ポスターをデザインする上では、当然ですが構図だけでなく配色も重要です。色にはそれぞれ意味があり、感情を暗に示すことができるツールとも言えます。ポスターで何を伝えたいのか、どのような雰囲気を伝えたいのかによって、使用すべき色も変わってきます。ここでは、各色が持つ基本的な意味合いをまとめ、どのような感情を引き出す効果があるのかについてまとめました。
有彩色の中で最も明るい黄色は太陽の色!
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有彩色、つまり白、灰、黒以外の色彩の中で、最も明るいのが黄色です。最も明るいというポジションからも想像できるように、黄色には幸せ、快活、フレンドリーといった意味合いがあり、太陽を表す色でもあります。黄色を基調にしているこちらのポスターは告知するイベントが、陽気で明るいものだというのが伝わりますね。このようにポジティブなイメージがある一方、危険や緊張などのシグナルでもある黄色は、注意喚起を促すポスターにも使用されることが多いです。
オレンジ色を中心に、明るく快活なイメージを表したデザイン
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オレンジ色には、炎や温かさといった火に関する意味合いがあり、行動的、楽天的といった印象を与えます。そのため、明るく快活なポスターデザインに効果的な色といえます。こちらのポスターは、テニスの試合でのワンシーンですが、選手の表情とオレンジ色のテニスコートから、臨場感のある試合の熱気や喜びが伝わってきます。こちらのポスターには、背景がブルーのもの、グリーンのものといくつか種類があるので、機会があれば見比べて見ても面白いかと思います。伝わる雰囲気が違ってきますよ。
ビビットなピンクで女性らしさや無邪気さを連想させるデザイン
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ピンクが女性的なイメージとしてとらえられるのは、私たちの生活習慣でも幼いころから定着しているものかもしれません。かわいらしい、華やか、そういった印象が強く、女児の洋服デザインでもピンク色はよく使用されています。また、ピンク単色ではなく、ビビットな色からパステル調の色まで、類似の色合いで配色をまとめることで、よりイメージも強くなります。最近はジェンダーと色の結びつけは少なくなってきましたね。
色が持つイメージや意味を理解することで、ポスターやチラシを作成する際の配色にも幅が広がります。今回は単色での色選びについてまとめましたが、複数色の組み合わせによってまた違う表情を見せてくれるのが、色の世界の不思議であり魅力の一つです。配色をマスターするまでには時間がかかりますが、いろいろと試しながらその効果を感じてみることが、習得につながります。デザインと一緒に、配色も楽しんでみましょう!
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。ポスターのデザイン料金と作例
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