縦横に均等に配された格子線に沿ってレイアウトするグリッドレイアウトは、ポスターはもちろん、雑誌やチラシなど様々な媒体で活用されているレイアウト方法です。要素が直線上に揃うため整然とした見た目を生み、「どういう順番で見ていけば良いのか」 見る人の視線を誘導する働きもあります。ここではポスターの中の一部にグリッドを設け要素を落とし込んだグラフィックを集めてみました。

 

アクティブな背景にどっしりとした見出しのポスターデザイン

どっしりとした見出しのポスターデザイン

スノーボードで疾走する人物と雪山の夕暮れを捉えた印象的なイラストを背景に、規則正しく並んだ見出しの文字が美しいポスター。グリッドで配された文字自体も全体のグラフィック要素の一つとしてイラストと呼応するように配されています。文字と絵が一体になった画面の中でも文字=情報として認識されるよう、夕日のフォルムとカラーが文字と響き合うなどレイアウト上の工夫が見て取れます。

 

それぞれの個性を均等に見せる配置のデザイン

均等に見せる配置のデザイン

デザインのレイアウトでは、要素に順位をつけて大きさやマージンの取り方などで強調したい要素に差をつけるのが定石とされています。「タイトル」「小見出し」などで要素を分けるのはその代表ですね。逆にそれぞれの要素に差をつけたくない時に有効なのが、圴一グリッドのレイアウトです。こちらのポスターでは個性豊かな目玉焼き人やハンドスピナー人のイラストをグリッドで均等に並べることでそれぞれのユニークさを引き出しています。

 

文字だけのポスターを読み進めてもらう工夫

文字だけのポスターデザイン

線の引かれたグリッドの中に文字や文章をシンプルなルールでレイアウトしたポスターデザイン。日付や連絡先、交通案内など文章量が多いと読み手に飽きさせないようなデザインの工夫が求められますが、こちらのデザインではグリッドのマス目それぞれに情報を割り当てることで見やすさを確保しつつ、タイトルはひとマスに一文字を割り当てることで大胆に強調します。斜めに引かれた線がデザイン要素として機能している点もポイントですね。

 

グリッドレイアウトはデザインの中でも最初に習う定番中の定番ですが、扱う要素によって見せ方も様々です。イラストに溶け込ませたり、要素同士の情報を整理したりと多様な工夫を持たせることができます。今回ご紹介した以外にも、不均等なグリッドレイアウトではより魅力的でグラフィカルな見せ方も可能です。頻出するレイアウトであるグリッドレイアウト、様々な場面で使えるよう引き出しを多くしておきたいですね。

 

「デザインインスピレーション」のコーナーでは、日々のインスピレーションに繋がる広告デザインやアートワークを紹介しています。