私たちは生き物に対して、親近感や強さ、しなやかさなど様々なイメージを持っています。それらのイメージと企業やショップのコンセプトを重ね合わせることで、見る人にコンセプトがより伝わりやすくなります。そこで今回は動物や魚、鳥などの生き物をモチーフとしたロゴマークデザインをご紹介したいと思います。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
ビール会社の5周年を祝うロゴマークデザイン
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コロラド州のポンチャスプリングスの町で、ビールの醸造を行っている会社「Elevation Beer Co. 」の5周年を祝ったロゴマークデザインです。中央にはワシが翼を開けている様、そしてお腹の部分は自社ロゴマークが配されています。ロゴの周りにはビールの原料であるホップが描かれています。エンブレムデザイン風に仕上げられたロゴマークは、要素が多く取り込むことができ、絶妙なバランスで仕上げられています。社名、5周年、会社のある場所としっかりと記載されながらも3色に抑えられた色と構図で仕上げられています。
フランス料理のレストランのロゴマークデザイン
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フランスのビストロ精神を取り戻す!をコンセプトに、豚をモチーフとしたシンプルでありながら軽快なロゴマークデザインです。フランス精神を表現するために、トリコロールカラーで豚を着色し、上半身と下半を逆さまに描くことで、軽快さやユーモアなイメージを伝えています。Cochon Dingueは「クレイジーブタ」を意味し、見る人によっては、前足で軽やかに歩いて見えたり、トランポリンをしている様に見えたりするというユニークなデザインです。
ブルテリアをモチーフにしたロゴデザイン
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ブルテリアはのっぺりとした大きな顔と小さな目を持った、18世紀にイギリスで交配された犬種です。この犬の名前がついたバーの名前が、ブルテリアです。犬のマークの左に “ BAR ” の文字が入り、右側には “ CAT ” の中央に横線が引かれます。猫は入れませんよというサインでしょうか。いや、考えようでは横棒を “ BAR ” と言いますから、猫バーとも読めますね。そんな遊び心満載のロゴマークです。
骨はペットのごちそう? – ペットフードのロゴデザイン
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ロゴの “ BONE-A-PET-TREAT ”は英語4文字で、「骨はペットのごちそう」とあります。これはフランス語で「たくさん召し上がれ」の “ bon appetite ” をもじったものです。発音、リズムが似ていることで、この文句を採用したのでしょう。フランス語の「ボン-ナ-ペティト」を英語で「ボーン-ア-ペット-トリート」に遊んだわけです。骨を黒色で、犬の口を地色で表現する単純なものですが、とても可愛いロゴになっています。最下部には「あなたのペットは、我々の情熱です」とキャッチが入っています。
戦闘態勢にあるライオンの姿をうまく表現したロゴデザイン
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相手を威嚇するようなそぶりを見せるネコ科猛獣をあしらったロゴデザインです。空手衣など、格闘技のための道具を展開しているスポーツブランドのロゴのようですが、体を丸くくねらせて戦闘態勢にあることがうまく表現されています。ちなみにブランドの単語のは造語です。「先頭を切って進むもの」などの意味がある「VANGAURD(先鋒)」をもじったと推測されます。
チーターの走る姿にスピード感を感じるロゴデザイン作成例
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ビジネス向けのソフトウエア製品を作っている企業のためのロゴデザイン案です。チーターやヒョウなど、足が速いネコ科の動物がまさに獲物を追いかけて走る姿を表現しています。体全体が電子回路のようにも、迷路のようにも見えるデザイン。シルエットだけでなく、口や目、耳、足などがきちんと描かれているせいか、スピード感を感じさせます。
のほほんとした羊のロゴ
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のほほんとした様子の羊デザインです。牧草地を跳ねるように歩く姿が目に浮かびますね。線だけで描かれた足と、洗濯板のようにも見える単調な羊毛のラインがなんとも脱力的で、可愛いです。見ていて安心する、シンプルの良さが光る作品です。
豚だって鼻をアップに – 定番アングルのロゴ
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豚の鼻をアップにしたデザインです。彼らの特徴的な鼻の形が印象強く、また可愛さが表れています。少し傾げたような顔の角度も可愛さをアップさせていますね。動物のピュアな眼差しは見るものにポジティブな印象を与えます。お店のロゴとしても親近感やプラスな印象を与える、良い効果を発揮しそうです。
ポップに描く可愛さが魅力的な鳥の雛のロゴ
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離れた目、小さな口、真ん丸な顔。実際の鳥を連想するよりも、既に一つのキャラクターとして確立しています。目が大きくて可愛い、というのとは少し違って、憎めない可愛さ、といったアングルで描かれているのが面白いですね。
動物園のロゴマークデザイン
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1865年に創業された歴史あるポーランドにある動物園のロゴマークです。キリンや象、ラクダといった動物園にいてる動物と、動物園の名前の頭文字Wを組み合わせたロゴマークです。子供達がより頻繁に動物園に訪れたくなるよう、各動物たちに色を割り当て、看板や各ツールなどに展開されています。一筆書きでかけるようなシンプルな動物のイラストが印象的で、想像力をかきたてられますね。
エジプトの天空と太陽の神をモチーフにしたロゴデザイン作成例
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精悍な隼をモチーフにしたロゴデザイン作成例です。ロゴタイプにある「HORUS(ホルス)」とは、隼の頭部をもつエジプトの天空と太陽の神です。鋭い嘴と折りたたんだ翼を、円弧を使って上手く表現しています。円形ですので全体的にはまとまっていますが、不思議と動きを感じさせるロゴデザインです。
仲の良い二羽の鳥をモチーフにしたロゴデザイン作成例
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かわいらしい二羽の小鳥が木にとまっています。少し距離を置き、お互いに見つめあっている姿がほほえましいですね。小鳥達はそれぞれ別の円環の中に描かれ、少し距離が置かれています。これから恋の物語が始まるかのような感じです。暖かみのあるオレンジの描線で描かれていて、見ているとほっこりします。
止まり木とかわいい鳥をモチーフにしたロゴデザイン作成例
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こちらのロゴデザイン作成例では、円環の中に小鳥が描かれています。目以外は一筆書きで描かれており、つい目で形をなぞってしまいます。鳥を中央より少し左に寄せていることで、顔が向いている右側に若干の空間を作っており、これにより円環の中が詰まった感じがせず、安心感があります。背景に濃いオレンジを使うことで、暖かいイメージを演出しています。
円を基調にしたシンプルな鳥をデザインしたロゴデザイン作成例
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鳥が羽ばたいてる姿が描かれています。2つの円弧を組み合わせた、シンプルなフォルムです。翼はブラウンで彩色されていますが、手前側の翼は濃く、奥の翼は薄く彩色することで、上手に遠近感を出しています。くちばしの黄色が良いアクセントですね。
クジラがシンボリックに!若年層に人気が出そうなロゴデザイン
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太陽が登る明るい空と、鯨が雄大に泳ぐ大海原。素晴らしい大自然の明るい景色をモチーフにしたオシャレなロゴです。複数の色を利用しているので、印刷で仕上げる時と、サインを制作する時と、Web用に使用する時のカラー設計をしっかりする必要がありますが、カラフル、且つ白いラインでオシャレに仕上げています。アウトドア・ファミリー系のアパレルブランドやショップのブランドとして活躍しそうな楽しいロゴです。
黄金比率で作られた犬がモチーフのロゴマーク
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犬をモチーフにしたロゴです。ツイッターの公式ロゴが黄金比で作られていることは有名ですが、これも黄金比率を元に作成されています。曲線を巧みに生かし、犬種まで表現するのはさすがですね。犬好きとしてはこんなロゴがついたドッグフードが売っていたら即購入かもしれません。
重厚で躍動感のある騎馬をモチーフにしたロゴマーク
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これは線を巧みに生かした馬と兵士のロゴ。騎馬という重厚で伝統あるイメージを崩さずに親しみが持てるロゴに仕上げています。中心に置かれた十字の紋章に視点を定めつつ、躍動感あふれるロゴはアイキャッチとして安心感と信頼を与えてくれます。
親子のクマを巧みに使った安心感を与えるロゴマーク
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熊の親子をイメージしたロゴ。母グマが子グマを何かから守ろうとしている様子が見事に表現されています。モノトーンでありながら親子の表情が微妙に違って見えるのもデザイナーのセンスが生きていますね。
イニシャルを模った遊び心のあるマーメイドのロゴデザイン
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これは動物?というか人魚ですが、遊び心の中にちゃんと「S」の文字が表現されているところがうまいですね。ロゴにイニシャルをかたどる手法はよくありますが、まさか人魚で表現するとは恐れ入りました。身体のくねり具合もさることながら表情もどこかしら愉快です。
平和を表わす鳩を支える思いやりのロゴマーク
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鳩そのものが平和の象徴というよりも、聖書に基づくオリーブをくわえた鳩がその平和を表わすシンボルの元となっているそうです。鳩の神聖なイメージはここから来ているのかもしれません。ノアの方舟の話によれば、全てを飲み込んだ大洪水が終わり地上に草木が育ち始めたことを知らせたのがオリーブの枝をくわえた鳩であった為、新しい平和な世界の訪れを知らせる象徴として鳩が用いられるようになりました。
今回のロゴデザインもその平和を表わすオリーブをくわえた鳩ですが、人の手が飛び立つ鳩を支え、助けているように見えますね。人による思いやりを代弁している様です。そして羽ばたく鳩の羽をよく見ればこちらも人間の手のようになっていることにお気付きでしょうか。人によって守られた平和、動物と人間とが手を取り合って作る平和、様々な解釈が出来そうですね。シンプルに白と淡いブルーで描いている所が、よりロゴイメージを清楚な印象に仕上げています。
柔らかな羽音が今にも聞こえてきそうな軽やかなロゴ作成例
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こちらもオリーブの様な葉をくわえた平和的な鳩がモチーフです。薄いシフォンの様な布が舞っているかのようなラインがとても柔らかく、そのラインが重なり合うことで鳩を描き出しているのがとてもユニークな手法です。そして、その柔らかな半透明さが軽やかに羽ばたく鳩の羽根を見事に表現していますね。とても儚くか弱く見える鳩も羽ばたいていく姿はとても力強いように、ふんわり描かれたラインも少しずつ重なり合うことで鳩を形作り、躍動感を与えています。柔らかさと力強さをバランス良く組み合わせたロゴデザインです。
可愛く、力強く – エネルギッシュな鳩のロゴ作成例
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真っ白な鳩が柔らかな炎を背に背筋をピンと張っているかのような姿が可愛らしいですね。見方によっては強い志に燃えている姿の様にも見えます。炎を赤ではなく紫から青のグラデーションを使って描くことによって、穏やかさとどこか神秘的な印象を炎から引き出しています。平和の鳩とエネルギッシュな炎という違うコンセプトを上手く繋ぎ合わせたロゴデザインです。
キラキラな女の子と猫を重ねたブランドロゴデザイン
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猫らしい目を強調させた目元と、お花を自慢げに頭に載せた猫がちょっと小悪魔的で可愛いですね。相手に媚びずに自分のしたいように振る舞い、でも自分が欲しい物があればちょっと甘えてみたりも出来る、柔軟な自由さは人間が憧れるスタイルかもしれませんね。ブランドのモチーフとしてプラス効果が期待出来そうです。見方によってはjewellyとapparelの文字が頬に掛かって、少し赤くなった頬の様にも見えるかもしれません、それか自慢の髭かもしれませんね。ちょっとおすましした可愛さが何とも憎めないデザインです。
シェルターも兼ねた猫カフェのロゴ作成例
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猫とたわむれながら香り高いコーヒーを楽しめる猫カフェのロゴマークです。このカフェは飼い主のいない猫のシェルターも兼ねています。猫が好きだけど飼えないひとと、主人のいない猫とを結びつける場にしたい、というオーナーのやさしい気持ちがストレートに表れているほのぼのとしたロゴです。カフェの名のとおりハッピーな猫に会えるでしょう。
可愛いクマを見つけたら目が離せないロゴ
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こちらはテディベアなどを扱うぬいぐるみの会社のロゴデザインです。ロゴタイトルは長い丸に添う様に描かれ、全体的に丸みを帯びて子供らしさを感じさせる印象となっています。赤を用いることによって、活発な印象も同時に描いていますね。そこに覗き込む様に表れるシロクマの表情が何とも言えず可愛いですよね。こちらも前のロゴと同様、はっきりとイラストの縁取りをしていないにも関わらず、自然とクマが浮き上がって来るように見えます。また、ロゴとの境目が波打つようなラインで描かれることで、クマの柔らかさ、ふわふわな毛並みを感じさせています。
力強く、大容量、そして信頼できる安定性が伝わる企業ロゴ
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ドッカーという社名そのまま、こちらの会社ではソフトウェアとなる商品をある場所から別の場所へと移行することを可能にするソフトウェアを開発しています。ドッカーとは元々は港湾労働者のことですが、大きな荷物を難なくスムーズに運搬しているイメージがありますよね。そのイメージを元に、「難なくソフトウェアを移行出来る」というイメージをこのソフト自体に持たせることが出来ています。積み重なったコンテナは、このソフトが移行させる情報を形として表わしていますね。
そして、何よりも目を引くクジラが、一度見たら忘れないロゴとしてのデザインを確立すると共に、その大きさはソフトが運用出来る情報量とソフトの安定性を分かり易く表わしています。可愛らしいクジラは難しいソフトウェアに親しみ易さを感じさせますね。又、敢えて海を描き、クジラの身体半分を覆うことによって、このソフトウェアが全面的に活躍するというよりも、「縁の下の力持ち」的なポジションで働いていく様子を見事に形にしています。
もうちょっとした有名人?
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コンピューター関係に携わったことがある方はもしかすると既に彼を見掛けたことがあるかもしれません。こちらはGolangというプログラミング言語のキャラクターであり、ロゴとなっているデザインです。Gopherというアナネズミ(地リス)とlanguageを組み合わせた名前となっています。見ての通り、そのアナネズミをモデルとして描かれたロゴですが、なんとも言えないちょっと気の抜けた顔と不格好な短い手足が凄まじいインパクトを生んでいます。一度見たら忘れないロゴとはまさにこういうデザインのことを指すのでしょうね。どこかパソコンのマウスを思わせるフォームも良いアイディアですね。
ITとなると、ついシャープであったりスタイリッシュであったり、機械を思わせる無機質な印象を持ったロゴが多いかと思いますが、ちょっと堅苦しい印象を持たれ易い会社や商品には、あえてポップなキャラクターをロゴとして起用することで簡単に親近感を大幅アップすることが出来る様です。
今回紹介したロゴマークデザインは、業種は全く異なりますが、どのロゴマークデザインも親しみを感じます。それは私たちの生活に身近に見ることができる生き物たちだからだと思います。その動物たちが生き生きとシンプルに登場させることで、親近感や信頼性などの印象を与えるのだと思います。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。ロゴデザインの作成について
■ロゴ作成の依頼・制作料金について
ロゴ作成は予算や要望に応じたプランからお選びいただけます。お求めやすい価格でロゴの制作依頼が行えます。詳しくは上記リンクより制作料金プランをご覧ください。ロゴ作成の代行・委託・外注については気軽にお問い合わせください。
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