全角・半角変換ツール(文字種選択機能付)

このツールは、全角と半角を双方向で簡単に変換できる無料のオンラインサービスです。カタカナだけでなく、英字、数字、スペース、記号など、変換したい文字種を自由に選択できます。全角から半角へ、半角から全角へと自由に変換でき、プログラミング、データ処理、テキスト編集など様々な場面で役立ちます。

新機能: 変換する文字種を選択できるようになりました。カタカナ、英字、数字、スペース、記号から必要な種類だけを選んで変換できます。初期状態ではすべてにチェックが入っています。
全角→半角
半角→全角

全角から半角への変換

変換する文字種:

半角から全角への変換

変換する文字種:

使い方

  1. 上部のタブで変換方向(全角→半角または半角→全角)を選択します
  2. 変換したい文字種にチェックを入れます(カタカナ、英字、数字、スペース、記号から選択可能)
  3. テキストエリアに変換したいテキストを入力します
  4. 「変換する」ボタンをクリックします
  5. 下のテキストエリアに変換された結果が表示されます
  6. 「結果をコピー」ボタンで変換結果をクリップボードにコピーできます

変換例(すべての文字種を選択した場合):

全角→半角:「アイウエオ カキクケコ 123 ABC ?!()”’¥」→「アイウエオ カキクケコ 123 ABC ?!(){}"'¥`」

半角→全角:「アイウエオ カキクケコ 123 ABC ?!(){}"'¥`」→「アイウエオ カキクケコ 123 ABC ?!()”’¥」

部分変換例(カタカナのみ選択した場合):

全角→半角:「アイウエオ 123 ABC」→「アイウエオ 123 ABC」

半角→全角:「アイウエオ 123 ABC」→「アイウエオ 123 ABC」

文字種選択機能について

このツールでは、変換する文字種を選択できるようになりました。これにより、必要な文字だけを変換し、その他の文字はそのまま保持することができます。

選択可能な文字種

文字種選択のメリット

全角と半角の違い

全角と半角は、日本語の文字入力において重要な違いがあります。それぞれの特徴を理解することで、適切な場面で使い分けることができます。

特徴 全角 半角
表示幅 1文字が全角(多くの場合2バイト相当) 1文字が半角(多くの場合1バイト相当)
使用例 一般的な日本語文書、小説、論文など プログラミング、データベース、レガシーシステム、ファイル名など
見た目 「アイウエオ 123 ABC」 「アイウエオ 123 ABC」
データサイズ 大きい傾向 小さい傾向

変換が必要な場面

全角と半角の相互変換が必要になるケースは多岐にわたります。

全角から半角への変換が必要な場面

半角から全角への変換が必要な場面

変換対応文字一覧

このツールでは、文字種選択でチェックを入れた以下の文字について、全角と半角の相互変換に対応しています。

文字種 対応内容 (全角 ⇔ 半角)
カタカナ
  • 基本文字 (ア〜ン ⇔ ア〜ン)
  • 濁音 (ガ〜ド、バ ⇔ ガ〜ド、バ など)
  • 半濁音 (パ〜ポ ⇔ パ〜ポ)
  • 小文字 (ァィゥェォッャュョ ⇔ ァィゥェォッャュョ)
  • 長音符 (ー ⇔ ー)
  • ※ 半角の濁点(゙)・半濁点(゚)も正しく処理されます。
英字 アルファベット大文字 (A〜Z ⇔ A〜Z)
アルファベット小文字 (a〜z ⇔ a〜z)
数字 アラビア数字 (0〜9 ⇔ 0〜9)
スペース 全角スペース ⇔ 半角スペース (  ⇔ )
記号 。⇔。   、⇔、   ,⇔,   .⇔.
「⇔「   」⇔」   (⇔(   )⇔)   [⇔[   ]⇔]   {⇔{   }⇔}
+⇔+   -⇔-   *⇔*   /⇔/   =⇔=   <⇔<   >⇔>
!⇔!   ?⇔?   #⇔#   $⇔$   %⇔%   &⇔&   @⇔@
^⇔^   _⇔_   |⇔|   ~⇔~   ・⇔・
¥⇔¥   ”⇔"   ’⇔'

注意: 上記の文字でも、「変換する文字種」でチェックが外されている種類の文字は変換されません。
また、半角の「\」(バックスラッシュ、環境により¥に見える文字)は変換対象外となります。

よくある質問(FAQ)

Q: このツールは無料で使えますか?
A: はい、完全に無料でご利用いただけます。登録や会員登録も不要です。
Q: 入力したデータはサーバーに保存されますか?
A: いいえ、このツールはすべての処理をあなたのブラウザ上(クライアントサイド)で実行します。入力データがサーバーに送信されることはありませんので、安心してご利用ください。
Q: 一度にどれくらいの文字数を変換できますか?
A: ブラウザの性能やメモリに依存しますが、一般的には数千文字〜数万文字程度であれば問題なく変換できることが多いです。非常に長いテキストの場合は、ブラウザが一時的に応答しなくなる可能性もあります。
Q: 半角カナの濁点・半濁点は正しく変換されますか?
A: はい、半角カナの「ガ」(カ+゛)や「パ」(ハ+゚)のような、文字と濁点・半濁点が分離している場合も、正しく結合された全角カナ(「ガ」「パ」)に変換されます。逆も同様です。
Q: 特定の文字種だけを変換することはできますか?
A: はい、各変換方向のタブ内にある「変換する文字種」セクションで、カタカナ、英字、数字、スペース、記号の中から変換したい種類だけにチェックを入れることができます。チェックされていない文字種は変換されず、そのまま保持されます。
Q: オフラインでも使用できますか?
A: はい、このHTMLファイルを一度ウェブブラウザで開いた後、「名前を付けてページを保存」などの機能でご自身のコンピューターに保存すれば、インターネット接続がない状態(オフライン)でも利用可能です。
Q: キーボードの「¥」キーで入力した半角文字が全角になりません。
A: 多くの日本語キーボードで「¥」キーを押すと、半角の「\」(バックスラッシュ、U+005C)が入力されます。このツールでは現在、全角「¥」に対応する半角文字として「¥」(円記号、U+00A5)を扱っているため、「\」は変換対象外となります。半角の「¥」を変換したい場合は、文字コードU+00A5の「¥」を入力する必要があります。

技術的背景

日本語の文字コード体系では、全角文字は一般的に複数のバイトで表現されるのに対し、半角のASCII文字は1バイトで表現されます。この変換ツールでは、JavaScriptを使用して文字コードに基づいた文字マッピング(対応表)を作成し、入力されたテキストを一文字ずつチェックして、全角から対応する半角へ、および半角から全角への変換を行っています。

文字種選択機能は、各文字がどの種類(カタカナ、英字、数字、スペース、記号)に属するかを判定し、ユーザーが選択した文字種のみ変換処理を適用しています。これにより、テキスト内の特定の種類の文字だけを変換し、残りの文字はそのまま保持するという、より柔軟なテキスト処理が可能になっています。

半角カタカナは「JIS X 0201」という規格で定義されており、歴史的に文字コード容量が限られていた環境などで利用されてきました。全角文字との相互変換は、システム間のデータ連携や、異なる環境間での文字表現の統一、ユーザーインターフェースの改善などに役立ちます。

円記号(¥)とバックスラッシュ(\)については、文字コードの歴史的経緯から、日本語環境では同じキーで入力されたり、同じように表示されたりすることがありますが、Unicodeでは異なる文字(¥: U+00A5, \: U+005C)として定義されています。このツールでは全角¥(U+FFE5)と半角¥(U+00A5)を対応させています。