ロゴのシンボルマークを作成するときに、グリッドとガイドラインを使うと、整然とした幾何学的な印象を得られます。また、その活用方法によっては、さまざまなフォルムを柔軟に作り出すことも可能です。グリッドとガイドラインで動物のモチーフをシンプルに描いたサンプルを紹介します。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
等間隔のグリッドに基づいて描かれた愛らしいウシのロゴ
ロゴデザインを見る (via Instagram)
ウシの体のほとんどの部分が、水平方向に等間隔で設けたガイドラインに沿って描かれています。グリッドで形づくられたの正方形を半分にした同じ大きさの三角形が脚としてうまく配置してあります。角と尻尾は、円のガイドラインに基づいています。尻尾の房だけはフリーハンドの名残があります。真円の白抜きで表現した目の大きさと位置が、このウシの可愛らしさの決定づけているようです。
円のガイドラインで生み出されたシャープなコウモリのロゴ
ロゴデザインを見る (via Instagram)
コウモリの特徴である翼の形は、黒い面を円で切り抜いて作られています。片側の翼が基本的には、わずか3個の円と1本の水平線で描かれているのがおもしろいですね。尾の先端は、左右の円が交差する点よりも少しだけ下にズラしたことで、微妙なカーブが生まれています。ガイドラインをどのように設定するかが、グリッドとガイドラインに基づくマーク作りのポイントのひとつです。実はこのマークは、映画『バットマン』のロゴのひとつを再現しようとした習作です。ちなみにバットマンロゴは映画作品ごとに異なっていて、数多くのバージョンがあるそうです。
最小限のガイドラインで再現された鳥のロゴ
ロゴデザインを見る (via Instagram)
とても大きなくちばしが特徴のオオハシという鳥をロゴマークにしました。ガイドラインはタテヨコの2本の直線と互いに直径の異なる4個の円です。そのガイドラインに囲まれた面を3つだけ塗りつぶして、この独特の鳥を描き出しました。オオハシという鳥が極めてユニークなので、デフォルメしやすいということもありますが、なかなか見事です。くちばしと顔で十分認識できるので、羽や胴体は省略している点も、ロゴマークづくりでおおいに参考になるでしょう。
ロゴマークは様々なサイズで表示されます。グリッドをうまく使って作成すれば、どのような大きさでも破綻のないマークを得る可能性も高くなります。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。ロゴデザインの作成について
■ロゴ作成の依頼・制作料金について
ロゴ作成は予算や要望に応じたプランからお選びいただけます。お求めやすい価格でロゴの制作依頼が行えます。詳しくは上記リンクより制作料金プランをご覧ください。ロゴ作成の代行・委託・外注については気軽にお問い合わせください。
■ロゴデザインの作成・提案事例へ
ロゴの制作実績を掲載しています。会社・商品・ブランド・団体など、カテゴリ別にロゴのサンプルをご覧いただくことも可能です。