Skip links

新型コロナ禍の苦難に立ち向かうクリエイティブなアイデア

世界中が新型コロナウイルスと戦っている中で、少しでも人々の助けになればと様々なクリエイティブなアイデアが発信されています。そこから、自宅待機を余儀なくされている子どもたちのためのツール、ソーシャル・ディスタンスを啓発するためのグラフィック、家庭で外食気分が楽しめるアイデアなどを紹介します。

 

自宅待機中の子どもたちをサポートするアイデア

広告やデザインの専門サイト『Creative Review』で自宅待機に退屈している子どもたちを救うクリエイターたちのアイデアが紹介されています。

ニューヨーク在住のアーティストJon Burgerman氏は「It’s Great To Create(作ることはすばらしい)」というYouTubeチャンネルでシンプルなアートの作り方を紹介しています。

たとえば、まん丸い目玉を作っていろんなものに貼り付けてキャラクターに変身させたり、色のかたまりをランダムに並べた後からアウトラインや顔を描き込んで動物や人物にする遊びです。

 

 

この投稿をInstagramで見る

 

@petefowlerがシェアした投稿

自らを「モンスタリスト(Monsterist)」と名乗る英国人イラストレーターPete Fowler(ピート・ファウラー)氏は自分の作品をぬり絵にしてDropboxで提供しています。音楽にインスパイアされたFowler氏のぬり絵は大人でも楽しめます。

 

ほかのアーティストに加え、ボーイスカウトやガールスカウトの団体は自宅でできる活動ガイドを示したり、ナショナル・ジオグラフィックはキッズサイトやYouTubeでさまざまな素材を提供しています。

 

名作アルバムジャケットでソーシャル・ディスタンスを表現

ザ・ビートルズ(The Beatles)の『アビイ・ロード(Abbey Road)』のジャケット写真を見たことがある人は多いと思います。メンバー4人が1列になって横断歩道を渡る写真は有名です。ロックダウンされて人通りが少なくなったので横断歩道を塗り直したというニュースが流れました。

 

 

この投稿をInstagramで見る

 

Activista Los Angeles(@activistala)がシェアした投稿

ロサンゼルスのクリエイティブ・エージェンシーActivistaが『アビイ・ロード』のジャケット写真をアレンジしてソーシャル・ディスタンスを啓発する「6フィートカバー(6 feet covers)」キャンペーンを行いました。

新型コロナウイルスの感染リスクを減らすために、医学的な見地から人との距離を6フィート(約1.8メートル)以上保とうというルールがソーシャル・ディスタンス(social distance)です。

加工された写真ではメンバーは1列ではなく、互いに大きく離れて道を横断しています。

 

 

この投稿をInstagramで見る

 

Activista Los Angeles(@activistala)がシェアした投稿

同じくビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band)』でも古今東西の著名人は消され、メンバーだけが離れて立ったイメージに変わっています。

 

 

この投稿をInstagramで見る

 

Activista Los Angeles(@activistala)がシェアした投稿

ほかにもクイーン(Queen)、U2、ブロンディ(Blondie)、オアシス(Oasis)などのアルバムアートワークもキャンペーンに使用されています。アルバムアートワークのアレンジは法律に従って行われているということです。

 

バーガーキングの「隔離ワッパー」キャンペーン

パリの広告代理店Buzzmanはバーガーキングの広告を多く手がけてきました。バーガーキングはロックダウンによって閉店しているため、家庭でバーガーキングのハンバーガー「ワッパー」を再現できる「隔離ワッパー(Quarantine Whopper)」キャンペーンを展開しました。

キャンペーンポスターのビジュアルでは、ロックダウン中でも購入可能な市販の食材が整然と並べられています。その材料を組み合わせればワッパーのようなハンバーガーを家庭で作ることができるというわけです。ただし、調理法の説明はないので、うまく再現できるかどうかは挑戦するひとの創造性次第となります。

ワッパー以外にSteakhouse、Big Fish、Big Kingといったほかのメニューのバージョンもあります。

このキャンペーンはバーガーキングの公式ツイッターでも展開され、3,700回のリツイートと17,000の「いいね」を得ています。

 

今回のような苦境のさなかに、それを利用しているようなキャンペーンを展開したり、やや軽いトーンのメッセージを送るのは、ある意味とても難しいものです。ひとびとの反感を買ってブランドを傷つけるおそれもあります。バーガーキングは一緒に戦う一員として真摯な姿勢で臨んでいることが受け入れられたと考えられます。

 

【参考】
How to keep kids creatively occupied during coronavirus – Creative Review – https://www.creativereview.co.uk/kids-creative-activities-coronavirus/
Classic album covers reimagined for the social distancing era – Creative Review – https://www.creativereview.co.uk/album-covers-social-distancing/
Burger King creates a Quarantine Whopper to make at home – Creative Review – https://www.creativereview.co.uk/burger-king-quarantine-whopper-ad/

error: