡単に行えます。
04 / Bend the edge
辺をふくらませて、
あいだに経過音を挟む。
各辺の中央にある白い丸ハンドル(頂点数2〜8のときに表示)を外側や内側にドラッグすると、線がカーブを描き、曲げた量に応じて途中に経過音(細かい連打)が自動で挿入されます。最大6音まで追加でき、頂点数を増やさずにリズムの密度やフィルインを作れます。
音階パート(ベース・メロディ・ベル)で音を「のばす」に設定している場合は、経過音が増えるのではなく、伸ばした音がカーブの軌道に沿って滑らかに音程変化(ピッチベンド)します。線の曲がり具合がそのままメロディの抑揚になります。
直線の状態に戻したいときは、かたちバーの「まっすぐ」ボタンを押すか、曲げたハンドルをダブルタップしてください。
05 / One note at a time
ダブルタップで、
1音ごとに表情を変える。
頂点や辺をダブルタップすると、その音の鳴らし方を個別に変更できます。音階パート(ベース・メロディ・ベル)では「のばす」になり、次の頂点までサステインが続きます。ドラムパート(キック・スネア・ハット)では「つよく」になり、打点が星形に変わってアクセントが効きます。
全体の表情を一括で変えたいときは、かたちバーの「のばす/つよく」ボタンが便利です。押すごとに 全音 → 拍アタマのみ → なし の順でまとめて切り替わります。
06 / Six parts
6つのパートを重ねて、
アンサンブルを作る。
ジオメトンには役割の異なる6つのパートがあり、パートごとに1つずつ図形を配置できます。下のパートボタンを選ぶと初期図形が配置されるので、そこから頂点数や回転・カーブを調整して重ねていきます。鳴らさないパートはミュートや削除が可能です。
07 / A B C D
4つのパターンをつなぎ、
曲の展開を作る。
A・B・C・Dの4つのパターン面が用意されています。スタジオの「ながれ」をソングに設定すると、図形が入力されているパターンを順番にループ再生します。「コピー」ボタンで今の面を別の面へ複製し、少しだけ形を変えてバリエーションを作るのがスムーズです。
さらに「ブレンド」をモーフに設定すると、1小節かけて次のパターンの形状へと滑らかに変形(モーフィング)しながら音が推移します。頂点数が異なる場合も自動で頂点が分裂・結合するため、三角形が徐々に六角形へと変化していくような連続的な展開を楽しめます。
08 / Chord progression
図形はそのままに、
コード進行で響きを変える。
スタジオの「コード」項目で進行を選ぶと、小節ごとにコード(和音)が自動遷移します。配置した図形はそのままでも、リングに割り当てられる音階がコード構成音へとリアルタイムに差し替わるため、心地よいハーモニーの変化が生まれます(コード選択時は4リングで1オクターブ)。
コードを選択していないときは、「キブン」の設定がベースのスケールを決定します。しっとりは落ち着いたマイナーペンタトニック、あかるいは開放的なメジャーペンタトニックです。キー(主音)はA・C・D・E・F・Gの6種類から指定できます。
コード進行を選択中は、音階の決定がコード側に委ねられるため「キブン」の設定は自動で無効になります。8小節や12小節など小節数の長い進行を書き出す際は、書き出し画面の「くり返し」回数を進行の長さに合わせると綺麗に一周分が収まります。
09 / Studio
シンセサイズも
エフェクトも、
すべてブラウザ内で完結。
録音されたオーディオファイル(サンプリング音源)は使っていません。太鼓のアタック感からベルの澄んだ倍音まで、Web Audio APIを使ってブラウザ上でリアルタイムに波形を合成しています。「おと」のタイプを切り替えるだけで、6パート全体の音色キャラクターが一括で変わります。
ハネ(スウィング)は16分の裏拍を後ろに遅らせてグルーヴ感を出す機能で、0〜60%の範囲で微調整できます。またみため(テーマ)は「プレーン・かみ・よぞら」の3種類があり、作業画面だけでなく書き出す画像やベクターの配色にも反映されます。
10 / Export
オーディオとしても、
グラフィック素材としても
出力可能。
画面上で描いた幾何学模様は、音楽として鳴るだけでなくグラフィックとしても楽しめます。そのため音声ファイルに加え、高解像度の画像やベクターデータとしても書き出せるように設計しています。
ジオメトンで作成した楽曲や図形データは、商用・非商用を問わず自由にお使いいただけます。クレジット表記も不要です。
音声の合成・グラフィック描画・ファイル書き出しは、すべてお使いのブラウザ(端末内)で高速に処理されます。サーバーへのデータ送信やアカウント登録は一切不要です。作業中のデータはブラウザ(localStorage)に自動保存されるため、ページを閉じても次回そのまま続きから再開できます。
11 / Questions
よくある質問。
- 音が出ません
- iPhoneやiPadをご利用の場合、本体横のサイレントスイッチ(消音モード)がONになっているとブラウザの音が鳴りません。スイッチおよび音量設定をご確認ください。また、ブラウザのセキュリティ仕様により、画面を1度タップするまで音声再生が制限されます。「さいせい」を押しても音が聞こえない場合は、盤面をタップしてから再度再生ボタンをお試しください。
- 楽譜が読めなくても使えますか
- 楽譜の知識はまったく必要ありません。音符や鍵盤の代わりに、円の上に図形を置いて「回す・広げる・曲げる」といった直感的な操作だけで曲が作れます。まずは「おまかせ」ボタンを押して自動生成されたパターンを再生し、そこから形を崩して遊んでみるのがおすすめです。
- 三角形は正確な3連符ですか
- 厳密な3連符ではなく、「16分音符のグリッド(16分割)上で最も3等分に近い位置(0・5・11番目の目盛)」に頂点が吸着する仕様です。5角形や7角形なども同様にグリッド上で近似配置されるため、この割り切れないわずかなズレが、四つ打ちと重なることで独特のグルーヴ感(ポリリズム)を生み出します。
- 作った曲は自由に使えますか
- 商用・非商用を問わず、動画のBGM、ゲームのBGM・SE、Webサイトの素材、印刷物のグラフィックパターンなど、あらゆる用途に自由にご利用いただけます。制作者への連絡やクレジット表記も一切不要です。
- 作りかけのデータは残りますか
- 配置した図形やスタジオの設定は、お使いのブラウザ(localStorage)へ自動で保存されるため、次回アクセス時も自動で前回の続きから読み込まれます。ただしブラウザのキャッシュや履歴をクリアするとデータが消去されるため、大切なデータや別端末へ引き継ぎたいデータは、保存メニューから「JSON(作業用)」を書き出して保管してください。
- パソコンでも使えますか
- スマートフォン・タブレットだけでなく、パソコンのブラウザでも快適にご利用いただけます。マウスドラッグによる直感的な操作に加え、スペースキー(再生/停止)、⌘Z・Ctrl+Z(もどす)、⇧⌘Z・Ctrl+Y(やりなおす)などのキーボードショートカットにも対応しています。
- 音がプツプツ途切れます
- 同時に多数の音や経過音を発音している場合、お使いの端末の処理負荷が高くなり音飛びが生じることがあります。不要なパートをミュートする、図形の頂点数を減らす、辺のカーブを「まっすぐ」に戻して経過音を減らすことで負荷を軽減できます。また、バックグラウンドで動いている他のアプリやタブを閉じるのも効果的です。
- ハネとは何ですか
- 偶数番目(2番目・4番目…)の16分音符の発音タイミングを後ろへ遅らせることで、跳ねるようなスウィング・シャッフルのリズムを生み出す設定です。数値を上げるほど跳ね具合が強くなります。表拍のみの四角形では変化がありませんが、八角形や十六角形、カーブによる経過音など細かいリズムほど顕著にノリが変化します。
12 / Start drawing
まずは四角形を、
ひとつ置いてみてください。
キックに四角形を置いて四つ打ちを鳴らし、ハットに八角形、メロディに三角形を重ねてみる。それだけで、心地よい1小節のリズムアンサンブルが立ち上がります。
円の回転ではなく、グリッド状のマス目で直感的にビートを組み立てたい場合は、姉妹ツールの ポチオト もおすすめです。16個のマス目をポチポチ押すだけで、音楽理論の知識がなくても手軽にトラックメイクが楽しめます。