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1040 個の細胞のうちの、ひとつの血筋

EXTANT40億年をつなぐ血筋

最初の細胞から今日まで、あなたの血筋を40億年つないでください。細菌として生きるか、古細菌として生きるか。海に残るか、陸へ上がるか。分かれ道で選んだ姿のまま、大陸が動き、海が凍り、隕石が落ちる時代を生きのびます。

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あなたは、生き物ではなく「血筋」を生きる

地球にこれまで存在した細胞は、1039〜1040 個と推定されています(Crockford ほか 2023)。今日生きている生き物は、どれもその中から一度も途切れずに続いてきた血筋の先にいます。

EXTANT では、約40億年前の最初の細胞から始まるひとつの血筋を受けもちます。1匹の一生ではなく、何兆世代も続いていく「なかま」の流れです。同じ祖先から分かれたほかの3つの血筋も、となりで同時に進みます。

EXTANT(エクスタント)は英語で「今も存在している」という意味です。生物学では、絶滅した生き物(extinct)に対して、今も生きている生き物を extant と呼びます。あなたの血筋を、今日まで extant のまま届けてください。

遊び方は、選ぶ・読む・備える

  1. 分かれ道で、次の姿を選ぼう

    時代が進むと、今の姿から新しい道がひらきます。行き先は、シアノバクテリア、三葉虫、恐竜、ネコ、根粒菌……どれも実在した生き物のなかまです。まだ見つけていない道は、何になるかを伏せたまま、体や暮らしの変わり方だけを手がかりに選びます。選ぶと札がめくれて正体が分かります。選ぶのは一度きり。今の姿のまま暮らしつづけることもできます。細菌がミトコンドリアに、シアノバクテリアが葉緑体になる「内部共生」の道もあります。

  2. 兆しを読んで、異変に備えよう

    大量絶滅などの大きな出来事の前には、兆しが出ます。「南の大陸ゴンドワナに氷河が広がり、海面が下がってきた」のような前触れと一緒に、今の暮らしがどれくらい危ないかと、その理由が分かります。安全なすみかへ移る、遠くまで散らばる、食べられるものを増やす、から備えを選びましょう。比較的安全なときは札が出るだけで、選ぶ必要はありません。兆しの文は、そのあと出る出来事の見出しにも載ります。出来事の見出しや、分かれ道でめくれた札は、押すまで時間が止まるので、ゆっくり読めます。読み終えた文章も「記録」で押すと読み返せます。この先しばらく何も起きないときは、自動で早送りになります。

  3. 数・広がり・食べ物の幅に注意!

    出来事のあとには、なぜ大きな打撃を受けたのか、なぜ助かったのかが1行で出ます。数・広がり・食べ物の幅のどれかが落ちたときは「いきかた」を尋ねられるので、次の異変に向けて立て直してください。

プレイ画面。上に兆しの札、下に「備える」の選択肢が出ている
兆しの札と「備える」の選択肢。選ぶまで時間は止まります

血筋の3つの値

POPULATION個体数0 になると血筋が途絶えます。出来事で減り、時間とともに戻ります。体が大きいほど戻りが遅くなります。
RANGE広がりどれだけ遠くまで散らばっているか。広いほど、異変が起きても別の場所の群れが残ります。
DIET食べ物の幅食べられるものの多さ。何もしなければ少しずつ狭まり、出来事でも減ります。

大陸が動き、海が凍り、隕石が落ちる

中央の地球儀は、5億4000万年前から今日までの大陸の形を、古地理の標高データ(PALEOMAP PaleoDEMs)で500万年ごとに描いています。超大陸パンゲアがまとまり、裂けていくようすが見られます。それより前の大陸は形が分かっていないため、陸の広さだけを時代に合わせた想像図です。

大きな出来事は16回。5回の大量絶滅(オルドビス紀末・デボン紀後期・ペルム紀末・三畳紀末・白亜紀末)のほか、大酸化イベントや2度の全球凍結もやってきます。白亜紀末には地球儀がユカタン半島へ回りこみ、隕石が落ちて衝撃波が広がります。ペルム紀末にはシベリアから溶岩があふれます。

白亜紀末、ユカタン半島に隕石が落ちて衝撃波の輪が広がる地球儀
白亜紀末の大量絶滅。落ちた場所から衝撃波が広がり、空が塵で暗くなります

生き残りやすさは、Paleobiology Database の化石記録から求めた、時代ごとの実際の絶滅率をもとにしています。三葉虫やアンモナイトのように、記録の上で姿を消したなかまは、その時代で必ず途絶えます。

生命の樹で、ここに行き着いたと分かる

上の帯のボタン(PC は T)で、生命の樹を大きく開けます。中心が40億年前、外周が今日です。あなたの血筋は金色の線で、ほかの3つの血筋もそれぞれの色で描かれます。名前を押すと、その生き物の祖先をたどる線が最初の細胞まで光ります。

放射状の生命の樹。獣脚類を押すと、祖先をたどる線が白く光り、説明が出ている
獣脚類を押したところ。祖先の枝が最初の細胞まで光り、まだ見つけていない枝は「???」のままです

図鑑を埋めよう

遊ぶたびに、たどった枝とほかの血筋が通った枝が図鑑に記録されます。まだ見つけていない枝は「???」のまま。タイトルの「生命の樹の図鑑」でいつでも見られます。2回目からは、前の回で見つけた道は正体を見せたまま選べ、カードに「前に選んだ」「未発見」の札が付きます。

ヒトになるのがゴールではない

今日まで続いた血筋は、どれも40億年つながってきた血筋です。今の地球の生物量は、植物が約450ギガトン(炭素)、細菌が約70、古細菌が約7で、ヒトは約0.06です(Bar-On ほか 2018)。古細菌のまま40億年続くのも、甲虫として40万種に広がるのも、それぞれの繁栄のかたちです。

結果画面では、今の姿、続いた年月、推定の世代数、乗りこえた大量絶滅の数、今の地球での種の数が出ます。途絶えた血筋は、どの時代に、なぜ途絶えたかが残ります。

結果画面。あなたの血筋は今もαプロテオバクテリアとして生きている、と表示されている
結果画面。生命の樹のどこに行き着いたかと、新しく見つけた枝が出ます

操作

スマホは縦向きで、画面のボタンを押して遊びます。地球儀は指でドラッグして回し、ピンチで拡大できます。PC はマウスとキーボードで遊べます。

一時停止・再開Space
速さ(×1〜×16)S
次の決断まで進むN
おまかせ(決断を自動で選ぶ)A
生命の樹T(閉じるのは Esc)
選択肢を選ぶ1〜3
音のオン・オフM

だれでも使える研究データで作っています

大陸の移動Scotese & Wright (2018) PALEOMAP PaleoDEMs(CC BY 4.0)
地質年代・絶滅率The Paleobiology Database(CC0)
生き物のシルエットPhyloPic(121点。リンボク・種子植物・サボテンの3点は CC BY、ほかは CC0 またはパブリックドメイン)
数値の出典Crockford ほか 2023(これまでの細胞の数)、Bar-On ほか 2018(生物量)ほか

年代や数値には推定と概数が含まれます。生き残りの計算は、実際の絶滅率を使いながらもゲームとして単純化したものです。詳しくは出典とライセンスをご覧ください。

よくある質問

EXTANT とはどういう意味ですか?
EXTANT(エクスタント)は英語で「今も存在している」という意味です。生物学では、絶滅した生き物(extinct)に対して、今も生きている生き物を extant と呼びます。このゲームでは、あなたの血筋を今日まで途切れさせずに届けることを目指します。
無料で遊べますか?
はい、無料です。会員登録もアプリのインストールも要りません。ブラウザでページを開けば始められます。
1回にどのくらいかかりますか?
始める前に3分か5分を選べます(はじめは3分)。分かれ道で選んでいる間は時間が止まるので、実際には少し長くなります。プレイ中は速さを変えたり、次の決断まで進めたりできます。
ヒトになるのがゴールですか?
いいえ。細菌や古細菌のまま40億年続く血筋も、今日の地球ではヒトよりはるかに大きな生物量を持つ立派な結末です。行き着く先は134の枝のどれでもかまいません。
スマホでも遊べますか?
遊べます。スマホは縦向きで遊びます。横向きにすると案内が出て、プレイ中なら一時停止します。
音を消して遊べますか?
遊べます。はじめの画面とタイトルの SOUND を OFF にすると音なしで始まり、次に開いたときも OFF のままです。プレイ中は上のスピーカーのボタン、PC は M キーでも切り替えられます。
途中の分かれ道からやり直せますか?
できます。一度遊び終えると、タイトルに「分かれ道から始める」が出て、これまでの血筋がたどった分かれ道から選び直せます。結果画面の「分かれ道からやり直す」からも始められます。その分かれ道までは、前と同じ道を一瞬で進みます。
記録は残りますか?
生命の樹の図鑑と、これまでの血筋(直近10回)は、お使いのブラウザの中だけに保存されます。サーバーへは送りません。
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