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ビジュアル表現のアイデアにあふれたウォッカの広告例
広告デザイン

ビジュアル表現のアイデアにあふれたウォッカの広告例

1979年に米国ニューヨークで発売されて以来またたくまに世界的ブランドになった「Absolut Vodka」(アブソルートウォッカ)。「Absolut」というブランド名は「absolute」(絶対的とか究極の、の意)という英単語が商標登録できなかったため「e」を省いたものです。最初のキャンペーンビジュアルは、ボトルの上に輝く輪が浮かんだ写真に「Absolut Perfection」(絶対的完璧とAbsolut的完璧の両方の意)というキャッチが添えられたシンプルなものでした。このキャンペーンは成功し、2000年代初頭まで「Absolut [something]」(絶対的◯◯)というコンセプトは続きました。アンディ・ウォホールをはじめ様々なアーチストが参加したアブソルートの広告はビジュアルアイデアの宝庫です。

 

ボトルに印刷された文字を飛ばしてみた広告制作例

ウォッカの広告デザイン作例1

キャッチは「絶対的言葉」とありますが、ビジュアルではボトルに印刷された文字がすべて吹き飛んでいます。飲めばわかる、絶対的なウォッカに言葉はいらない、というメッセージを視覚化したのでしょう。それと同時にボトルのフォルムを印象づける表現になっています。

 

ボトルを隠してみた広告制作例

ウォッカの広告デザイン作例2

たくさんの蝶(ちょう)が群がってボトルがすっかり隠れてしまっています。これはフレーバーをつけたAbsolutの最初の製品「Citron」(シトロン=レモン)の広告ビジュアルです。「Citron」はレモンとライム風味、レモンピールが加えられています。アブソルート製品のコンセプトは、糖分を加えず、天然の原料だけを使うというものです。蝶が群がっているいる理由もそこにあるのでしょう。

 

ボトルを製品の素材で満たした広告制作例

ウォッカの広告デザイン作例3

もうひとつのフレーバーウォッカ「Absolut Kurant」(アブソルートカラント)の広告ビジュアルです。スウェーデンでポピュラーなブラックカラント(black kurant = カシス)風味の訴求がテーマです。天然の材料であることをバスケットや木漏れ日などで表現。特徴的なボトルはバスケットのフォルムとしてのみ残っています。

 

「絶対的」ご当地広告の制作例

ウォッカの広告デザイン作例4

キャッチは、絶対的ロンドン(アブソルート的ロンドン)。もはや、ボトルはどこに隠れているでしょうか?的なビジュアルです。ロサンゼルス、パリ、ローマ、アテネ、バンコックなど世界の有名都市の象徴的な風景の中にボトルを埋め込んだシリーズのひとつです。アブソルート・ワールドはどんどん広がっていきます。

 

Absolutの特徴的な丸型のボトルの首都ストックホルムの骨董品店で見つけられた18世紀の試薬品をベースに作られました。Absolutは19世紀後半のスウェーデンにルーツがあることを踏まえたものです。その後マイナーチェンジが繰り返されていますが、基本的なコンセプトは不変です。パッケージとブランディングとの関係についても参考になるのではないでしょうか。

「デザインインスピレーション」のコーナーでは、日々のインスピレーションに繋がる広告デザインやアートワークを紹介しています。

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