このツールは、全角と半角を双方向で簡単に変換できる無料のオンラインサービスです。カタカナだけでなく、英字、数字、スペース、記号など、変換したい文字種を自由に選択できます。全角から半角へ、半角から全角へと自由に変換でき、プログラミング、データ処理、テキスト編集など様々な場面で役立ちます。
変換例(すべての文字種を選択した場合):
全角→半角:「アイウエオ カキクケコ 123 ABC ?!()”’¥」→「アイウエオ カキクケコ 123 ABC ?!(){}"'¥`」
半角→全角:「アイウエオ カキクケコ 123 ABC ?!(){}"'¥`」→「アイウエオ カキクケコ 123 ABC ?!()”’¥」
部分変換例(カタカナのみ選択した場合):
全角→半角:「アイウエオ 123 ABC」→「アイウエオ 123 ABC」
半角→全角:「アイウエオ 123 ABC」→「アイウエオ 123 ABC」
このツールでは、変換する文字種を選択できるようになりました。これにより、必要な文字だけを変換し、その他の文字はそのまま保持することができます。
全角と半角は、日本語の文字入力において重要な違いがあります。それぞれの特徴を理解することで、適切な場面で使い分けることができます。
特徴 | 全角 | 半角 |
---|---|---|
表示幅 | 1文字が全角(多くの場合2バイト相当) | 1文字が半角(多くの場合1バイト相当) |
使用例 | 一般的な日本語文書、小説、論文など | プログラミング、データベース、レガシーシステム、ファイル名など |
見た目 | 「アイウエオ 123 ABC」 | 「アイウエオ 123 ABC」 |
データサイズ | 大きい傾向 | 小さい傾向 |
全角と半角の相互変換が必要になるケースは多岐にわたります。
このツールでは、文字種選択でチェックを入れた以下の文字について、全角と半角の相互変換に対応しています。
文字種 | 対応内容 (全角 ⇔ 半角) |
---|---|
カタカナ |
|
英字 | アルファベット大文字 (A〜Z ⇔ A〜Z) アルファベット小文字 (a〜z ⇔ a〜z) |
数字 | アラビア数字 (0〜9 ⇔ 0〜9) |
スペース | 全角スペース ⇔ 半角スペース ( ⇔ ) |
記号 | 。⇔。 、⇔、 ,⇔, .⇔. 「⇔「 」⇔」 (⇔( )⇔) [⇔[ ]⇔] {⇔{ }⇔} +⇔+ -⇔- *⇔* /⇔/ =⇔= <⇔< >⇔> !⇔! ?⇔? #⇔# $⇔$ %⇔% &⇔& @⇔@ ^⇔^ _⇔_ |⇔| ~⇔~ ・⇔・ ¥⇔¥ ”⇔" ’⇔' |
注意: 上記の文字でも、「変換する文字種」でチェックが外されている種類の文字は変換されません。
また、半角の「\」(バックスラッシュ、環境により¥に見える文字)は変換対象外となります。
日本語の文字コード体系では、全角文字は一般的に複数のバイトで表現されるのに対し、半角のASCII文字は1バイトで表現されます。この変換ツールでは、JavaScriptを使用して文字コードに基づいた文字マッピング(対応表)を作成し、入力されたテキストを一文字ずつチェックして、全角から対応する半角へ、および半角から全角への変換を行っています。
文字種選択機能は、各文字がどの種類(カタカナ、英字、数字、スペース、記号)に属するかを判定し、ユーザーが選択した文字種のみ変換処理を適用しています。これにより、テキスト内の特定の種類の文字だけを変換し、残りの文字はそのまま保持するという、より柔軟なテキスト処理が可能になっています。
半角カタカナは「JIS X 0201」という規格で定義されており、歴史的に文字コード容量が限られていた環境などで利用されてきました。全角文字との相互変換は、システム間のデータ連携や、異なる環境間での文字表現の統一、ユーザーインターフェースの改善などに役立ちます。
円記号(¥)とバックスラッシュ(\)については、文字コードの歴史的経緯から、日本語環境では同じキーで入力されたり、同じように表示されたりすることがありますが、Unicodeでは異なる文字(¥: U+00A5, \: U+005C)として定義されています。このツールでは全角¥(U+FFE5)と半角¥(U+00A5)を対応させています。