⚖️AIと著作権の約束
AIはとても賢いけど、その賢さの裏には、みんなで考えるべき大切なことがあります。
📚AIは何から学習しているの?
AIは、インターネットにあるたくさんの文章や絵を学習しています。まるで、世界中の図書館の本を全部読んでいるようなものです。
でも、そのデータには、著作権のある作品が含まれていることがあります。自分の作品が知らないうちにAIに学習され、悲しんだり困ったりしているクリエイターさんが世界中にいます。
ちなみに、日本の法律(著作権法30条の4)では、AI を作る人がしくみを調べる目的でデータを学習に使うことは、とくべつに認められています。でも世界中でまだルール作りの途中なので、これからも様子を見守ることが大切です。
🎨AIが作ったものは誰のもの?
著作権とは、作品を作った人(著作者)が持っている権利のことです。
AIが作ったものが、誰かの作品にそっくりになることもあります。それを知らずに使うと、その人の著作権を侵してしまうかもしれません。
AIの技術はものすごいスピードで進んでいるので、まだ世界中の国々の法律やルール作りが追いついていないのが現状です。だからこそ、使う私達一人ひとりが気をつける必要があるのです。
また、AI が生んだアイデアに 自分で色やストーリーを加えて新しい表現を作り出したときは、その人にも著作権が生まれることがあります。
📝学校で使うときの約束
- まず最初に、学校や先生がAIを使っていいかというルールを確認しましょう。宿題によっては、使ってはいけない場合もあります。
- 使ってよい場合でも、自由研究や作文でAIを使ったときは、かならず「AIを使いました」と先生に伝えましょう。
- どこをAIに手伝ってもらったか、書いておくとさらに良いです。
- AIが作った絵や文章を、そのままコンクールなどに出すのはルール違反になることがあります。