積み上げ横棒グラフとは
積み上げ横棒グラフ(Stacked Horizontal Bar Chart)は、横棒の中に複数の系列を積み上げて並べたグラフ。「合計」と「内訳」を同時に、しかも長いラベル名のままで見せられます。「100%積み上げ」をオンにすれば、各行の合計を100%に揃えて構成比だけを比較できます。
縦の積み上げ棒グラフとの違い
項目名(カテゴリ)が長い・項目数が多い・順位や比率を上から並べたい場面では、横向きが圧倒的に読みやすくなります。
こんなときに使う
満足度アンケート(リッカート式)
「とても満足/満足/普通/不満/とても不満」の5段階回答を、年代別・地域別などのセグメントで比較。
部署別の業務時間構成
各部署の総時間と、会議・作業・移動などの内訳を同じ画面で比較。
年代別メディア利用構成
テレビ・ネット・新聞などの利用比率を、年代ごとに横並びで比較。
商品別のチャネル比率
商品ごとに、店舗・EC・代理店などの売上構成を横棒で並べる。
作り方のコツ
1. 「比率を見せたい」なら100%積み上げをオンに
絶対値の差を消して構成比だけを比較したいなら、「100%積み上げで表示」をオンにします。各行の合計が100%に揃うので、不満率や満足率の差が一目でわかります。
2. リッカート式は「肯定→中立→否定」の順で並べる
満足度アンケートでは、左から「とても満足→満足→普通→不満→とても不満」のように意味の順序で系列を積みます。色も「肯定=青/緑系」「否定=赤/オレンジ系」に分けると直感的です。
3. 系列数は3〜5個を目安に
5系列を超えると、各セグメントの違いが読み取りづらくなります。アンケートなら5段階、業務時間なら主要4種+「その他」のように整理しましょう。
4. n数を凡例近くに併記する
「不満が30%」と書かれていても、n=10とn=10,000では信頼度がまったく違います。グラフタイトルや凡例近くに必ずn数を添えるのが誠実な見せ方です。
よくある質問
はい、「見た目を調整」内の「100%積み上げで表示」をオンにすると、各行の合計を100%として構成比表示に切り替わります。元データはそのままで表示モードだけが変わります。
伝えたい情報は同じ「合計と内訳」ですが、項目名が長いとき・項目数が多いとき・順位や比率を上から並べたいときは、横向きの方が読みやすくなります。縦の積み上げ棒と切り替えながら比較してみてください。
技術的な上限はありませんが、見やすさの観点から5〜6系列までを推奨します。それ以上は配色で区別しづらくなります。リッカート式は5段階が定番です。
「凡例の数値」を「数値のみ」「割合のみ」「数値+割合」に切り替えると、各系列の合計を凡例に表示できます。グラフにカーソルを乗せると各セグメントの値・全体に対する割合をツールチップで確認できます。
系列を1つだけにすれば、実質的に単純な横棒グラフとして使えます。ランキングや単一指標の比較が目的なら、専用の横棒グラフメーカーの方が並び替え・強調機能まで揃っていておすすめです。