小さな世界観が広がるミニチュアは、日本だけではなく世界の人々の遊び心をくすぐるキュートな世界です。そんな世界観を広告の中に取り入れた作品が数多くあります。そこで今回はキュートだけではない、ミニチュアの世界だからこそ伝えられるメッセージ効果を上手く使った広告を紹介いたします。

 

見えないもの可視化する効果を狙った広告デザイン

ミニチュア世界を使った広告作例1

アメリカの総合化学メーカーDupont社の “What It’s Inside”というキャンペーン広告です。チーズの他にも中華まんやパン、ハムなどでシリーズ化しています。
ミニチュア世界を使った広告作例4

ミニチュア世界を使った広告作例5

シリーズ化した食材の中に、栄養と健康のために使用されているDupont製品を使うことで、より良い美味しくそして視覚的にも美味しさを引き出す役割があることを伝えています。食材の中にある食材を表現することを上手く表現された広告です。

 

焦点を集中させて興味を広告に引きつけるデザイン

ミニチュア世界を使った広告作例2

ジャックダニエル社のJennessee Honeyの広告デザインです。ぱっと見るとミツバチが群がっているように見えるのですが、よく見ると人々が集まっているのです。また台にも人が配されていて、続々と集まってくる様がよく表されています。この広告ができるまでの時間を考えると気が遠くなりますが、完成度の高い広告です。

 

小さいことを強調する効果を狙った広告デザイン

ミニチュア世界を使った広告作例3

ペプシミニの広告です。ペプシの広告はダイレクなメッセージを伝える広告が多いのですが、この広告もシンプルです。缶がミニサイズになったことで、ペプシの爽やかさやクラッシュ感もミニサイズに!という、思わずくすっと口角が上がります。この広告デザインには続編があります。この氷をグラスに入れて、ペプシコーラが注がれているというビジュアルなのですが、もちろんこれもミニチュアです。

 

ミニチュアの技法を取り入れる利点は、広告を見る人の気を引かせ、遠目から思わず近くで観察したい欲求を湧き立たせることでメッセージがより伝わりやすいことだと思います。わかっていても思わず引き込まれて、立ち止まって見てしまうのが悔しいですね。

「デザインインスピレーション」のコーナーでは、日々のインスピレーションに繋がる広告デザインやアートワークを紹介しています。