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独自調査(アンケート)

生成AIとロゴデザインに関する意識調査

デザイナー・アートディレクターを120名を対象にして、画像生成AIとロゴデザインに関する意識調査(アンケート)を行いました。ランサーズを利用したアンケート情報を基に集計・グラフ作成を行なっています。

■調査対象

・対象期間:2024年1月23日〜29日
・対象件数:120件
・対象職種:デザイナー・アートディレクター

【本データを引用する際のお願い】
本データ・グラフ画像は、ブログやメディアに掲載可能です。
その際は出典元として、以下のリンクを設定してください。

出典:ASOBOAD (https://amix-design.com/asoboad/)

※スマートフォン上で統計グラフが見辛い場合は、スマートフォンを横にしてご覧ください。

【留意点】この調査はクラウドソーシングサイトを介して行われています。その為、対象範囲に限りがあり、結果には偏りが存在する可能性が十分にあります。また、120名という比較的小規模なサンプルサイズであり、この結果が全てのデザイナー・アートディレクターを代表するものではないことに留意してください。

どのような画像生成AIを
使用したことがありますか?
(複数選択可)

※用途はロゴデザインに限定しない

No Data Found

画像生成AIを"ロゴデザインに"
使用したことがありますか?

No Data Found

"画像生成AIをロゴデザインに利用すること"
に対してどのような意見を持っていますか?

※非常にネガティブ は2.5%

No Data Found

"ロゴデザインにおける画像生成AIの利用目的"は
どのようなものが考えられますか?
(複数選択可)

No Data Found

"画像生成AIを活用したロゴ制作"に
対する将来的な期待はどうですか?

※非常に低い は0.8%

No Data Found

画像生成AIへの期待や懸念

- アンケート回答より抜粋 -

ポテンシャルがどこまで上がるのか常に界隈の状況を確認するようにしていますが、この手の話は法整備の話が必ず後手に回ってくるので問題ないラインの線引きについて常に不安に思っています。

期待することは、デザインのすそ野が広がること。今までは、いいアイデアがあってもそれを表現できない場合(技術不足等)もあったと思うが、いろんな試作が低コストでできることで、今までにない表現が可能になる可能性がある。懸念としては、似たような表現が多くなり、場合によっては没個性なデザインが氾濫することが考えられると思います。

デザインを考える時に自分一人だとどうしてもパターンや傾向が偏ってしまうので、新しいアイデアを得るために使うのはありだと思います。 ただこのまま進化していくと指示を出すのがうまい人しか必要なくなるのが不安です。

著作権に関してはとても不安に感じる。生成された案のどの部分が他の作品と類似しているか、著作物として問題あるかどうか自分自身では判断できないことが多いから。

利便性の面を見れば魅力がある。しかしそれだけ模倣的なもので終わってしまい、人間が独自で作る熱意のこもった良き新作が生まれなくなるような気もする。少なくとも普及による弊害があると懸念できる。

オリジナリティに欠ける心配や細かい指示が行き届かず自分のアイデアを具現化することが難しく、プロンプトを入れた時の結果が人間の目で見た時にリアリティに欠けていたり不自然な場合がかなり多く、実用性には程遠く、最終的に調整を加えるにしてもまだツールとして頼りないと思います。

現段階ではニュースなどで取り上げられているほど懸念はないものの、特に商用として利用が本当に可能なのかなどについては法律的に懸念があり、かつ、あまり画像生成AIに頼りすぎた際に、自分でデザインをする能力が減ってしまうかもしれない、という懸念はある。

最初はクオリティに問題がありつつも、もう既に改善されていてどう活かしていくかを考えるとワクワクします。数秒で画像が再生できるので、使い方次第だと感じます。

生物的な構造の深い理解が必要なキャラクターデザイン分野は別として、抽象化や記号化を多用するロゴデザインの分野は画像生成AIが得意とするところであるのかなという印象。また、例えば自分がロゴデザインを依頼するクライアント側だとして、提出されたデザインにAIによって作成されたものが混じっていたとしても気付ける自信はない。

期待に関しては、人ではあまり思いつかなかったような画像が出来上がってくると、とても印象に残り勉強になります。懸念は人が描いたものなのかAIが描いたものなのか区別がつかないことだと思います。

画像生成AIは、上手く使えば、デザインプロセスの効率化や医療診断の精度向上、ゲーム開発の工期削減などに役立つが、デマの拡散や詐欺などの犯罪に利用される可能性もある。

最終デザインとしての使用は社内で理解を得るのが難しかった。世間一般的な意見が増えれば理解が得られるだろうが、現状では難しい。作業として下書きやイメージのために生成するのであれば、効率よくデザイン検討ができるため個人的には使い勝手が良い。 生成AIの是非はどこまでいっても使い方次第であり、浸透するには世論の形成を待つしかないと思う。

登場して間もないこともあり、まだまだ世間への浸透や受け入れの度合いの低さや、法整備や個々の価値観、線引きのライン等も曖昧な状況なので、様子を見ながらかつ有効に利用していきたい。

生成AIによってアニメーターなどが作業時間を大幅に削減しているなどの情報を見たことはありますが、一方で著作権の問題などがあることも知ったので今は中立です。

デザイナーが思いつかない絵を描くことに期待。特色やデザイナーの想いとはかけ離れてしまう事が懸念されるが、想像しない絵を見る事でデザイナーも新たな構想が浮かぶのでは無いかと思う。

何も思いつかない時に使用すると、自分にアイデア出しに繋がったりするカンフル剤のような物として使うには罪悪感がない。最初から最後まですべて頼り切ってしまうと、AIに頼ったという罪悪感があったりする。

個人の知恵を絞って作り出された作品に対しては、それ自体にお金が支払われるべきで、生成AIがいけないのではなく、無法で何でもフリー素材扱いのようになってしまっているのが問題なのだと思います。AIで使用した元の案に対しては、ひとつひとつ価格がつけられていてもいいのではないかと思います。その上で、AIの登場は歓迎します。

ロゴに関しての懸念としては、AIは既存のものから学習するので、既存のロゴと似たようなロゴが生成され、気付かぬうちに著作権を侵害する可能性がありそうで、少し心配です。

将来クリエーターにを目指す人が少なくなり、ここぞという時に胸をうつ作品が今後でてこないような気がする。それはとてもさみしく、宝を失うような感情だ。

簡単にできる面があるが、デザインの類似や専門性の欠如などが考えられるので、いいとは考えられない。今後のことを考えるとしっかりと法の整備をした方がいいと思う。

デザイン案としてはありだと思いますが、そのままの利用はおかしな点がまだまだあったりするので、あくまで補助的な役割として利用すべきだと考えます。

チャットではAIは活用していますが生成AIでデザインはしたことはないのですが、AIはデータの中で当たり障りのない答えを導き出すことに優れていると思うので、とんでもないアイデアが出てくることはないと思っています。特にデザインや作曲など芸術の分野において『人』が産みの苦しみから作り出した作品には勝てないような気がしています。しかし前向きに捉えてはいます。

コンペで公開されているロゴデザインを見ていると、生成AIのパターンがわかってきてしまうので、目新しさや斬新なアイディアを感じることができません。「このデザインならAIに任せることはないのでは」と思うことも多いです。

現段階では違和感が大きい仕上がりになるため、実用的ではないと判断している。技術が向上すれば、実用に耐えるレベルになるはずだが、直感で不自然さが残るのなら、個人としては使用するつもりはない。