Description
このロゴ原案は、見る人に安心感を与えるシンプルかつ洗練されたデザインです。中心に描かれているペン先は、単なる装飾ではなく、知的な職業に携わる士業ならではのモチーフです。文章を書く、契約書を扱う、法的な根拠を示す――そうした行為に共通する「記す」という行為が、ロゴとして表現されています。力強さのある左右対称のシルエットは、論理性と中立性を感じさせ、信頼を重視する職業にふさわしい印象を与えます。
加えて、円形のフォルムは、関係性の連続性や調和を意味し、相談から手続き、問題解決まで一貫して伴走する姿勢を象徴しているようにも受け取れます。この円の上下にわずかに空間がある点も特徴的で、閉じすぎない構造が、開かれた姿勢や柔軟性を印象づけます。色使いにおいても、深いネイビーと落ち着いたゴールドの組み合わせは、格式の高さを保ちつつも堅苦しさを感じさせないバランスです。
士業だけでなく、出版、教育、文筆業など、知的な印象を必要とする他業種でも応用が可能です。たとえば、士業とコンサルティング業を兼ねる個人事務所や、小規模ながら質にこだわる編集プロダクションのシンボルとしても違和感がありません。また、ペン先モチーフの中央には穴が設けられており、見る人によっては「目」にも見えるため、”見抜く力” や “本質を捉える”といった解釈もでき、ブランディング上のメッセージ性を持たせる余地もあります。