ネガティブスペースとは、目の錯覚を利用して、書いてないものが浮かんで見えるテクニックです。有名なものでは、「ルビンの壺」は一度は見たことがあるかもしれません。”じっと見る”作業が必要なこの技法は、広告でもとても有効なテクニックで、作品としても面白いものに仕上がります。

そこで今回は、ネガティブスペースを有効につかった広告制作例をご紹介していきたいとお思います。

 

ビーチサンダルが並べらているはずが?!コカコーラ瓶が浮き出る広告

ネガティブスペース使った広告デザイン1

コカコーラ社の2010年のキャンペーン広告です。大きくビーチサンダルが並べられた広告で、一瞬見るとなんの広告だろう?と思ってしまいます。しかし、紙面のセンターにコカコーラのロゴがあることで、視線は画面中央に集中し、そこにコカコーラの瓶が隠れていることに気がつくのです。気づいた瞬間、人は気持ちが動き、思わず誰かに伝えたくなってしまうという心理をうまく使った広告ですね。

 

ニューヨークは、歩くからこそ楽しいんだ!ということを伝える広告

ネガティブスペース使った広告デザイン2

Noma Bar.が出している広告で、ニューヨークは歩いて回るのがいいね!ということを、ネガティブスペースをうまく使って表現しています。ニューヨークの象徴である自由の女神と、人が歩く様が一体化したビジュアルです。二つの要素を上手に伝えることができるネガティブスペースは、発見者をちょっと嬉しい気分にさせてくれます。

 

小さな子が思いっきり口を開けて食べている?!口とハンバーガーが一体になった広告

ネガティブスペース使った広告デザイン3

パッと見ると、小さな子がハンバーガーを食べようとしている様子をシンプルに描いている広告デザインですが、じっと見ていると、あれ?ハンバーガーが口になっている?!思わずうまい!と思ってしまう広告ですね。手の表情から今まさに食べている様がよく伝わりますね。

 

ネガティブスペースというテクニックは、見ている人の気持ちをくすぐることができます。広告デザインの他にも、ロゴマークなどにもよく使われているので、会社やお店のマークをちょっと意識してみると楽しいですよ。

「デザインインスピレーション」のコーナーでは、日々のインスピレーションに繋がる広告デザインやアートワークを紹介しています。