数字のデータや全体の文書構造など、パッと見てわからないものを理解するのにはちょっとしたハードルがあります。何を示しているのか、母数は何か、何と相関があるのかなど、慣れている人ならばすぐに理解できるものでも、見慣れていないグラフや数値を把握するのは一手間です。ここではグラフィックの力でデータを見やすく、かつ魅力的にしたインフォグラフィックのデザインをご紹介します。

 

見た目と数字が一致するパイの円グラフ

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どんなパイがアメリカの感謝祭で好まれているのかを示したグラフです。それぞれの割合をパイのピースで示している点がユニークですね。パイの形状を円グラフになぞらえたことで、見る人にも自然に受け入れられます。また、それぞれに飾り付けられた美味しそうなパイの写真も見ていて楽しいものです。一枚のイメージとして美しく、情報をわかりやすく直感的に伝えた秀作です。

 

世界地図とデータを重ねたインフォグラフィック

インフォグラフィック

日本でも大きな話題となった環太平洋パートナーシップのカナダと各国の相互関係を示したグラフ。数字を円の面積で把握でき、各国の位置関係が一眼でわかるようになっています。このような、地図とデータを組み合わせたデザインは様々な業界で役に立つものです。国内の発電量・消費量であったり、各県ごとのインフルエンザ罹患者数であったり、気象条件であったりと様々な調査の結果をわかりやすく提示してくれます。

 

月の満ち欠けと潮の満ち引きを示したカレンダー

カレンダー的インフォグラフィック

私たちの住む場所の環境は日々変化しています。月の満ち欠けと潮の満ち引きもその一部です。特に海沿いの町では潮の満ち引きが一日の仕事を決めることもある大事な情報です。このカレンダーではカジュアルな描写で月と潮の満ち引きの状況を示します。手書きの柔らかな線は、データとしては正確さに欠けるのかもしれませんが、見た目にもどのようなリズムで月と潮が変化しているのか直感的にわかるようになっています。

 

専門家でなければ読めないようなグラフを、概要をまとめ簡略化し一般の人々にもわかるように広めるのは社会的利益です。インターネットにおける個々人の活動を数字として把握したビッグデータの利用がマーケティングの場で広く活用されるようになってきましたが、その内容を専門家以外にもわかりやすい形で提供するインフォグラフィックはこれからますます有用になってくるでしょう。ビジネスにはもちろん、日常にも役立つデータを様々な人が享受できる形にかえる技術です。

 

「デザインインスピレーション」のコーナーでは、日々のインスピレーションに繋がる広告デザインやアートワークを紹介しています。