器の形や動きによって、どんな姿にも変わることのできる「液体」。そんな液体を使ったデザインは、時にはみずみずしく躍動感のあるもの、時には落ち着いた静けさや清潔感のあるものなど、多様性に富んだ表情を見せてくれます。今回は、いろいろな液体の動きが効果的に使われた広告デザインを集めてみました。

 

水を隔てて違った世界を表現した広告デザイン

スポーツシューズの広告作成例

スポーツシューズの広告デザインです。水の手前には「怒り」「悲しみ」「狂気」などのネガティブな意味を表す言葉がちりばめられています。しかし、水の向こう側にはそれがなく、「スポーツによって清々しい汗をかくことによって日常のストレスから解き放たれる」という爽快感をうまく表現しています。スポーツによってポジティブな世界へと踏み出す躍動感が、水を使うことでより効果的になっています。

 

水の中からの視点が効果的な広告デザイン

トイレ洗浄剤の広告デザイン

トイレの水を清潔に保つ洗浄剤の広告です。水中から見た視点でデザインされていて、スマートフォンをトイレに落とした女の子の表情が水でゆがんで、より一層困ったように見えます。でもその水はとても綺麗に澄んでいて、一瞬トイレの水とは思えないほど。この商品によって清潔に保たれているから心配ないということがしっかりと印象付けられています。

 

液体をドラゴンのように形取った広告デザイン

バカルディの広告作例

ラム酒(バカルディ ラム)の広告デザインです。お酒の液体がトラゴンのような形になっていて、歴史あるラム酒の伝統と少し妖艶なイメージもプラスされています。ドラゴンそのものの画像を配置するのではなく、液体で表現することで飲み物の広告であると印象付けています。暗闇の中にスポットライトが当たったような表現で、ボトルのパッケージもしっかりと頭に残り、商品自体のアピールもしっかりとされているデザインになっています。

 

液体を用いたデザインは、その使い方によってかなり印象が違ったものになります。形や動きを自由に変えられる物質だからこそできる表現も多くあり、デザインの可能性を大きく広げてくれる要素の一つではないでしょうか。

「デザインインスピレーション」のコーナーでは、日々のインスピレーションに繋がる広告デザインやアートワークを紹介しています。