lowpolyデザイン

デザインインスピレーション

近未来的なジオメトリックイラストレーション

3D時代の到来とともに、ポリゴンという言葉が身近になったのは1990年代。家庭用ゲーム機や映画の特殊効果でも仮想空間における立体を平面状に演算して出力するコンピューターグラフィックスが用いられるようになりました。このころのポリゴンはポリゴンの座標数が少ない、現在ではローポリゴンと呼ばれる粗いものです。近年、webにおけるマテリアルデザインの台頭と呼応するようにローポリゴンのような直線で面を構成したジオメトリックイラストレーションが人気になっています。新しい描画の表現として今後も注目したいジオメトリックイラストレーションの秀作を見ていきましょう。

 

三角形で描かれた鋭い眼光のデザイン

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鳥の頭部分を描いた一枚のイラスト。面は全て三角形で描かれています。白い羽毛の毛並みは少しずつ違う色合いで描かれ、微妙なニュアンスを伝えます。互いにコントラストを持つ鋭角の面の連なりは宝石のカットのようにきらめいて見える効果があります。ローポリゴンとは思えないほど、わずかな色味の差や視線の鋭さを強調するコントラストなど印象深い一枚に仕上げられています。

 

ジオメトリックイラストレーションの発展形

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水面の輝き、空と水、人々の暮らしなど、心地よい世界観を伝えるグラフィック。リアルな陰影ですが、よく見てみるとポリゴンで作られた直線の面で作られているのがわかります。ジオメトリックイラストレーションでは面を一色のベタで塗りますが、こちらではグラデーションなどを重ねることでリアルな描写に成功しています。

 

理知的に人物を描くトレースのルール

人物を描くトレースのルール

往年の名優を描いた一枚。リアルな陰影は立体感のみならず人物の感情も伝えてくれるようです。左側はどちらかというと黄色に近い色味が、右に行くに従って青紫に近い寒色が使われており、ほのかに虹色になっています。また、ハイライト・シャドウは実際の(モデルになった写真の)ものと近い印象になるようにしつつ、変化が滑らかな部分を省力するなど粗密をつけて少ないポリゴンで描き出せるよう工夫されていることもポイント。同じように様々なイラストを描くことができるであろう、描き方のルールを示した一枚。

 

マテリアルデザインは色のベタを活かしたデザインルールです。色数を少なく、かつリアルに再構成したローポリゴンのジオメトリックイラストレーションは相性の良い素材になるでしょう。描き方のルールを決めて運用することで、多人数の現場でも共有しやすいこともメリットの一つです。

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